■ 花粉症に効くツボ
昨日届いた『医道の日本』(鍼灸師の専門誌)の3月号は「花粉症に効くツボ」の特集でした。
すごい偶然!
と思いましたが、今はそういうシーズンです。
せっかくの記事ですから、自分の経験を語る前に読んでおくことにしました。やはりポイントにされているのは、後頚部です。うなじです。
肩こりを緩和させることも意識されている先生が多かったです。
加えて頭部のツボ、ふくらはぎのツボもポイントでした。とても参考になる記事でしたが、ツボを真似しただけでは効果が出ないのが鍼灸の難しいところです。 いや、面白いところと書いた方がよいかもしれません。
そのツボを使う理由が明確でないと効果は期待できません。そのツボにどんな作用をさせたらいいのか、生体からどんな反応を待てばよいのかを考える必要があります。
そもそも、花粉症の状態って何なのか…。
細胞学とか生化学の話ではなく、体の癖で解き明かそうと思います。
花粉症の人の体つきがわかれば、治し方が見えてきます。
■顔面の熱
花粉症の場合は、顔面に熱を感じますよね。鼻が赤かったり目が充血したり…。痒みも熱の仕業です。この熱すぎる顔面はどうすれば冷めるのでしょうか。
単純に考えれば(むしろ単純に考えた方が答えがみつかりやすい)、
熱の逃げ場を作ることです。
パソコンなども心臓部で発熱した熱を逃がすようにファンが付いています。空気の流れを作って熱が逃げるようにして加熱を防いでいます。人の体も同じです。流れがないと熱がこもってしまいます。
流れの中で、最初に注目したいのが上下への流れ。熱が高いところが好きですから放っておくと上に登ります。体内の循環が悪くなれば上が熱く、下が冷える、という現象が起こります。ここでポイントになるのが頚だと思います。
頚は細いですよね。
頭と体幹部の間を熱が行き来するとき、細くなっている頚では滞りが起こりやすいのです。もちろん、体は滞ることがないように設計されているのだと思いますが、体に何かが起こると、空間的に狭いという制約に縛られてしまいます。たとえば、頚がこっているなんて時は、自分の筋緊張で内部の空間を狭めてしまいます。水が流れているホースをギュッとつぶしている状態です。
頚を絞められた状態。
頚(うなじ)が花粉症治療のポイントにされているのは、筋緊張をゆるめて上下の交流を回復させ、顔面部にこもっていた熱を下に逃がそうという意味があります。
つづく…花粉症の治療点(後編)



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