
■もう一つの仕事
私は鍼灸師です。
鍼灸師ですが、施術する他にもいくつかの仕事があります。その一つがセミナーを行うことです。これも、大好きな仕事です。
でも、最初からセミナーをしたいと思っていたわけではないのです。むしろ興味がない方でした。「人に教えるのが好き」という人がいますが、私はそのタイプには入れないと思います。
教えるのが好きな人は、教える対象が何であっても好きだと思うのです。そして上手。私の頭の中には池上さんが浮かんでいます。
私は自己中心的です。自分が感動したことを伝えたいだけなのです。カッコつけた言い方にすると、伝える行為は「私に感動をもたらしたコト、モノ」への敬意です。
とはいえ、仕事ですから、興奮するままにしゃべったり実技をするような無責任なことはできません。「患者さんに必要とされる」という社会性を含んだものにする義務があります。
■自己満足の世界
「技を極めたら患者さんの役に立つ」とは言い切れません。でも、患者さんに役立つことを考え続けたら、技が極まることもないと思います。
「自分を満足させる」という目的がなければ、技を磨くモチベーションが沸いてきません。「患者さんのために」という言葉は医療者の定番文句です。私も使います。嘘ではないのですが、一定の割合で「自分のため」が含まれています。私にとってよい仕事は、患者さんも私も満足できるものです。
「自己満足」は、否定的な意味で使われることばかりです。よく考えてみれば、自己満足できるということは、その仕事が好きな証しです。
だから、自己満足バンザイです!
「自己だけ満足」に気をつければよいのだと思います。
患者さんが満足し、自分も満足する、
自分が満足し、患者さんも満足する、
順番はどっちでもよいと思います。
なぜ、こんなことを書いているのかと言いますと、私がセミナーで行う「古武術鍼法」が、私の自己満足で生まれたからです。活法(かっぽう)の理論を鍼灸に活かしたら面白そうだ、という私の都合からスタートしています。
だから、自己満足を正当化しておく必要があったのです。
■古武術鍼法とは
「古武術(柔術)の裏技である活法(かっぽう)の理論を鍼に応用した」のが古武術鍼法です。動きを改善させることで、様々な症状に対応しようという発想です。
キーワードは「連動」です。
関節は個別に動いているわけではありません。個別に動かすことの方が難しく勝手に連動してしまうものです。
その連動が狂った時、体に問題が出ると考えます。肩こりや腰痛はもちろんのこと、胃腸などの内臓も、体の動きと関係があります。
「運動不足はよくない」のは誰もが知っていることです。「運動“量”不足」が問題と考えるだけで十分でしょうか。私は「運動不足が連動系に不調をもたらす」と考えることも必要だと考えます。「連動系の不調」は過剰な運動でも引き起こされます。
このブログで紹介しているツボの使い方は、古武術鍼法的です。これまで書いたものはごく一部です。まだまだネタは尽きません。ご要望が多いので、セミナーでどんどん紹介する計画です。
■セミナー案内
鍼灸師向けの話になりますが、
4月7日(日)に、「マル秘テクニック公開セミナー(下半身編)」というものを開催します。アヤシイと言われるのですが、とても真面目なセミナーです。
活法を使ってみたい鍼灸師のために、技を3つ用意しています。ぜひ臨床の現場で試してください。
私の出番もあります。古武術鍼法の時間をたっぷり用意しています。これまでも「活法×鍼灸」のコラボとして行ってきたのですが、時間を十分確保することができず詳しくできませんでした。前回のセミナーで「むち打ち症」をテーマに詳しく行ったところ、たいへん評判がよかったのです(自画自賛になりますが…)。そこで、今回も時間を大幅に拡大(20分→120分)して行います。
今回は「下半身編」ということで「腰椎」をテーマに選びました。
嬉しい悲鳴とはこのことです。募集を開始した途端に(リピーターの参加者で)定員に達してしまいました。新規の方をお迎えできないのは困るので、同様の内容を4月21日(日)も行うことにしました。
こちらも既にお申し込みが入っていますが、まだ余裕がありますので、興味のある方はぜひどうぞ。参加費は12,000円、定員は15名、会場は東京です。
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◆マル秘テクニック公開セミナー(下半身編)
4月7日(日) 定員満(キャンセル待ち)
4月21日(日) 募集中!(残り10席 3/12 15:00現在)
◆マル秘テクニック公開セミナー(上半身編)
5月6日(日) 募集中!
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詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。
活法研究会


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