知識か感性か?
鍼灸師に必要なのは知識だろうか?
それとも、感性だろうか?
答えを出す必要はないと思うのですが、自分なりに整理しておくべきだと思います。
クリ助が鍼灸師になったきっけは鍼灸を受けたことです。
<鍼灸との出会い>
中学生の頃から悩み続けていた膝に激痛。病院でいくら検査をしても原因はわからず、何の手当もないまま様子を見ることになったのです。
もう運動はできないのか…と高校入学時には運動部を断念したのです。心の置き場のない私はESS(English Speaking Society)=英語部に入るなど、新しい居場所を探していました。今でも思うのですが、なぜゆえ英語なのさ?
好きなスポーツを奪われた私は、藁をもすがる思いで鍼灸院に行くことになったのです。両親が通っていた鍼灸院に連れて行かれる形です。高校1年の初夏の話です。
まったく期待していないクリ助。
田んぼの中に建つそれは、お世辞にもオシャレとはいえない治療院。
出てきたのはおじさん。一度見れば絶対に忘れないその風貌。このおじさんが私の人生を大きく変えることになろうとは、その時は知るよしもなかったのです。
ちょっと窮屈な治療院の待合室に腰掛けていると、その変なおじさんがやってきました。あらかじめ膝が痛いと言っておいたので、私の膝を触り出しました。ジーンズの上から、ポンッポンッと。
それで何がわかる?
病院でレントゲン撮っても、膝の専門医がみてもわからなかったんだ。
「こっちだな」
おじさんは、確かに右膝を指していました。右だとは言った覚えもありません。
・・・・・えっ!
たぶん目が点。
おじさんに興味を抱く高校生。
奥の方に連れて行かれ、ベッドに横たわりました。
もう一回、膝を診られ、脈をとられ、あちこちを観察しています。
いつ鍼を刺すものかと、おじさんの様子を見たら既に刺した後。
予告もせずに鍼をするおじさんに文句の一つでも言いたいところですが、気がつかなかったので文句の言いようもありません。説明もないおじさんのやり方は、今では「ちょっと…」と思いますが、この場では細かいことはなしにしましょう。
それが鍼と私の出会いです。おじさんは私を救ってくれました。
高校2年には体操部に入部できるほどに回復していたのです。その先になりますが、大学は体育会系スキー部ですから完全復活です。おじさんと呼んだらいけません。
大先生です!!
高校生の時は自宅から30分くらい自転車を走らせて、大先生の鍼灸院まで通っていました。待っている時は待合室に置いてある東洋医学の本を読む、これが私のお約束でした。ある日、私は「鍼灸師になりたい」と告げたのです。
応援してくれるかと思ったら反対されてしまいました。
こんなふうに言われたと思います。
「鍼灸師は難しい仕事だ。一生勉強しなければならないぞ。」
難しい漢文の本を見せられ、あきらめさせようとしてきました。
わざと一番難しそうな本を見せたに違いありません(後でもっと簡単な本を貸してくれたので判明)。でも、それは大先生の優しい計らいだったと思います。確かに鍼灸師で生計を立てるのは中途半端な気持ちでは無理です。
親の反対も重なって、鍼灸師を諦めることになった高校生。
進学はどうする?なぁ、クリ助。
→つづき(閉ざされた鍼灸への道)


コメント
新シリーズでしょうか?
大いに期待です!
知識か感性か?なんて
両方要るに決まってンじゃん!
と言ってしまえばそれまでですけど、
語り出すと終わりの無い論議ですよね~。
窺い知れない深淵の感性の海。
頂上の見えぬ知識の山。
な~~んて気取ってみても
現状の耐えられない知識の無さと感性の鈍さに日々涙(ToT)
ああ、果て無きことよ。。。
>鍼師さん
あっ、答えが!!
このブログを書きながら、知識を養うこととは、そして、感性を磨くこととは何か、もう一度考えてみます。自分が目指す鍼灸師を再確認する機会にもなりますし。
続きにお付き合いくださいね。
ほんと、難しい問題です。^^
知識を養うことで感性がより磨かれ、感性が進化するともっと知識を求めたくなる。
そんな鍼灸師になれたら、と思いながらも
道のりは果てしなく遠いなぁ。(笑
>かもめさん
全くその通りですね。
結論として両方大切であることは間違いないですね。
今後の展開も読んで下さいね。