■カポスの次のチャレンジ
品川のカポス、2院目はガラッと雰囲気を変えてアスリート専門の鍼灸院をやります。
整動鍼®が、「整動鍼らしさをもっとも発揮できる分野は?対象は?」と考えて出た結論です。

ご存じの方もそうでない方も、品川駅の徒歩3分のビルの一室にカポスはあります。ここが軌道に乗ったら2院目を、同じ品川駅、しかも同じビル内につくるという計画がありました。もちろん計画は生きています。少し当初の予定より遅れました、その分足元が固まりました。ここまで、いろいろな経験をして私も成長しました。
ここで「その人材はいるのか?」という問題。
人材を用意してから開業、というのは順番が逆です。開業するために人材を発掘し育てる、というのが正しいと信じています。そもそも、鍼灸師を募集しても、何をするのかわからないところには集まらないと思うのです。
準備も人材育成も同時並行です。否応なく、私の実力が試されます。ちょっと嫌だけど楽しみの方が上です。
問題は時間。すでに労働基準法があったら即アウトな働き方なので、これ以上の時間は用意できません。ほぼマックスです。私の仕事は、新しい院を作ることが「みんなのプロジェクト」であるという共通認識をつくること。
「クリ助さーん、次の院はいつ用意してくれるのですか?」と聞かれても、私一人では何もできません。スタッフ一人一人が当事者であると自覚できたら、私の仕事は半分完了。開業ノウハウは社内でシェアできています。カポスの開業から次の展開を見据えて動いてきました。
■鍼灸に専念できたらいいな
カポスを経営していて思うのは、組織の効率の良さです。一人の鍼灸師が、技術を磨き…、施設をつくり…、集客を学び…、経理を学び…、人脈づくりに励み…とやっていくのは無駄。鍼灸師はもっと鍼灸に時間を割くべきだ、と思っています。
現実を考えれば、鍼灸だけ…とはいきません。うちのチームもそこまでの段階に達していません。一人一人にオールラウンダーを求めている状況です。でも、ここから先は、一人一人が専門分野を持つ方が効率が上がります。
当たり前ですが、鍼灸師は鍼灸に専念するのが一番です。集客のためにマーケティングセミナーに行くのはもったいないことです。でも、現実はそうしなければいけない鍼灸師が実に多いのです。患者さんを集める専門家が社内にいたら、本当に楽です。
将来は鍼灸師ではない人を雇いたいと思っています。鍼灸師が臨床に専念できる環境を整えるためです。もう少し先の話です。今の位置を考えれば、目標としている段階です。頭の中に常に描いているのは、自分がいちばん働きたい鍼灸院です。
■整動をアスリートのために
整動鍼®は文字通り動きを整えること。この効果をアスリートが喜ばないはずがありません。
現時点では、主な対象を、スポーツ選手(プロ・アマチュア)としています。ダンス、バレエ、舞踏家、格闘家、音楽家…などなど。身体表現の専門家も想定しています。動きを調整するという整動の効果を、パフォーマンス向上に利用して頂きたいと思っています。
同じ整動鍼を使うのに、コンセプトが変わるので雰囲気も違うと思います。詳細はこれからです。
私の仕事が年々教育に寄ってきています。まったく興味のなかった教育という仕事。最近ようやく面白さがわかってきました。
臨床家として技術を磨きながら、見本としての役割があります。伝え方をもっと研究すべきです。そして、一番大事な仕事は、スタッフ一人一人が夢を持てるように、明るい未来を示すことだと思います。
自分のキャリアアップだけを考えていればよかった頃とはいろいろ違います。仲間をキャリアップさせることが、私のキャリアップです。今年は大きな仕掛けもしていきます。カポスの2院目の他に動き始めたプロジェクトがあります。その話はまた今後。
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