
■作法と所作の違い
活法研究会の代表が、ブログで「所作」について書きました。
いきなり結論に触れると、
こういった所作の積み重ねが、結果的に治療効果の違いに現れています。
ということです。詳しくは、活レポ(活法研究会ブログ)をご覧下さい。
この記事を読んだら、作法と所作の違いが気になりはじめた私です。頭を整理したくなって検索してみると、「高山直の『左の振り子』」というブログに納得の回答がありました。作法と所作の違いを端的に説明されています。自分ではこれ以上のことが書けないので、そのまま紹介することにします。
作法はルールと知識であり、所作はマナーと感性だと思います。
あえてコメントを添えるならば、作法は頭で覚え、所作は体で覚えるということです。
作法はルールや知識ですから社会通念と言えます。覚えておかないとマイナスに評価されます。いわゆる減点方式。いっぽうの所作は感性に従うので個人に帰属するものだと思います。所作が美しいとプラスに評価されます。いわゆる加点方式です。
私たちの仕事は、もちろん技術が大切です。ここで言いたいのは、その技術を活かすも殺すも作法と所作次第というところです。思うに、技術、作法、所作は三位一体です。実際の臨床ではこの3要素を患者さんは区別できません。総合的にしか判断はできないと思います。現場では、磨いた技術を引き出し、作法でマイナスされないように、所作でプラスを稼ぐ、という意識がよいだろうと思います。
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作法:マイナスされないように
所作:プラスをかせげるように
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活法研究会は技術系セミナーですが、手技の手順や使い方だけでなく、作法や所作の重要性を大切にしています。もし、手順だけを紹介する勉強会であれば、活法の勉強会ではなくなります。少なくとも碓井流活法からは大きくズレてしまいます。
■作法を学び、所作を磨く
作法は、見て真似をするだけで身につけることができます。いったん覚えたら反復練習です。いっぽう所作は感じることが主役になるので、真似するだけでは身につきません。
「これ(A)とこれ(B)、どっちがよいですか?」
と感覚に訴えかけ、どっちが心地よいのか感じて答える力を養っていきます。もちろん、人によって感じ方は違います。微妙な違いはわからない場合がありますが、極端な違いがあれば誰でも、“GOOD”と“NO GOOD”がわかります。仮に微妙な違いであっても、それが積み重なっていけば何となく“NO GOOD”になっていきます。「理由はないけれど、何か嫌」という話に。
活法研究会は、鍼灸師の集まりでありながら整体術をベースにした勉強会です。ここで講師をしている経験から、鍼や灸がない方が作法や所作に意識が向けやすいことに気がつきました。道具を持っていると、道具の扱いに意識が偏りすぎてしまい、患者さんとの間にあるものに目が向きません。
鍼灸師は鍼灸を捨てろ、という意味ではありません。「たまには鍼灸から離れてみると気付きがあるよ」という提案です。もちろん、活法の作法や所作は鍼灸に活用できます。私が提唱している古武術鍼法にもエッセンスを注ぎ込んでいます。
ただ、短時間で集中的なカリキュラムで行うセミナーでは「ツボを上手に探す」ことが中心になるため、作法や所作に対しては十分とは言えません。実際に、効果の差となって表れてしまうことがあります。今後はこうした部分に特化した勉強会があってもよいかもしれません。
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