鍼灸師にとってセカンドオピニオンとは

久しぶりの更新になってしまいました。。。(ネタはあるのですが)

先日、新聞を読んでいたら「セカンドオピニオンが普及しない理由」が特集されていました。

そもそもセカンドオピニオンとは・・・

「あなたにとって最善と考えられる治療を、患者と主治医で判断するため、主治医以外の医師の意見を聞くこと」(引用:セカンドオピニオン・ネットワーク

セカンドオピニオンは米国では定着しているようですが、日本では普及されていないのです。

患者さんにとって、複数の医師から賛同を得られた治療法を受けたいと思うのは当たり前ですよね。でも、セカンドオピニオンを取りたいことを担当の医師に告げると「私の治療方針が信用できないというのですか?」と言われるケースがよくあるようです。

医療の場で尊重されなければならないのは、患者さんの気持ちのはずです。でも、どうやら医師のプライドが優先されることが多いようで・・・残念です。

問題はそれだけではなくて、保険制度にも問題があることが新聞で指摘されていました。

さて、このセカンドオピニオンを自分の鍼灸の仕事に置き換えて考えてみます。

ranking←クリ助のツボ。本日の順位は?気になる方は続きを読む前にクリックしてください!


鍼灸師には診断する権利が認められていません。
簡単にいうと、病名をつけてはいけないということです。

病名をつけるのは医師の仕事

なので、鍼灸師は患者さんに病名を告げることはできません。

診断する権利のことを「診断権」と言いますが、診断権が認められていない鍼灸師にとって、一般的に言われているセカンドオピニオンには関われません。

でも、全く無関係というわけでもありません。

鍼灸院に通う患者さんは、病院にも通院していることがあります。そんな患者さんが告げられた病名に私たち鍼灸師が疑問を持った場合です(常に疑っているわけではありませんが、時として…)。疑問を抱いたとしても、「その診断は違うかもしれません」と患者さんにストレートに告げることはできません。かといって、こちらも医学知識と経験から判断している以上は無視するのも問題です。

「おかしいな」と思った時、患者さんにセカンドオピニオンを取るように勧めています。

「他の先生の意見も訊いてみてはいかがですか?」

と言ってみます。

でも、患者さんは、

「今かかっている先生に悪いから・・・」

と担当医に遠慮がちな発言をすることもしばしばです。

もう一つのパターンは、

「そんなこと言ったら先生に嫌われちゃう」

と、医師の機嫌を伺う様子です。

セカンドオピニオンに対する意識は、患者さん側も変えて行かなければならないと思います。とはいえ、病気や症状に悩む患者さんですから、できるだけ医療者の側から患者さんを良い方向に導くことが大切だと思います。

セカンドオピニオンを取らずに手術をして、後悔している患者さんと話したこともあります。手術をした後、その医師の治療に疑問を持って、他の医師にかかったと言っていました。そこでは、「その手術は必要のないものです。私ならやりません。」と言われガックリしてしまったようです。

人間を相手にする医療には正解がないのかもしれません。でも、患者さんと医療者の双方が納得した治療をするのがベストです。鍼灸でも患者さんの同意が大切です。「ベットに寝かされたと思ったら、いつの間にか鍼や灸をされていた」なんてことがあれば鍼灸の信頼は損なわれてしまうでしょう。

今日は久しぶりだったので、難しい内容を選んで書いてみました。

ranking←クリ助のツボ。セカンドオピニオンの普及に賛成してくれる方はクリックしてください。

このブログのトップページに戻る▲

コメント

  1. Chab より:

    「私の治療方針が信用できないというのですか?」
    ・・・居ますよ~、こういう傲慢な医者!
    あなたはそんなに腕がいいのか!?と突っ込みたくなります。何をそんなに威張りたいんだか・・・。
    私と相方はそんな医者を信用してしまって、あやうく子どもを得る機会を失うところでした。
    二度と行きませんよ、そんな医者は。

  2. めろり より:

    クリ助さん こんばんは。
    セカンドオピニオンとても大切だと思います。
    夫の父は、それをすることができず、具合はすでに悪かったにもかかわらず、、、
    別の病院で告げられた病名は、ガンでした。
    それもイヨイヨ倒れて動けなくなってから、別の病院へ行ったんですから。。
    私には、チョット理解できかねます。
    医者も人間で、絶対じゃないと思っています。

  3. クリ助 より:

    >医者も人間で、絶対じゃない
    本当にそうですね。医者は絶対でないけれど、失敗が許されないのが医療です。だからこそ、医療に携わる者は「絶対ではない」ということを自覚して、患者さんに接すればセカンドオピニオンを当たり前になると思うのですが…。

タイトルとURLをコピーしました