<このシリーズでは、鍼灸師であるクリ助が妊産婦さんに何ができるかを考えていきます。お産の現場をできるだけリアルに伝えますので、よいお産について一緒に考えてください。>
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鍼灸道具の入ったケースを開きました。ミッション開始。
分娩室にはクリ子、助産師さん、そして私の3人です。
こういう時、鍼灸師としては何を目的に施術をしたらよいのでしょう。
その前に、使う道具は、鍼なのか、お灸なのか、という選択肢があります。私の判断で鍼を選びました。強い陣痛が訪れるたびに体に力が入る状況で、もはやお灸は無理だったのです。
念のために説明しましょう。
もし、火のついたお灸がポロリと落ちたりしたら危ないからです。
念のためにさらに説明しましょう。
鍼灸師によるお灸に危険はありません。お灸はとっても安全です。お灸そのものも安全ですし、鍼灸師はリスクのある状況ではやらないから、本当に安全です。
鍼灸院に行くのが怖くて、自分でお灸をやったら火傷(やけど)をした。
という方をたまに見かけます(いつ、どこで?)。そういう方を見かけると、鍼灸院なら火傷しなくて済んだのに…、と思います。鍼灸師は最低3年間はお灸の練習をしているので、鍼灸師に任せた方が間違いないですよ(誰に言ってる?)。
さて、話に戻りましょう。
鍼を使うことなったわけですが、さてその鍼をする目的について整理しておきます。これ、重要なことですよね。鍼を打つわけですから、当然イイコトを期待します。そのイイコトって何でしょう。
陣痛が軽くなる…?
お産が早くなる…?
クリ子の陣痛が始まる前までは、陣痛を軽くしよう、なんてイメージしていました。思い出してください。クリ子の陣痛が始まったばかりの頃、「腰が割れるように痛い」と言うクリ子に鍼をしたことを。割れそうな腰を割れないようにしようと思って、局所に鎮痛目的の鍼をしました。一時的に陣痛が軽くなる効果はあったようですが、その鍼で陣痛の間隔が急激に短くなった気もしていました。
陣痛の緩和を目的にした鍼が、逆に陣痛を強くしていたとしたら…。
すべてはあの鍼が原因だった・・・・・・かも、し・れ・な・いのです。
では、あの鍼は失敗だったのでしょうか…。
私は重大なミスを犯していたのでしょうか…。
つづく→鍼灸師とお産(11)


コメント
陣痛和痛の鍼は分娩促進にもつながりますものね・・・。
自分にも陣痛が軽いうちに腰に皮内鍼だけでも
しておけばよかったなぁ・・・。
女性の月経も更年期もメリハリが大事と言いますものね。
お産もメリハリが大事なのでしょうねー。
そういえば中医の鍼の先生が、奥様の出産直前の陣痛で
太衝穴の引経下降を応用して按圧し陣痛を軽減された
という文献をついこの間目にしましたよ。
自分のお灸で火傷した、っていいネタですね~。
すみません、本筋とは違うところでウケてしまいました。
赤ちゃんを外に押し出すには、想像以上に強い力が必要で、
だから陣痛は痛い、ってどこかで聞いた気がします。(年寄り情報?)
陣痛が弱すぎると赤ちゃんが外に出られないし、
かと言って、強すぎると母体に猛烈な負担がかかるし、
その折り合いを体はどこでつけてるんでしょうね?
そうだ。奥様に鍼を打たれた時、奥様はじっとしていらっしゃったのでしょうか?
実は私、分娩台上で右に左にのた打ち回っていたもので・・・。
もしかして、暴れる妊婦にも打てる有効打があるのでしょうか?
そこのところ、知りたいです!
>なちゅらさん
おぉ、さすがです!(ネタがバレている・・・)
コメントにあえてノーコメントです。
誤解しないでくださいね、決してコメントに迷惑しているわけではありませんので。その話、もうちょっと先までとっておきたい事情が(笑)
>Chabさん
Chabさんのコメントも、的を得すぎていてネタバレ寸前の臨界状態です(^。^;)
クリ子に鍼を打つ瞬間は、クリ子の動きが静かになったその時だけです。痛みの凹を狙っていました。陣痛が強くなると、即座に抜いていました。
確かに暴れる人に鍼を打つというのは難しいです。妻にだからこそ上手くできたのだと思います。普段、そういう状況で鍼をする機会はありませんし。
家族が相手だと、たとえが悪いですが野戦病院的に鍼をすることは時々あります。鍼灸は急性の症状にもとても有効ですが、一般の患者さんへの施術は慢性的な疾患に対するものが大多数です。鍼灸を取り巻く環境がそういう感じなので、瞬間的な判断で鍼を打つ機会ってそう多くはありません。
この時の鍼は、瞬間的な判断をせまられた貴重な体験だったのです・・・
クリ助さんのブログ、面白いですね。次が楽しみ!
