■ボランティア情報が届く
ブログのコメントにボランティア情報を頂きました。また、「情報交換しましょう」というメールも何通も頂きました。ありがとうございます。
既に、多くの仲間が被災地や避難所で活動している様子です。私はまだ現地に入っておりません。出遅れていると言えば、出遅れているのかもしれません。
誰かに迷惑をかけないためにも、もう少し情報を集めてみようと思っています。「口ばかりの人」と言われる覚悟で、もうしばらく、ここに居ながらできることを考えてみます。
■群馬で感じる震災
全国の仲間からにも読んでいただいているので、群馬の状況を少し書きます。既に、ご存じかと思いますが「計画停電」が実施されています。ここのところ、回避できていますが、前日まで実施するかわからない状況というのは、企業にとっては痛すぎます。私の鍼灸院も例外ではありません。計画停電が実施されるかもしれない時間帯は予約を受けられませんし、予約も入りません。
患者さんも大変です。計画停電中は信号も消えてしまいます。かもしれない運転全開で安全マージンを確保し、譲り合いの精神で走るしかないのです。
計画停電は、結果的に実施されなくても「あるかもしれない」というだけで、いつもと同じようにはいらません。「自粛するのはよくない」という意見も目立つようになってきましたが、停電のリスクが目の前にあっては、(安全のため)自粛せざるを得ない現実もあります。
もう一つの問題は、農作物の風評被害です。
これは本当に深刻です。私の実家は農家です。安全な農産物まで価格が下がり、経営が成り立つ状況ではありません。「できるだけ安全なものを…」という気持ちはよくわかります。健康に携わる仕事をしているのですから当然です。
ただ、安全なものまで「念のため買わない」のは、新たなリスクを生みだしていると思います。野菜を食べないリスク(栄養不足)、輸入野菜を摂取するリスク(農薬)…。
心配で北関東の野菜を買わないのは、個人の範囲では健康管理と言えるかもしれません。ただ、それが集団のものとなれば凶器にもなります。誰かを追い詰め、誰かを殺す力を持ってしまいます。もう、これ以上犠牲者を出してよいはずがありません。
人を、活すのも殺すのも人。
今回の震災で学んだことの一つです。
地震の影響で不便を感じると、自分(や家族)も被害者であるかのように思ってしまいますが、福島原発が作った電気を使ってきたわけですから、加害者の一人でもあります。世の中みんなつながっているので、知らぬ間に被害者、知らぬ間に加害者になります。
生きることは、何かを背負うことなんでしょうか…。その答えが知りたいところですが、今はその余裕がありません。今、できることに専念します。
これから、みんなで明るいニュース作っていきましょう!


コメント
今できる事に専念。に同感です。
自らの生活もあり、計画停電があったりでなかなか大変ですが、そんな中いつにも増して一生懸命に働いている事、休日を返上したりで自分の時間を削っている事等も復興に向けてプラスに向いているのだと思います。
現地に赴く事だけが全てとは思っていません。もちろん被災地に行ってお手伝いができれば越したことはありません。
昨日スーパーの野菜を見たら西日本が産地が主になっていました。
確かに福島県産、茨城県産など選べるのならば買わないと思います。風評被害は大きくなりそうです。
クリ助さん。いつもブログ更新を楽しみにしているものです。放射線被爆についてコメントさせて頂きます。私は、昼は医療用放射線を扱う会社で働き、夜は鍼灸学校に通っています。放射線と鍼灸に関わる者として私の知っている事をコメントさせて頂きます。
参考)1時間当たりの被爆量:福島県郡山市は3μSv/h、東京都新宿区は0.16μSv/h
1年間の自然放射線による被爆量 日本平均:1100μSv/年、世界平均:2400μSv/年 その差1300μSv/年です。
これを元に計算すると東京の場合で1年間この0.16μSv/hの値のまま約338日被爆し続けても世界平均との差が無くなる程度(ちなみに0.16μSv/hの値がずっと変化せず、24時間屋外に居続けた場合ですが)。インドでは9000μSv/年の自然放射線を被爆しています。(局所でバラ狩り
自然放射線による被爆では国内でも、岐阜県では1190μSv/年で神奈川県では800μSv/年の差があります。どちらの県で過ごすかで、人生80年で計算すると31200μSvもの差が出ます。
世界、国内で比較しても自然放射線による被曝の差で発ガンや胎児や遺伝子的影響の報告はされていません。
ですから、現状関東近郊に在住の方々で空気、水、野菜を気にするレベルでは到底無いと思います。
ですから被災地以外の、特に東京の住人などは、被爆の事などを気にするくらいなら、いかに節電していくかを考えて、生活の中に取り入れていく事の方がずっと重要です。
>ライトさん
一人一人が自分の持ち分を全うするだけで、復興になると考えてよいですよね。自分の仕事を放棄(経済活動を中止)して現地に足を運ぶとなると、プラスマイナスとして混乱します。
とりあえず、理性的な行動に徹し、野菜に限らず風評被害の原因の一員にならないように行動しようと思っています。
>鍼灸学生さん
数字の検証、ありがとうございます。数字を根拠に行動したいと思います。鍼灸を勉強する前、大学生をしていましたのですが理学部でした。物理、化学、生物をそれぞれ大学で学びました。それぞれ、スペシャリストではありませんが、科学的な思考はトレーニングできたと思っています。だから、鍼灸学生さんの出された数字には、とても納得しています。
もし、現状の数字を恐れるのであれば、海外旅行(飛行機での被曝)も怖がらないとバランスがとれません。空気、水、野菜を気にする精神状態=ストレスがどれだけ体に影響を及ぼすか、鍼灸師という職業を通じて知っています。現状レベルで考えれば、リスクの本体は放射性物質ではなく、ストレス(自分自身の中)にあると言い切れます。
別の話で言うと、地球に隕石がぶつって人類が絶滅する心配をするよりも、交通事故にならないように、前方に注意してクルマを運転する方が大切だと思うわけです。要するに、「それを心配する前に気をつけることがあるでしょ?」という投げかけをしたいのです。
人間は気分で行動する生き物かもしれないけれど、科学に基づいて行動できるのも人間なので、今は科学に基づいて行動すべきかなぁ、という想いがあります。科学(原発)に依存して今も暮らしているわけですから、そういうことで埋め合わせる責任が私たちにはあるだろうと。
また、いろいろ教えてくださいね。