鍼灸師の正解

昨日は東京で技術研修でした。
教えるという立場で行っていますが、私にとっても貴重な学びの場となっています。
群馬と東京の往復はたいへんですが、こうしたチャンスに恵まれていることに感謝しています。

■ツボの位置

ツボの位置は流派(学派)によって違いますし、そもそも教科書が正しい位置かどうかもわかりません。統一しておかないと困ることが多いので会議をして決められたのです。WHOで統一されたツボにケチをつけるつもりはありませんが、抜きんでた成果を望むなら多数決で統一されたツボを守り抜く必要はありません。

ツボの触診

鍼灸学校での最高得点が、臨床での最高評価になるわけではありません。現場での正解は、臨床の中で挫折(患者さんの期待に応えられず悔しい想いをすること)を何度も経験し、それを克服してきた者だけがたどり着けるものだからです。

あきらめずに続けて「自分の正解」を得た鍼灸師だけが、最高の評価を得られるのだと思います。「自分の正解」とは我流のことを言っているのではありません。試行錯誤の中で振り落とされず自分に残っているものです。試行錯誤がなければ、自分の正解にはたどり着けないものだと思っています。

■スタッフ研修

スタッフ研修では、私が出した正解をシェアすることが目的となります。正解を一つにしておかないと現場は混乱しますから、良い意味での「押しつけ」が必要です。ほとんどの時間は触診に費やしています。鍼灸師は、触診のレベルが全体の施術に大きな影響を与えます。ですから、触診に費やしている時間は全体の8割です。

カポス研修の様子

私も触診を指導するようになって、触診の技術が向上したように思います。テキトーにやっていては、伝えるものがナントナクになってしまうからです。東京のスタッフは二人に対して、私は群馬で一人。でも一人な感じがしていません。私が触れるもの経験したものは、いつでもシェアする覚悟で挑むようにしているからです。いつも東京の二人に監視されているような気分です。

東京のカポスは花粉症専門でスタートしましたが、5月から頭痛と肩こりが専門分野に加わります。今は、その最終調整です。技術に終わりはないので終着点はありません。この終わりのない旅を楽しくするのも私の大事な仕事です。

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鍼灸養気院(群馬県伊勢崎市)
鍼灸ルーム品川カポス(東京都港区)
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