前回のつづき
バルセロナに行くために、ドーハで乗り換え。羽田から約10時間。
サッカー好きなら「ドーハ」と訊けば、あの出来事を思い出すはず。
ドーハはカタールの首都。

ドーハからバルセロナ行きのチケットには6:30と記載されている。
出発が30分遅れたためにドーハ到着も30分遅れた。時計を見ると、間に合わない計算。
係の人に聞き出した「D4」という単語を頼りに出発ゲート探す。その前に立ちはだかるセキュリティチェック。ディズニーランド並の長蛇の列。
しばらくトイレに行けないと思った私は、列に秋澤院長を残し単身トイレへ。すぐに小の方を済ませ戻ると、彼はそこにいなかったのだ。人の波に押しされて奥の方に行ってしまった思い、すぐに並んで追いかけた。前方を探せど探せど、彼の姿は見えない。
いきなりはぐれるというハプニング。
10分くらい経過した。
ドーハのひ…
かと思ったら、どこからか、
「栗原さーん! 栗原さーーん!」
と聞いたことのある声。そっちを向くと、行列の外。トイレの前でキョロキョロする男。その表情から焦りを感じる。先に行ったと思っていたはずの院長だ。なぜゆえ、まだトイレの前に・・・。
「秋澤くーーん!」
日本語よ、届け!
すぐに気がついた院長。こういう場合、多少のことはやむを得ない。行列の隙をついて無事に合流。
院長の第一声は、「さすがに長いと思って・・・」
そうであるなら、確かに長い。
このゲートをくぐるのに、そこそこの時間がかかった。忘れてはいけないのが、6:30というチケットの表示。
時計を見ると過ぎている気がしないでもない・・・
ダメかもしれない…。
「もう出発しちゃったんじゃないですか!?」
と秋澤院長。絶対に言ってはならない。受けいれなければならないからだ。
可能性を信じてD4を探す。そのことに集中した。この時、視力はアップしていたと思う。ゲートが見つかった。一番奥だった。
ちょっとした電車みたいな乗り物に乗って移動を始めた。
もし、これが間違っていたら、ドーハのひ・・・
ゲートに到着すると、搭乗予定の便名が、あった! あったのだ!
6:30は集合時間だったのだ。出発時間は7:30。
そこから6時間のフライト。スペインは、遠いところなんだなぁ。

■バルセロナ空港
いよいよFさんとの対面だ。ちなみにFさんは女性だ。
鍼灸学校受付のR(スペイン人)さんと一緒だった。
Rさんの運転するルノーのMT(マニュアルトレンスミッション)の車でホテルに向かった。スペインではMTがとても多い。イタリアの時もそうだったが、ヨーロッパは平気でMTが走っている。
ホテルに着いた。
バルセロナのメインストリートが目と鼻の先!
「鍼灸学校はどこですか?」
と訊ねると、Fさんは、
「すぐそこです。」
と交差点の奥の方を指指す。
驚きの表情を隠せない日本からやってきた鍼灸師二人。
■さっそく観光
ホテルに着いたのは午後の4時過ぎ。時差のため7時間余計に生きている。
Fさんに「ホテルでゆっくりしますか?」と何度も訊かれ、何度も断った二人。
せっかくスペインまで来たのだ。部屋で休んでいる場合ではない。
あのガウディの「カサ・バトリョ」が歩いて行けるのだ。この現実がなかなか受け入れられない。憧れをいざ目の前にしてしまうと躊躇してしまう感覚。ダメな男なのだ。
心の準備ができないまま歩き始めるとすぐに現れた。ここでFさんと別れ、秋澤院長と二人中へ…


この感動を書くと終わらないのでやめることにした。
続いて、カサ・ミラ。
こちらもガウディの設計。



屋上はバルセロナを一望できる。

お、あっちの方に何か見える!
■スペインと言えばパエリア
カサ・ミラを出てホテルに戻る。まだ明るい。18:30頃かと思って時計をみると20:30を指している。
時間を知ったら途端に、強烈な睡魔に襲われた。どうやらFさんが正解だったようだ。ほぼ1日飛行機に乗り続けてきたのだから、疲れていないハズはない。
ただバルセロナに興奮していただけだった。
満身創痍ではあったが、最後の仕事が残っている。スペインと言えばパエリアだ。滞在期間中はパエリアを食べ比べしようと秋澤院長と意見がまとまった。睡魔とッ戦いながら、ふらっとホテルを出てみた。すぐに発見できた。さすがバルセロナ。

明日は、いよいよセミナー1日目。
つづく…「ツボは世界の共通言語だ」
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