活法は脳科学2&活法体験会

活法は脳科学のつづき)

■百聞は一見にしかず

活法は無意識に働きかけ、脳の認識パターンを瞬時に変えてしまうという話を書きました。活法はスゴイのですが鍼灸もまたスゴイ。活法のテクニックを学ぶことで鍼灸のスゴさも再認識できたのです。

活法も鍼灸も脳に働きかける仕組みを持っていますが、それぞれ個性があります。活法では目で認識するものを重要視します。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、見てしまったものは脳がハッキリ認識してしまいます。誰が何と言おうが「見たんだよ!」ということになります。

自分の手や足がどこにあるのか…普段意識していなくても脳はしっかりわかっているから自然に動けます。たとえば、足の指先が後ろを向いたら痛いことは誰でも知っています。可動域を越えたところはダメって脳もわかっているので、脳はそっちに行かないようにコントロールしています。こんなふうに、関節の可動域ギリギリまで関節が動くことがないようにできています。ギリギリになる手前で脳は「そっち行かないで」と引き戻しているからです。すべて無意識での出来事です。

■急がば回れ

このように「位置の感覚」と「痛み感覚」は、常に連絡を取り合っています。「ここに手(足)がある時、痛くない」と目に情報が入ってしまうと、脳は「今までは勘違いだった。修正しよう。」となります。ただし、普通に手を動かせば痛いわけですから、痛くなくそこに移動させなければなりません。これにはいくつかの方法があります。A地点からB地点に移動するのに、一旦C地点を通過すれば大丈夫なことがあります。A→Bは×だけど、A→Cは○、C→Bは ○、ってことがあるのです。

普段、脳はA→Bだけが唯一の経路だと思っているので、B地点に行くのを嫌がります。C→Bが大丈夫とわかると、「B地点に行っても大丈夫」ってことになるのです。

鍼灸に専念してきたため、活法に出会うまではこんな発想はありませんでした。鍼灸にはなかったのです。少なくとも私が学んできた鍼灸術にはなかったのです。もちろん、鍼灸は鍼灸のスゴさがあることを知っているので優劣を問題にしたくありません。今、ワクワクしているのは、鍼灸師の経絡的発想に鍼灸の脳科学的テクニックが重なった時に生まれるテクニックです。渋滞の交差点が立体交差になってしまうくらい、すごいことになるでしょう。

ただ、これまで鍼灸と活法がふれ合う機会がなかったために、この立体交差の快適さを知っている者がいないのが現状だと思います。私は、ただその可能性に気が付いているだけです。多くの鍼灸師が活法に触れることで、必ず面白いことになるはずです。

■鍼灸師こそ活法を

今、「鍼灸師に活法を広める運動」を手伝っています。昨年、私の同級生が開始した活法セミナーの会「T3Labo」が今年になって「活法研究会」と改名しました。そして、受講生の対象を鍼灸師に絞り込みました。

「鍼灸師に絞ろう」と強く訴えたのは私です。鍼灸師が最も活法の真価を理解できると考えたからです。「鍼灸師のための古武術医方」という切り口でセミナーを開催することになりました。多くの鍼灸師が活法を学ぶことで、将来は「鍼灸×活法」という新ジャンルが誕生するかもしれません。でも、新しいわけではないのかもしれません。昭和初期には、沢田健という鍼灸の名人がいました。その沢田先生はもともと活法の名人でもあったと話ですから。沢田流のスケールが大きいのは活法に由来するところが大きいと私は考えています。

(つづく・・・名人は隠れたところに

鍼灸師向け情報

一緒に活法を学ぶ仲間を募集しています。
体験会が7月5日に開催されます。申し込みが入り始めていますので、興味のある方は急いだ方がよいかもしれません。栗原も体験会に顔を出します。ブログには書ききれない(書けない?)、面白い話を用意しておきます。一応、趣味でCM作っておきました(師匠に大変失礼な内容に仕上げてあります)。申込フォームはCMをご覧になると案内が出ます。

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活法のことを詳しく知りたい方は、活法研究会サイトをご覧下さい。理論的なことがまとめられています。

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