「美容鍼灸」(4/3)の最後に、密かに実践している美容鍼灸のことを書きました。
今日はその辺りのことを書こうと思いますが、心配なのは期待を裏切ること。
美容となると、熱心な方が多いですから。珍しくランキングが上昇していたので(笑)
密かに実践している美容鍼灸の前に「美とは何か…」みたいな壮大なテーマが待っています。
ただ、あまりにも壮大すぎるので、ここは一つの絵に登場してもらいます。

有名ですよね、「見返り美人図」。
「美人」と言い切っているこの絵に美のヒントを求めます。
美人画にはいろいろありますが、この絵の特徴は全身図。
「見返り」というくらいですから、顔は半分しかわかりません。
もし、顔とその表情を見せたいなら全身図であるはずがありません。
この絵で表現しようとした美とは・・・
鍼灸師としてこの絵を解釈するならば、ポイントは曲線です。
曲線の美しさを見せつけられている気がします。

ちょっと曲線を書き込んでみました。
本当はもっと書き込みたかったのですが、汚くなってしまうので、ある程度で作業をやめておきました。こうやって作業をしてみると本当に驚きます。意識的に描かれた曲線の多さに。
姿見があったら、
(全身鏡を「姿見」と表現するところに日本人の美意識を感じます。ちなみに、英語では“full-length mirror”です。)
この姿勢をやってみてください。難しさに気が付くはずです。
流れの中で(呼び止められたかして)フッと振り向いた瞬間だからできた姿勢です。
2つの流れが重なって生じた渦。捻(ひね)りと言い換えられます。
キレイな捻りは健康でなければできません。
腰を痛めていれば、この体勢になった瞬間にアウトです。グキッとね。
現代と江戸時代では文化が違うので、現代人が振り返ってもこの曲線になることはないでしょうが、そこは見逃して読んで下さい(文化が違う=衣類、所作、姿勢などが違う)。
今日のまとめとしては「姿勢も美」であることの確認です。
もう一つ大事なことは、「美しい姿勢は動きの中にある」こと。
次回は「うなじ美人」について書く予定です。
うなじがキレイだと、なぜ美人なのか・・・
曲線美について、もう一歩つっこみます。
実は、もう一つの重要な意味がうなじに隠されています。
東洋医学的発想で分析すれば重要な事実に気が付きます。


コメント
こんにちわ、鍼灸学校の学生です!
美容鍼灸の本を読み、それについての記事が書かれていたのでコメントしました。
私は美容鍼灸に前々から興味があり北海道で美容鍼をメインで開業しようと思っています。鍼灸を治療というよりは美容に活かしたいと考えています。
クリ助さんは美顔鍼をどう思いますか?
女性のお客様などは喜ぶと思うのですが、何か弊害などあるか(男性だからやりずらい等)実際に開業している方に聞いてみたいと思い。
よろしければご返答よろしくお願いいたします。
美容鍼灸ですか。
確かにブームですね。
鍼灸が注目されるきっかけとしては素晴らしいですね。
しかしブームは必ず終わりますね。
ブームが落ち着いたとき、はじめて真価が問われるのでしょう。
ブームに乗る人は、ブームの後を考える必要がありますね。
つまりその人の道に一貫した戦略性がないと、ということになりますね。