それに、なんか暖かい雰囲気が伝わってきて・・え?どうするの?!て、思わず見てしまいます。
でも漢方薬でも、こういうことありますよ^_^;
うん、実感・・何事も経験ですね。
あのときの、あの場面にもう一度戻ってやり直したくなるようなこと・・
続き楽しみにしています!
>サトさん
漢方薬を処方されているサトさんから、私の行動がどのように映っているのか興味津々です。
漢方薬と鍼灸が一緒にできたら一番よいのでしょうね。それぞれの長所を生かせますから。
もうすぐ続きを書きます。
記憶の中にあるうちに(笑)
いよいよ佳境に入ってきましたね。
以前、ある女性鍼灸師が
「臨月の妊婦へのハリ刺激は、からだの望む方向で効果を出す。」
みたいなニュアンスの記事を書いていたのを思い出しました。
つまり、早産には抑制的に、遅産には促進的に働く、ということなんでしょうか…。
残念ながら、立ち会えなかった私にはそれを確かめるチャンスがなかったけれど、その辺はどうなんでしょうね。次回が楽しみです、ドキドキ…。^^)
クリ助さん、はじめまして。
「ジェネリック医薬品」普及研究所というブログを運営しています、じぇねりっくと申します。
当ブログは、タイトルのとおり、ジェネリック医薬品が普及するために何かできることはないか?という思いをもとにはじめました。
クリ助さんのブログとリンクさせていただきたく思い、勝手ながら先にリンクさせていただきました。
よろしければ、http://generic-medicine.seesaa.net/でご確認ください。
つきましては、私のブログと相互リンクしていただけないかと思い、コメントさせていただいております。
まことに勝手なお願いですが、よろしくお願い致します。
>かもめさん
興味深い指摘ありがとうございます。
よい状態というのは体が一番知っているのでしょうね。
続きでは、私がどのような目的で鍼をしたかを書く予定です。
幸運なことに、生命活動の中でももっとも躍動的な瞬間に出会えたので、気が付いたこと、思ったことを全部このブログではき出そうと思っています。かもめさんの意見や感想を聞きたいので、ぜひ最後までお付き合いください。
>じぇねりっくさん
はじめまして!
リンクありがとうございます。
正直なところを申し上げると、薬関連のブログからリンクしていただけるとは思っていなかったので意外中の意外でした。こちらからも新しいカテゴリを作ってリンクさせていただきました。
鍼灸師は薬の処方はできませんが、通院している患者さんが薬を飲んでいることが多いので、薬の知識もある程度必要な職業なんですよ。じぇねりっくさんのブログでジェネリック医薬品について勉強させていただきます。
ちなみに、クリ子はもと医薬情報担当者、いわゆるMRです。
クリ助さん、リンクしていただきありがとうございました。
あたらしいカテゴリも作っていただいて・・・たいへん恐縮しております。
これからもよろしくお願いいたします。
>おぉ、さすがです!(ネタがバレている・・・)
>Chabさんのコメントも、的を得すぎていてネタバレ寸前の臨界状態です(^。^;)
どうやら答えは・・・のようですね^^
>ミッション開始。
という一言がたまりませんなあ~~~
私もどこかでこの一言を使いたい!いいや使ってやる!などと思ってしまいましたが陶芸でミッションなんてカッコイイ言葉はなあ~~。鍼でミッション開始なんていうとアレですね、必殺仕事人とか浮かんじゃいますねw
>鍼師さん
続きは明日アップします。ネタがバレているようなので、新ネタを考えています。(手遅れ?)
>夢湖さん
陶芸でミッション!いいですよ♪
夢湖さんに似合いますよ。自分だけに聞こえるような小声でボソッっという姿がとても似合いそうです。ぜひ、自分の世界への入口にご利用ください(笑)