鍼灸師とお産-第2章(4)のつづき
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午前3時35分
この技をかける時がやってきました。
活法の大腰筋の牽引。この技は、一部の助産師さんが使い出して不思議な結果をもたらしている技です。子宮口はどうなるのか、陣痛はどうなるのか…。

(この写真は誰が撮影したのかって? セルフタイマーですよ。)
大腰筋だけで様子を観てみたかったのですが、こういう時はいろいろ試してみたくなるもので、鍼の施術を加えました。
魂門(コンモン)、そして上天柱(カミテンチュウ)。
魂門というのは、背中にあるツボ。仙腸関節の動きをよくしたい時に使っています。「寝たままでいると腰が痛い」とか「朝起きると腰が痛い」という症状に私は多用しています。 妊婦さんにはとても多い症状なので、この背中のツボはポイントが高いと思います。
上天柱は、うなじの上の方にあります。私の場合ですが、天柱というツボから上に昇って後頭骨にぶつかる手前の際を狙います。経験上、ここは尾骨との連動性が高いと考えているところです。尾骨の動きを改善(実際にはほとんど動きませんので尾骨周辺の筋肉を活性化)させるために使いました。
そして、最後に太衝(タイショウ)。
このツボはクリ太の時にも使ったツボで、「陣痛促進に効果あり」と感じたため今回も使用。ただし、スタンダードな位置ではなく、陽明より(第2中足骨の際)に取ります。
15分をかけて、経験の全てを注いだ渾身の施術!

(これもセルフタイマーで撮影。)
午前3時50分
「陣痛が何分おきに来るか計っておこう」
クリ子が提案してきたので時計を見ました。
クリニックについてから1時間10分が経ったところです。
まさにその時でした!
「痛い、痛い、痛い!」
クリ子の様子が激変。
1分前には可能だった雑談はその瞬間から不可能に。
「こ、これはっ!!」
自分の心臓が高鳴るのがわかります。クリ太(第一子)の時のことを思い出すと、この感じは産まれる直前です。
ナースコール!
一旦、心を静めてから「お願いします」と伝えました。
助産師さんはすぐに現れました。
クリ子の変化を確認すると、すぐに子宮口の方に。
「子宮口が全開です」
続けて、発した言葉に驚きました。
「髪の毛が見えています」
髪の毛!?
ほんの15分前にはクリ子の脚をピョコンと引っ張っていました。
この15分で何が起きたというのか!?
活法を使った助産師さんの話が今ここで再現されているような感じです。
(正確には助産師さんは活法のみ、私は活法と鍼灸ですが…)
<助産師さんのブログ(陣痛促進効果)より>
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1時間で、4→7センチ。驚愕なのは、離れた10分で全開大。
その後、25分で生まれました。
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何だかこの事例と似ている気がします。
ということは、あと25分で産まれるということ!?
時計は3時55分ですから、出産予定時刻は4時20分!
あと25分だ、クリ子!
頑張ってね♪
(つづく)


コメント
遅ればせながら、やっと読んでます。
大腰筋調整効きますよね~
この頃は、よく分からず使っていた感があるのです。よく分からないけど陣痛が起こる。
いまは、前後でお腹を触ると分かるのですが頭の位置が変わっていきます。この効果で陣痛が変わっていくことが分かりました。
多用していますよ~。
ただ、進行には個人差がありますゆえこの状態から何分ということはありません。聞かれて一番困る質問が、あと何分、何時間で生まれますか?です(笑)
一番知りたいでしょうけど、お産の3要素はそんなに単純ではないのです。
>たけ産婆さん
お産記録読んでくださりありがとうございます。助産師さんはどう思うのかなぁ、なんて思いながら書いています。
あれから研究されてますね。ぜひ法則性のようなものが見つかりましたらぜひ教えてください。確かに、いつ産まれるのかって、誰でも知りたいと思います。
はじめまして。
先日、無事に初出産を終えた者です。
私の場合、予定日を過ぎていて、翌日の診察までに陣痛が来ないと促進剤になる話でした。
医療が発達しているとはいえ、促進剤が怖く、
『何か方法がないか』と、とにかくひたすら、すがる思いで検索をしていたところ、こちらのブログに出会いました。
せんねん灸があったので、私も太衝など試してみました。
その後は、ツボあたりを靴下の上からホッカイロで温めておりました。
じんわり温かく、ほっとしていました。
それからです、約1時間に痛みが来たのが!!
初めの1時間は12分間欠
次の1時間は10分間欠
次の1時間は7、8分間欠
その後病院に行き、自然分娩で!!無事に出産出来ました。
約12時間でしたが、本当に自然の流れで出産出来て安心しました。
周りの人には、『本当にぃ?』と話半分にされたりしますが、絶対にあると思います。
本当に本当にありがとうございました!
いまは『浮腫』の記事を参考にさせていただきます♪