時代はすっかりLEDですね。養気院を開業した当時、LEDという選択肢はなかったです。白熱電球か蛍光灯、そしてハロゲンランプでした。施設を設計する際には、この3つの灯りを適所に配置することを考えました。
施術室は調光して明かりの強さを変えたいので白熱灯を採用しました。他にも、ここぞという所には白熱灯を用いました。蛍光灯を使ったところはコストを優先したので、そういう意味では妥協です。ハロゲンランプは、ディスプレイラックや、中庭の証明に使いました。
表は完全にLED化が済んでいます。

白熱灯は、既に各メーカーが生産を中止しており、将来、白熱電球は珍しい照明となることは間違いありません。エコでない品としてよい目で見られない可能性もあります。しかし、現状でLEDが白熱灯の代用になるかと言えば、完全なYESではありません。明るくするだけならLEDに何の問題もありません。しかも消費電力は白熱灯の1/5です。

LEDは調光に向いていないのもあるのですが、明かりに“やさしさ”を求めると、やはり白熱灯を選びたくなります。白熱灯は、炎から出る光に似た雰囲気があり気持ちが落ち着きます。いっぽうのLEDのランプは、感覚的には目に突き刺さるような光です。目の疲労度は確実に違うと思います。精神的にもLEDは疲れる気がします。

メーカーもそれは分かっているはずです。LEDの光を白熱灯に近づけようと改良を重ねているに違いありません。新製品を待ちたいところですが、白熱灯と見分けがつかないものはもう少し待たなければならないようです。
時代に逆行するようですが、養気院では施術室に限り白熱電球を使い続けることにしました。エコを追究する時代に白熱電球を使い続けるのは勇気がいることです。でも、患者さんが長く居る施術室だけは許される限り、白熱電球で照らしたいと思っています。これからも患者さんに「この部屋は落ち着きますね~」と言って頂きたいからです。当たり前だと思ってた電球の光が贅沢品になるなんて開業当時は想像もしていませんでした。
白熱灯の値段が高騰する前に、白熱灯(クリプトン電球)を爆買いしました。

ここに100個あります。一度にこんなにたくさん電球を買ったのは初めてです。これだけあれば5年くらいは安心です。5年後のことは後で考えます。
ちなみに、エジソンが発明したと思われている白熱電球ですが、本当はジョセフ・スワンだという話をご存じでしょうか。実用化にエジソンが貢献したのは間違いありませんが、電球のアイデアは、ジョセフ・スワンです。法廷で争うことになって、和解が成立してエジソン・スワン電灯会社が設立されています。エジソンの功績は、発明ではなく電球の実用化と言った方が正確なようです。商売上手の方が有名になってしまうのは今も昔も変わらないのかもしれませんね。

東京のカポスでは、開業の時点で既に白熱電球の照明器具が手に入らなかったので、オールLEDです。施術室では患者さんがベッドに寝た時にLEDの光が直接目に入らないように工夫をしています。
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