患者さんには西洋医学で説明するべき!
このような意見の鍼灸師もいます。
でも、東洋医学で体を診る鍼灸師なら、やはり東洋医学で説明するべきだと思っています。
西洋医学の言葉で説明されている鍼灸師さんとお話すると、「東洋医学で話しても理解してもらえない」「あやしいと思われる」という意見が多い気がします。確かに、東洋医学の言葉ってわかりにくいです。誤解を招くリスクがあるでしょう。
でも、どうわかりやすく説明するか、そこにこだわることに意味があると思うのです。今回も反論覚悟です!(ご意見をお待ちしています)
現実的な話をすると、テレビ、雑誌、新聞でみかける医学用語の99%以上が西洋医学ですよね。だから、東洋医学になじむチャンスが少ない、これは確かでしょう。とはいえ、東洋医学で治療している鍼灸師が説明の時だけ西洋医学を持ち出すと、どうしても無理が生じてしまいます。
東洋医学で説明するとわかってもらえないし、
西洋医学で説明すると切れ味わるいし…
こんなジレンマに陥ったことのある鍼灸師は私だけではないと思います。
悩んでいても始まらないので、本題に入りましょう。
あなたは、知らずのうちに東洋医学の用語を使っています。その一つを紹介します。
たとえば、風邪。これはまさしく東洋医学の用語です。
病院のドクターが「風邪ですね」と言っても、カルテには「風邪」とは書いてはいません。
西洋医学では「風邪」という病気がありません。風邪とは「呼吸器系の急性炎症の総称」で、風邪症候群と言うんです。簡単にいうと、発熱、鼻やのどの炎症、痛み(頭、関節など)があるものです。風邪症候群は普通感冒とインフルエンザに分類されています。
風邪は、風の邪と書きますね。
この風って何かというと、東洋医学でいうところの六淫(りくいん)の一つです。
六淫とは・・・自然界の気候変化のことで人体に害を及ぼすものです。(この六淫には風、寒、暑、湿、燥、火があります。)もともとは無害な気候の変化が時として人間の害になってしまうことがあります。そうなった場合は後ろに「邪」と付けて呼ぶというお約束事があります。
だから、風の邪というものは「人体に悪い影響を及ぼす気候変化の一つ」なんですよ。
風邪はその影響で起こった症状です。風邪の症状はいくつもあるので、一つ一つの症状で呼んだら大変なので、総称で呼ぶ方が便利ってことです
「風邪をひく」って言葉ありますよね。
この「ひく」って言葉も東洋医学的!
他の病気の時は「ひく」とは言いません。「かかる」か「なる」のどちらかだと思います。
この「ひく」は「引く」でしょう。邪を引くという意味だと私は思います。引くとは体内に引き込むことです。だから風邪は自分から引き込んでいるものにになりますよね。
風邪をひいている人の近くにいて、感染する人としない人がいます。これは、邪を引いているか、引かないかの違いです。栄養不足や睡眠不足で免疫力が落ち込んでいると、風邪を引き込んで体内に入れてしまうのです。
実は、こんな風(ふう)に生活の中に東洋医学がたくさんあるんです。
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風邪の効用 野口 晴哉 筑摩書房 2003-02 |




コメント
似顔絵にてる?
似顔絵・・
誰が書いたのですか?
手書きの似顔絵は、温かみがあるからいいですね。
書いてくださったのはお友達の漫画家の方かな?
でも実物よりふけて見える。失礼。貫禄があるように見えますよ!素敵♪
このブログからリンクしているAbi-Stationのツールで無料で簡単に作ることができました。もう少し若く見えるようにしてみようかな。というわけでして、漫画家の新井三喜氏ではありません。
もともと江戸時代は主流だった医学ですから
昔の日本人には東洋医学で説明しても理解して
もらえたんでしょうなあ。
お酒を飲むときに「五臓六腑」に染み渡るといいますし。一所懸命仕事をしたりするときに「心血」注ぐ
なんていうし。
大事な物事を「肝心」(肝腎)なことっていいますし。
気付かないだけで一般人も東洋医学用語をばんばん使って生活してるんですよねえ。
先にネタ書かれてしまいました(笑)
生活の中にころがっている東洋医学をひろってみると、けっこう面白いかもしれませんね。東洋医学用語復興委員会、ついに設立か…!?
そっかー。風邪を「引く」から風邪引いちゃうのか・・・(なんのこっちゃ)。
すごく納得しました。だから、調子良い時は家族中風邪引いてても体がビクともしないのに、調子が下向きのときはすぐ風邪引いちゃうんですね。
すみません、一介の患者ですが、まさに今の自分にズバリ当てはまるので、思わずコメントしてしまいました。
>先にネタ書かれてしまいました(笑)
すみません。私も前から暖めていたネタ
なので、つい書いてしまいました。
ブログネタになりそうなときは書く前に
メールで確認します。ネタは大事ですから
ね(笑)。
> Chabさん
じゃあ、今度は体内から風邪を引き出してしまいましょう!
> ジャッカルさん
コメントに書かれても気にせず投稿してしまいますから(笑)むしろ、コメントにおいしいネタがあるんです。