坐骨神経痛を改善させる3つの方法(1/3)

027399坐骨神経痛に悩む患者さんは後を絶ちません。

坐骨神経痛を無視して鍼灸師をすることはできません。鍼灸に最後の望みを託す患者さんが少なくないからです。と書き出しながら、この記事は鍼灸ではなく活法から切り込んでいきます。

活法の発想は、私に多くの衝撃をもたらしました。

活法の発想は本当にシンプルです。

 1 痛いところは縮もうとする(縮んでいる)
 2 痛みのほとんどは縮んだ筋肉が原因

急性であろうが慢性であろうが、痛いなら伸ばせばよい

と考えるのです。

活法研究会_筋肉が縮んだイメージ

無理矢理引っ張ったらダメです。患者さん(の体)に抵抗されないように伸ばします。ただ、引っ張るだけでは、患者さんは対抗して縮もうとします。綱引きが始まって伸びてくれません。綱引きにならないように引っ張るのです。

こうして考えると、活法のテクニックの多くは「相手に嫌がられないように伸ばす」ものです。そのためのテクニックがたくさんあります。発想はシンプルでも具体的な手法となると、数が多いのです。

■その1 縮んだら伸びたくなる!

嫌がられないように伸ばすための一つの方法は、一旦縮めることです。縮んだものは伸びるしかないからです。しかも、患者さん自身が縮めるのです。縮めるにはパワーが必要で疲れます。縮めれば縮めるほど伸びたくなります。

活法研究会_導引(気導整筋法)のイメージ

筋肉は縮むと硬くなります。その筋肉の中に凝りがあったとしても、全体が縮こまってしまえば凝りがどこにあったのか判別できません。判別できないのは術者だけではありません。患者さんの脳だってわからないのです。

判別できないままポンと解放します。この伸び縮みに「気導整筋法」というテクニックをプラスすると、凝りに対して思い通りにアプローチできます。

この方法によって、坐骨神経に影響を及ぼしているであろう筋肉を柔らかくします。坐骨神経周辺の筋肉が緩むことで坐骨神経へのストレスが解放されます。

※この手法は操体法との類似点が多いです。

ターゲットとなる主な筋肉は梨状筋です。
(梨状筋だけですべて解決するとは限りません)

鍼で梨状筋を緩めて坐骨神経へのストレスを解放する方法もメジャーです。これもまた有効です。私も使います。ただ、活法と鍼によるアプローチでは決定的な違いがあります。

活法では梨状筋が「収縮-弛緩」と筋肉としての仕事をしている最中に調整しますが、鍼では弛緩状態のまま調整します。活法では、回っているコマを回ったまま調整し、鍼灸では一旦止めてから調整する、と私は整理をしています。それぞれの特徴(利点)を理解することで技術の幅を広がると思います。

知識のある方は、動きの中で調整する活法と運動鍼(鍼をしたまま関節や筋肉を動かす)を連想されるかもしれません。運動鍼は、止まった状態でコマを調整し、調整器具をつけたままコマを回していると私は理解しています。ですので、活法の「動きの中で調整する」ものとは区別が必要だと思います。

その2に続く)

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鍼灸養気院(群馬県伊勢崎市)
鍼灸ルーム品川カポス(東京都港区)
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コメント

  1. 夜間学生のときから見ています より:

    まちに待っていました!
    相変わらず、読んでいたら吸い込まれるようでした!次が待ち遠しいです\(^o^)/

  2. miyazaki より:

    カタログ頂きました。ありがとうございました。

  3. クリ助 より:

    >夜間学生のときから見ていますさん
    いつもありがとうございます!
    次の記事をこれからアップします。

  4. クリ助 より:

    >miyazakiさん
    ご連絡ありがとうございます。改めてメールで内容について補足します。

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