鍼灸は宗教なのか…。

「このツボが効いた!」シリーズを連続して書きました。
すると、このブログの訪問者数がグイッと伸びたのです。

再び続ける予定ですが、今回は休憩ということで、、、

ツボに対する考え方や使い方は鍼灸師によって違います。統一された方法がないのです。情報を共有するためには統一された方がよいのですが、各学派、各流派の個性を否定することは、鍼灸の歴史を否定することなります。

バラバラでわかりにくいという欠点を抱えていますが、バラエティに富んでいるのが最大の魅力だと思います。このブログは、私個人のものです。書く内容は鍼灸業界の常識とは限りません。むしろ、常識外れのことを好むほうです(笑)

このブログは、同業の鍼灸師の読者も多いです。賛同を得ることもあるでしょうが、批判を受けることもあるでしょう。

ここは自分の主張をする場ですが、自分の優位性をアピールするために他の鍼灸師を貶めることはしたくありません。「本当にヒドイ」と思った時は、医療者や施療業界にいる者を皮肉を言うこともあります。

アクセス数が増えてくると、私の皮肉もヒトリゴトではすみませんので慎重に書こうと思っています。でも、慎重になりすぎて丸いことばかり書くと、それはそれでつまらないと思うのです。トゲはなくカドがある感じが理想です。

このブログを8年間続けてきて守ってきたことがあります。それは、政治的な内容、宗教的な内容は書かないということです。

「宗教」と単語に反応して、意地悪な人はこう言うかもしれません。

鍼灸は宗教だ

確かに、鍼灸を信じている患者さんとそうでない患者さんでは、治癒力の発動に差があることは間違いないと思います。東洋医学ってまだまだ誤解が多いです。信じるも信じないも、そういう医学があるのです。これは私の意見でもなんでもなく歴史です。

私の鍼灸院にやってくる患者さんでも、「私は東洋医学を信じる方なんです」と。繰り返しになりますが、東洋医学って信仰の対象ではないのです。一つの医学なのです。効果があるのは当たり前です。念のために書きますと、東洋医学も鍼灸も万能ではありません。治せないものはあります。

鍼灸師によって考え方もそれぞれです。「東洋医学こそ真の医学だ!」と信念を貫く鍼灸師。「東洋医学なんてインチキだ!」という勉強不足な鍼灸師(これは皮肉)。

私は、患者さんが東洋医学や鍼灸を選べる環境(雰囲気)を作りたいと思っています。東洋医学こそ真の医学だと胸を張れるほど勉強していませんし、西洋医学は無知でコメントのしようがありません。

とはいっても、最低3年間は専門教育で西洋医学をかじらされています。社内研修でマッサージ業やボキボキしている整体師と安心感は違うはずです(これも皮肉)。

病院に行っても解決の糸口が見つからない患者さんに、東洋医学や鍼灸を提案することが仕事です。病院や医師にできないことがあるのは事実。マイノリティ(鍼灸師)が生きていくために、マジョリティ(病院や医師)の欠点を突くことは戦略としてアリだと思います。

あ、一つ忘れてはいけないことがありました。
鍼灸師を覆い尽くす整体というマジョリティの存在(笑)

<関連記事>
鍼灸は極めると宗教になる!?(7年前に書いた記事)
鍼灸医学を宗教にしてしまう原因(2014年11月24日)(追記)

・・・

「このツボが効いた!」シリーズは続けます。
名前が長いので次回から「このツボ!」に短縮します。
無理なく続けたいので1週間に1回の定期更新になるかもしれません。

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コメント

  1. めぐる より:

    「鍼灸とか、東洋医学を信じてるので大丈夫です!」と笑顔で仰っしゃる患者さんは私の治療院にもいます。なんとなく前向きなその発言に私もスルーしておりました・・。
    「信じる」「信じない」の世界に東洋医学があるのは悲しすぎます。
    そのことをスルーしていた自分にもショックです。
    >信じるも信じないも、そういう医学があるのです。これは私の意見でもなんでもなく歴史です。
    このように患者さんにもお伝えします。

  2. クリ助 より:

    >めぐるさん
    東洋医学や鍼灸に神秘性を感じるほど、また、信仰心を芽生えさせてしまうほどの効果があるってことにしておきましょうか(笑)

  3. jackal より:

    ご無沙汰してます。
    「科学」という宗教もありますよ。
    絶対大丈夫と言っていた原発の安全性は
    宗教だったことが明るみに出ましたし。
    都合の良いように解釈して、努力を怠る
    ならば、全て宗教に堕落してしまうのでは
    無いでしょうか?

  4. クリ助 より:

    >ジャッカルさん
    キレのあるご指摘!
    「医学用語=病名」も時に宗教のように働いてしまうことがあるかもしれません。
    病院のドクターが言った言葉にも魔力が。原因がわからないために、仕方なく「自律神経ですね」と患者さんに説明したとしても、患者さんは、鍼灸院で「自律神経に効くツボ」を使ってほしくなると思います。
    不眠が症状であれば、ストレートに不眠の治療すればよいのですが、患者さんは、「自律神経が悪い」と思いこんでしまっている場合は、不眠のツボを使う時に「自律神経のツボです」と言った方が効果が高くなる、と経験上思います。
    不眠の患者さんの意識に埋め込まれた「自律神経」という文字。科学を扱う医師が発する言葉が宗教的な力を持ってしまうという皮肉な現象。

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