究極の合理性を求めて

■温故知新で活法特集

フリーペーパー『温故知新』Vol.3表紙

鍼灸師と柔整師の専門誌『温故知新 Vol.3』(8月発刊)が出ました。このVol.3では、なんと「活法(かっぽう)」の特集が組まれています。「活法」という二文字が、こんなに大きく堂々と印刷されていることに感動を覚えます。

フリーペーパー『温故知新』Vol.3「活法の可能性」

実は、先月の「整体入門セミナー 骨盤編」(会場:東京)にて取材を受けていました。セミナーの一部始終が3ページにわたって写真付きの解説です。私が説明するより、ずっとわかりやすいです。プロはやはり違いますね。

さらに、私の連載「鍼灸師のための経穴デザイン学」が2回目です。テーマは、「経絡の方向性を信じていますか?」です。タブーに挑戦しています。私の勇気を見てみたい方はご一読ください。

『温故知新』の購読を希望される方は、温故知新に問い合わせると無料で送ってくれます。電子版もあります(無料)。

『温故知新』鍼灸師のための経穴デザイン学(2)

※鍼灸 雅(みやび)の西野雅也先生が私の記事をブログで取り上げてくださいました。

■合理的な考え方

記事とかぶらない話をします。

私が鍼灸を行う上で一番大切にしているのは「合理性」です。自分自身の施術をセルフチェックする際の判断基準でもあります。スタッフ研修やセミナーで講師をする際も「合理的かどうか」を指標にしてアドバイスするようにしています。

「技術は合理性を指標にして計るべき」というのが私の根底にあります。

 1.理論に基づいていること(再現性)
 2.無駄がないこと(効率)
 

理論は、再現性を約束する上でとても重要です。裏返せば、理論のない治療は再現性がありません。その理論は科学的である必要はありません。科学で証明されるのを待っていたら何もできないからです。安全さえ確保すればよいのです。

直感も大切です。しかし、直感は、その場で生まれるものです。前もって用意できるものではありません。大事なのは、患者さんと出会う前に準備しているかどうかです。

「無駄」というのは余計なことです。ツボが多い、鍼が多い、時間が長い、ということは、必ずしも患者さんのためになりません。仮に同じ効果であるならば、ツボが少ない、鍼が少ない、時間が短い、痛くない方が上質だと考えています。

この他、無駄な力を使わないことも大切です。適度に力が抜けた状態で、患者さんと接するようにしています。気持ちが入りすぎると無駄な力も入ります。一生懸命やる方が結果がよい、というわけでもありません。事前の準備ができている時ほど、本番では力が抜けます。

■治す力

どんな施術も患者さんを治す力はありません。治すのは患者さん自身です。治療の役割は、治癒をを邪魔しているものを探しだし、それを取り除くことです。本来の治癒力を引き出すことが目的で、本来以上の治癒力は引き出せません。

「治す技術」なんてものはありません。患者さんにパワーを与える必要はありません。患者さんの中に眠っているパワー(治癒力)を引き出すだけです。「治そう」という気持ちを消さないと、ずっと無駄な力が入り続けます。

「治そう」というのは、患者さんの心の中に必要なことであって、私たちが「治そう」と考えるのは無駄でしかありません。患者さんの「治りたい」という気持ちを技術でサポートするだけです。

レーシングマシンに喩えると理解して頂ける気がします。速く走るためのサポートとして、コースに入り込んで人力でクルマを押す人はいませんよね。人力を遠く離れたところで行われる勝負だからです。丈夫で軽いネジを作る方がマシンのスピードアップに貢献するでしょう。

私が持つ治療のイメージは、治癒を邪魔している重さを取って軽量化させることに近いです。重さを取れば取るほど、治癒はスピードアップします。

■セミナー案内

究極の合理性に興味のある方は、8月31日(日)にお会いしましょう。

「特別セミナー(下半身編)」では、碓井流活法と活法をベースにした古武術鍼法のエッセンスをお伝えします。1日では全てをお伝えすることは出来ませんが、治療の概念をひっくり返すことならできるかもしれません。残席が少ないので、興味のある方はお急ぎ下さい。今年最後の特別セミナーです。

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活法研究会 特別セミナー(下半身編)
日時:2014年8月31日(日) 11:00~17:30
定員:15名 先着順
会場:ホテルサーブ会議室(東京都目黒区)
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