■鍼灸は音楽である
出会うべくして出会った才能なのだと思います。
彼の前でブログを書こうと思うとおじけづきます。鍼灸師にしておくにはもったいないほどの文才。いや、そうではなく、鍼灸師であるからこそ活かせる文才だと信じたいです。
あのような文章が書けるのは、物事を深く考え、その本質に迫ろうとする気迫があるからです。私も文章を書く機会が多いのですが、彼のように上手に説明できた記憶がありません。彼のことを遠慮なく称賛しながら書き進めようと思っています。今回はそういう企画です。

最近、彼のブログに傑作が生まれました。ジャズと鍼灸を重ね合わせながら、ジャズ好きにも美味しい、鍼灸好きにも美味しい記事になっています。この種の評論では唯一無二です。ジャズの愛好家にあの文章が届けば、鍼灸に興味をもってくれるはずですし、鍼灸師が読めば、ジャズの話から自分の技術を見直すきっかけとなります。
彼との出会いは勉強会でした。2日間の勉強会の1日目が終わった夜のことです。私は彼にボソッと言いました。
「昔はジャズが好きではなかったのに、年を重ねるごとに耳に馴染むようになってきているんだよね。ところで鍼灸とジャズって似ている気がしません?」
そこから、酒が入ったようなテンションで談義が始まりました。彼の口から出る話があまりに贅沢なので、この話を鍼灸師みんなに伝えたいと思いました。話すのをわざわざ制し、「この話、ブログに書いてほしい!」と懇願したのです。話が壮大だったので、「大変だろうなぁ」と内心思っていたのですが、彼なら絶対にやり遂げると信じていました。
鍼灸師がジャズを語る必要なんてあるのでしょうか。あります。理由は単純です。どちらも理論とアドリブが重要だからです。理論とアドリブのバランスは鍼灸師によって違います。そもそも、理論すら統一されていません。
整理しておかなければ、鍼灸師同士が会話をしても発展的な議論は生まれません。我信じるところの押し付け合いになってしまいます。
ジャズの話を出しておきながらジャズに無知な私。アルバムをいくつか所有している程度で右も左もわかりません。このままではいけないと思って、彼に「おすすめのアルバムを教えてください」とお願いし、5枚のアルバムの紹介してもらいました。迷わずカートに全て入れました。それ以来、移動中のクルマの中はジャズが流れています。

ジャズを聴いて鍼灸が上手になるかどうかわかりません。でも、ジャズを聴いていたら上手になったという話があったら面白いと思います。ジャズの話を持ち出すまでもなく、鍼灸の施術にはリズムがあります。間が悪かったりすると上手に施術をしていても下手に見えます。上手に見えることも患者さんの安心につながると考えれば技術の内です。
施術には全体を通して感じる旋律みたいなものがあります。それが個性になります。理論が同じでも、鍼灸師によって異なる味が生まれます。理論と個性は両立できるのです。そこが面白いところです。
再現のために理論は必要ですが、理論に縛られて思考が止まることは、音階を追う電子音と同じで無機質なものにしかなりません。施術にはパッションが必要です。
こんな話をもっと聞きたい場合は、札幌の谷地先生のブログで!
キレッキレの文章に鳥肌が立ちました。この記事は永久保存版です。私の中ではすでに伝説です。結末で私が行う勉強会の宣伝もあります。お気遣いありがとうございます(^。^;)
■鍼灸は出会いである
読んで頂ければわかる通り、谷地先生と相思相愛であるという関係です。二人は活法愛で結ばれています。私が活法に出会って人生が変わったように、谷地先生も変わりました。
先に活法を始めた私が谷地さんの人生をねじ曲げたのです。しかし、おあいこです。私の人生も谷地さんによってだいぶ曲げられている気がします。
相手や観客に影響を受けながら自分の音を作っていくジャズ。人生と同じですね。人生はジャズなんです。言ってみただけなので、私のジャズのことで話しかけることは遠慮願います。
ジャズに結びつける話はできませんが、鍼灸院を開業したばかり頃は、今のように勉強会を主催したり講師をする自分を想像していませんでした。自分の意志で進んできたようでありながら、流れに逆らわないように身を任せてきた所もあります。
この仕事を続けていくことは、出会いを連続させていくことです。新しい患者さんを迎えた時、それは新しい出会いです。その患者さんに影響を与える施術を行いながら、私の方も影響を受けているのです。
私が中心となって行っている整動鍼™も、ある患者さんとの出会いをきっかけに生まれています。現在もケアで通われているある患者さんを診ている時に元となる原則に気がついたのです。経絡とは異なる系統を描くことで、頭の中がスッキリする現象を目撃してしまったのです。
■個性と才能が集う
勉強会の参加者の募集や鍼灸院の求人は、出会いを生み出す行動そのものです。そう考えれば、誰かと出会うために働いているようなものです。この仕事が好きなのは、新しい個性や才能との出会いが楽しみだからだと思います。
春の求人も終盤の今になって動きが活発になってきています。募集要項に問い合わせがポツポツやってきています。東京のカポスにも見学希望者が現れています。一緒に仕事をするパートナー探しですから全力のストレート直球勝負です。手間を惜しまずに募集要項も作成しました。

※求人はまだ間に合います(3月5日時点)。
■それぞれの役割
谷地先生にブログで宣伝して頂いた整動鍼の脊柱編も定員に近づいています(この時点でA日程は満席でB日程が残りわずか)。脊柱一つ一つの動きを手足のツボで整えていく手法を習得できる機会です。椎骨一つ一つに意味があり、それぞれが特定の動きで軸となっています。
この法則を自由自在に使えるようになると、症状に対して軸の調整という意識が芽生える様になります。本当に面白いです。鍼灸でお手上げだった症状が、むしろ得意分野になります。
ここでは詳しく書きませんが、整動鍼は文字通り動きを整える鍼です。人は動物である以上、生命活動に動きはついて回ります。ですから、運動器疾患はもちろんのこと、内臓のトラブルにも対応できます。動きを整えることは人間の基本を整えることになります。興味がある方はご一緒に。
【投票ボタン】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
![]()


コメント