不妊治療に鍼が有効!

今日はお昼の読売新聞(YOMIURI ONLINE)ニュースにビックリ!!

不妊治療、『針』で効果…名古屋の研究グループ報告

約4割が妊娠に至ったという結果

不妊治療に鍼(針)が有効なことは鍼灸師ならよく知っています。でも、まだまだ一般には知られていないと思います。

世間に認められるためには臨床データが不可欠です。鍼治療や灸治療ではそういったデータがまだまだ少ないが実状かもしれません。研究機関が少ないの原因の一つです。国から予算が出れば日本の鍼灸の現状は飛躍的にアップすることは間違いないと思うのですが…。

恵まれない環境の中で、こういった報告を出す研究者には頭が下がります。

記事を読んで気になったことがあります。
治療の対象は女性だけなんでしょうか…。記事だけを読むと、不妊の原因が女性のみにあるような印象を受けてしまいます。

私の鍼灸院では不妊治療に積極的ではありません。
なぜ積極的でないのか…確率の問題です。

今回の報告では約4割の成功率。

不妊治療を得意とする鍼灸師が実施して得られた数字です(世には隠れた名人がいるので4割が最高確率ではない可能性もありますが…)。

得意でない鍼灸師が行えば1~3割になってしまうかもしれません。
私は不妊治療の症例が少ないので1~3割に入ってしまうと思います。

そもそも不妊治療は難しいものですから、1~3割でも行う価値があるという意見もあるでしょう。藁をもすがる気持ちで受けるなら高確率かもしれません。

あとは、私の解釈と心情の問題。

私は、成功確率が5割以下だと判断したものは積極的に受けないようにしています。不妊治療に限らず、確率が低いと思われる場合は「どうしても!」と強い要望がある場合しかお引き受けしていません。

成功確率が低い疾患を治療するほど、多くのエネルギーが必要です。どんなに過去の確率が低くても、目の前の患者さんに対しては絶対に効果を出すという強い気持ちで挑む必要があります。

言葉ではリアリティを表現するのが難しいですが、医療の現場で“信じる”というのは大変なエネルギーを要します。医療に携わっている方は、誰でもそう感じているのではないでしょうか。

医療に100%はありません。
でも、気持ちは100%でなければなりません。患者さんも医療者も。

100%だと信じる能力。
それは経験でしか養えないものかもしれません。

まだまだ不妊治療の成功を夢見るレベルです。
不妊治療は経験豊かな鍼灸師にお任せしたいと思います。

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