(活法は脳科学2&活法体験会のつづき)
隠れ名人は、ネットで検索しても書籍を探しても見つかりません。
自分の足で探すしかありません。
いつか会いたい、という気持ちを抱えながら鍼灸院をやってきました。
そして、ついに隠れた名人に出会う時がやってきたのです。
同級生から送られてきた一通の手紙をきっかけに。
師匠との出会いと同時に活法との出会いです。
あの頃を振り返れば、
「とにかくスゴイ」
と同級生が記した興奮気味の文面に何かを感じたのです。
スゴ腕鍼灸師を知っている彼が興奮しているのには理由があるはずだ、と心の奥で何かが反応しました。見知らぬ人からのダイレクトメールなら絶対に無視していた内容です。「スゴイ!スゴイ!」と宣伝する講習会のダイレクトメールには見慣れていましたから。
何かに動かされるようにして東京に行きました。
呼んだ彼の方も私が来たことに意外そうな面持ちでした。
学生の頃からずっと鍼灸に打ち込んできたので、(鍼灸以外のものに)浮気はしないと思っていたからでしょう。彼は、私が学生の頃から鍼灸にのめり込んでいたことを知っていましたから。
「あん摩マッサージ指圧」は3年間、彼も私もみっちりやってきました。整体にもいろいろ行ってみましたが、あん摩マッサージ指圧師という立場から驚きはありませんでした。いつまで立っても感動に出会えなかった私は徒手療法に見切りをつけてしまったのです。もっといろいろ行っていれば違っていたはずですが…。
自分が世間知らずであることは、活法が教えてくれました。
師匠、碓井誠先生のテクニックに驚いて初めは声が出ませんでした。凄すぎてノーリアクション。
現実味がないのです。
こんな経験は感じめてでした。
揉んで押したら柔らかくなった、というならばフムフムですが、身体にちょっと触れただけで相手の動きや痛みが激変してしまえば現実味がありません。その背後には巧妙なテクニックがあるわけですが、それを知らないと詐欺にあっているようです。
初対面で「どこのおっさんだろう」だと思った人が、カッコよく見えて仕方なくなりました。同じことができるようになりたい、とすぐに憧れが芽生えたのです。と、同時に恐ろしいものを感じました。これを知らないまま死んでしまうことに。
師匠は本を書いていません。業界でも無名に近いです。それでも、師匠の周りにはどんどん人が集まり、次第に弟子達の間で師匠の技術を残そうという具体的な動きが出てきたのです。その動きを作った一人が同級生だったのです。私もそれに賛同しました。
前にも書いたように、活法は私の治療観を大きく変えることになりました。使えるテクニックが増えたという次元ではなく、鍼灸施術の意味まで変えてしまったのです。何となくやっていたものがいかに多かったか、と反省することばかりでした。現実味を感じない技術の裏側には、想像を超えた理論と作法が隠れていたのです。
師匠に驚かされたのはそれだけではありません。
師匠にはノートがありません。技術はすべて頭の中にあるため、師匠自身がいくつのテクニックを持っているのか数えられないというのです。概算してみると500以上あることがわかりました。口伝の技術をそのまま頭の中に入れていける治療家は見たことがありません。その能力は鬼才です。私だけでなく、師匠を知るものは口をそろえて「すげー!」と下品な言葉で感動しています。丁寧な言葉で感動する余裕はありません。
師匠は鍼灸師ではありません。
ですから、鍼灸×活法のコラボは未体験ゾーンです。手技をやって鍼灸をやる、という足し算ではなく、活法っぽい鍼灸、鍼灸っぽい活法、と区別のできない領域のことです。最初は足し算ですが、それを徐々に掛け算にしていきたいと思っています。この試みはまだ始まったばかりです。もしかしたら本格的に研究を始めたのは私が最初です。
鍼灸を活法で染めるということではありません。
鍼灸が持つポテンシャルを最大限に引き出すパートナーが活法なのです。
活法はとても難しい技術です。
でも、できてしまったら簡単です。ちょうど自転車に乗れるようになると同じ理屈です。
徒歩と自転車、どっちが早く移動できますか?
鍼灸師向け情報
活法研究会では一緒に活法を学ぶ仲間を募集しています。本気で名人を志す人はぜひご一緒に。セミナー費用は、鍼灸師向けのセミナーの中ではかなり高めです。ただし、費用と内容は比例しています。名人養成塾みたいな雰囲気になると思います。名人がなぜ名人なのか、何となくではなく、はっきりわかるセミナーです。
まずは体験会でそのテクニックを見てください。CMを用意しました。
師匠はネットを見ないので、遠慮なく失礼なものに仕上げています(笑)
既に申し込んでくださった方、当日お会いしましょう。



コメント
はじめてメールさせていただきます。
わたしは、関西で整形外科勤務の鍼灸柔整師です。
私は鍼灸は好きです。ただ、ゲートコントロールセオリーが一番わかりやすく、それに暫く傾いてしまいました。
経絡治療やその他の東医的な勉強をしたいのですが、方法が、わかりません。
なにか、おすすめの勉強会や書籍はないでしょうか?
クリ助さんのアドバイスをおねがいします。
>りーちさん
東洋的な鍼灸にもいろいろありますので、まずは、りーちさんが「これだ!」と感動できるものに出会うことが大事だと思います。ですので、勉強会は、りーちさんご自身が、たくさん行ってみて判断するのが一番よいと思います。肌に合うかどうか、好き嫌いで選んでよいと思います。書籍はその勉強会で薦めるものから入っていけばよいと思いますよ。
ズバリ、コレ!と言えなくてすみません。たとえば、雑誌『医道の日本』には勉強会情報がたくさんありますので、それをみて最低でも5箇所くらいは体験してみるとよいと思います。
多少のお金がかかっても、無駄な時間を過ごすことになっても、絶対に数カ所、自分の足で行ってみた方がよいと思います。
お返事、ありがとうございました。
がんばって、探して勉強会に参加していきます。