昨日、鍼灸師になったばかりの松川さんが養気院に立ち寄ってくれました。長野でジュニアのモーグル選手(未来のメダリスト?)のスキー指導を行った帰り道でした。

松川さんは、鍼灸師になる前(学生時代)から、積極的にスキー選手などのカラダのケアを行っていて、鍼灸師になったことで活躍の場が増えるはずです。鍼灸師になったのは私の方が早いですが、スキー選手として活躍しながらスキー指導に携わってきた松川さんは、スポーツ分野においては、私よりずっと長けています。
プロのスポーツ選手のコンディションづくりをサポートするには、その競技に対する知識と理解が必要なのは言うまでもありません。活法は、常々スポーツ分野に向いていると思いながら過ごしてきました。武術(柔術)の裏技から発展したものですから間違いないと考えています。
ただ、スポーツの専門家ではない私にとって、それを直接的に証明することは困難です。そこで、松川さんのような活動を応援することで、活法の可能性を広げようと思っているわけです。
松川さんとの出会いは、約3年前です。
一通のメールを頂いたことが始まりでした。当時、松川さんは鍼灸学校に入ったばかり。将来に備えるために動いている時に、活法にピンとくるものがあったようです。骨盤についての質問に答えたのを覚えています。スキーの専門家に対する私の回答は「活法における骨盤調整とは、骨盤の動きを最適化すること」というものでした。真っ直ぐに見えるようにすることが目的ではなく、自由に骨盤が動くようにするという発想を強調しました。
鍼灸師としては勉強を始めたばかりでしたが、スポーツ分野において役立つかどうかを判断しようとする姿勢は素人のものではありませんでした。
私も「動きをよくしよう」という活法の発想が大好きなのです。一般的に多い考え方は「揉みほぐしたら筋肉が柔らかくなってカラダが動くようになる」というものです。そのため、筋肉をほぐすためのテクニックを駆使してアスリートのサポートをします。マッサージが典型例です。
これに対して、活法は、まず動きを改善させようとします。「ほぐれたら動くようになるだろう」ではなく、「動けるからほぐれる」と考えます。骨盤にしても、「動きやすい状態が整っている状態」と考えます。「真っ直ぐにしたら動きやすい」とは考えません(動きやすくした結果として真っ直ぐになることはあります)。一般的に多い思考とは順序が逆です。
マッサージやほぐすことを否定はしていません。ただし、動きにフォーカスした場合においては、ほぐしがプラスにならないこともあるのです。相手にとって必要な緊張、必要な癖もあります。
前記事に書いた「超自然体」という考え方を持って挑めば間違えることはありません。術者の思い込みで、アスリートを間違った方向に導く失敗は起こらなくなります。真っ直ぐで可動域は広い方が確率的には良好になる方が多いのかもしれません。しかし、そうでない場合にはアスリートのパフォーマンスをが下がります。
「何をしても大丈夫」と言う発想は「曲がっていてもよい」ことを含みますが無責任な意味ではありません。これは「真っ直ぐが良い」という固定観点を解くためのキーワードです。
当時から松川さんは、スキーを通じて「真っ直ぐ・イズ・ベスト」は一つの信仰でしかないことに直感的に気がついていたのだと思います。何度も書いていることですが、真っ直ぐがダメなのではありません。真っ直ぐが常に正しいとは限らない、ことを指摘しているだけです。
活法はテクニックだけ上手になっても、こうしたバックボーンを理解していないと、間違った使い方をしてしまいます。松川さんは、競技と指導に関わった経験から、最初から活法の超自然体の意味に気がついていたのだと思います。鍼灸師になったばかりでも、活法を使いこなす素質を最初からもっていたのだと思います。遠回りなように見えて近道をしてきたのだと思います。
スポーツ分野で活法が使えることは、松川さんが実証するはずです。
そんな松川さんのサポートに興味のあるアスリートは、Facebookで探してみて下さい。検索ワードは「松川高志 広島県」です。スポーツに関わる方であれば、プロ、アマ問わず引き受けてくれると思います。既に経験を積んでいるので安心して相談してみてください。
松川さんのように学生でも活法を実践できます。
即戦力を養いたい学生も歓迎です。
活法研究会
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