『温故知新』のVol.4が出ました。

私の連載「鍼灸師のための経穴デザイン学」が第3回目となりました。
一般的には非常識な内容ですが、私にとっては常識な内容です。この内容を読んで気分を悪くする同業者がたくさんいると思いますし、「営業妨害だ」と思う方もいらっしゃると思います。
古典の批判と受け取らないで呼んで頂きたいです。古典が書かれた背景を考えて古典と付き合った方が、古典から学ぶことが多いですよ、という私なりのメッセージですから。とはいえ、敵が増えることは覚悟しています。
■信念
私は鍼灸師を職業とする上で、大事にしている信念があります。
それは、鍼灸医学を信じる対象としないことです。
信じている人、信じていない人、何であろうと医学の価値は同じでなければならないと思います。ときどき、「私は東洋医学を信じていないから・・・」という言葉が耳に入ります。
そんなふうに言われる度に「私は東洋医学の信者でも何でもないさ」と思います。ただ、鍼灸を受けた患者さんがどんどん良くなっていく様子を見て「鍼灸は患者さんに喜ばれる医学だなぁ」と思うだけです。日本の法律では、鍼灸は「医療類似行為」と定義付けされ、「医療っぽいもの」みたいに扱われています。
もともと医学です。鎖国が解かれてから大人の都合で「医療まがい」にされてしまっただけです。いつの間にか民間療法の中に溶け込んいるので、鍼灸師が国家資格であることに気がついていない方も少なくありません。
整体師の方がランクが上だと思っている方もいらっしゃいますが、「整体師」という国家資格はありません。鍼灸師だからスゴイとか、鍼灸師は整体師よりウマイとは言いたくありません。
優劣を語る前に、鍼灸師が必要とされる存在であるように自分の技術を磨くことが大切です。患者さんは、自分の体が良くなる方を選ぶのですから。
■リスク管理
ただ一つだけ書いておきたいことがあります。
国家資格は飾りではないということです。
3年間の勉学と国家試験で「安全な施術」であることを国から保証してもらっています。効果が出せるかどうかは鍼灸師一人一人の裁量の問題ですが、鍼灸師ならば全員危険なことはしません。少なくとも何が危険であるかをよく知っています。
医療には危険がつきまといます(鍼灸に限ったことではなく)。それ故の免許です。免許はリスクを管理できる証です。
■成長するために
話を戻しますと、「鍼灸を信じる対象にしない」ということは鍼灸を否定している患者さんを相手にしても変化が出せるということです。患者さんの感情に関係なく、体には法則が存在しています。その法則を利用することが、医学として、まず大事なことだと考えています。
もちろん、患者さんとの信頼関係ができた方が病気や怪我は早く治ります。非協力的な患者さんは施術しにくいです。ですが、青酸カリが誰にとっても毒であるように、よい施術というものは誰にとってもよい施術です。
信頼関係がなければ良い施術ができないと考えてしまうと、私たちに成長はありません。良い施術によって信頼関係を築いていくと考える必要があります。このように考える私は、患者さんが何を考えていても、変わらないルールを優先的に扱うようにしています。
■フィルターが隠していること
私が「鍼灸師のための経穴デザイン学」を通して伝えたいのは「先入観を捨てる」ことの重要性です。前号で書いたように「経絡」は一種のフィルターです。フィルターは、相手の体を都合よく診るためのツールです。便利な反面、フィルターが大切な情報を隠してしまうことがあります。その隠れてしまった大切な部分に私はたいへん興味があります。
経絡で隠れてしまった事実を知りたい方は『温故知新』をぜひご覧下さい。
問い合わせをすると、無料で送ってもらえますよ。『温故知新』は業界のフリーペーパーです。
群馬の養気院でも品川のカポスにも置いてあります。
一般の方にはマニアックすぎる話ですが、興味のある方は手に取ってください。
■鍼灸師のための整体入門
—————————————————————-
活法研究会 入門セミナー☆腰痛編
日時:2014年10月19日(日)~20(月)
定員:15名 先着順
会場:ホテルサーブ会議室(東京都目黒区)
—————————————————————-


コメント
いつも楽しみに見せていただいています
かきこみしたのは4回目です
温故知新さっそく頼みました!!
これも楽しみです
先日、クリ助さんのblog参考に
腓骨付近のツボに鍼をして、効果が出ました
ありがとうございます
youtubeも勉強に見させていただいています
いつもいつも感謝です
これからもよろしくお願いします