今月の2月はスペインに行ってきます。今回は6回目、慣れてきましたが、やっぱり海外セミナーは興奮しますね。
この間に、日本でも重要なプロジェクトがありまして、それは養気院(群馬県)の改装です。施術室を2部屋増やします。どこに造るかと言うと、ココです。

現在は「STAFF ONLY」となっていて、私が勉強部屋に使ったり、会計士さんや社労士さんとの面談に使っています。普段の事務仕事とは、ちょっと距離を離してクリエイティブな思考ができるように、「アトリエ」と名付けています。ちなみに、鍼灸師になっていなかったら建築士になっていたかもなぁ、と時々思うことがあります。
現在準備中の改装は3度目になります。
一度目は、2006年2月(3年目の大改装)
二度目は、2016年8月(アトリエをつくる)
今回の改装によってアトリエは施術室になって、待合ホールの一部も施術室になります。

もしかしたら、クリエイティブと鍼灸師は結びつかないかもしれませんが…私の中ですっごくクリエイティブな位置づけなのです。複雑な人体を鍼や灸といった医療道具の中でも群を抜いてシンプルな道具を使う鍼灸師は、自身の持つ創造力が頼りなのです。
一人一人の創造性も大切ですが、それを積み上げて行くことに私は全力を尽くしています。個人の枠を超えて積み上げたものは、いつか科学になると思うからです。
改装に話を戻します。
私が群馬に養気院を立てたのは、2003年の4月です。17年も経ってしまいました。もし、よろしければ、開業当初の初々しい私の奮闘ぶりをどうぞ。
鍼灸院開業の裏話vol.1「ヨーロピアンブロック造との出会い」
2004年に始めたこのブログは私自身の思考の記録なので、考えが変わったことも、あえて残しています。改めて読んでみたら、あんまり変わっていない…成長していないのかブレていないのか。
改めて当時の設計コンセプトを読んでみました。
1.女性に好感をもたれる空間であること
2.コミュニティの場となるスペースを設けること
3.インパクトのある空間であること
4.落ち着ける空間であること
5.増築・模様替えがしやすいこと
6.緑のある空間に仕上げること
7.地域と調和できること
8.安く仕上げること
9.東洋医学の基本となる陰陽五行説を取りいれること
(引用:http://blog.livedoor.jp/yoki/archives/13092172.html)
当時から変更したのは2と8ですね。「鍼灸院をきっかけに地域の人たちがつながりを持てたら素敵だなぁ」と思ってやったのですが、中途半端でうまくいきませんでした。また、安く仕上げようとして失敗した経験が何度もあるので、コストダウンはほどほどにするようになりました。
当初は「コミュニティホール」と呼んでいた広くてゆったりした空間は、ある時を境に「待合スペース」と呼び直しました。地域のコミュニティホールとしては惨敗でしたが、鍼灸院の待合スペースとしては負け知らずの広さです。
うちの鍼灸院が某有名業界雑誌、つまり『医道の日本(2008年12月号)』に注目して頂き、実は取り上げて頂いたことがあるのです。「こんな田舎まですみません…でも超うれしいぞ」と思いながら取材を受けたのを覚えています。

読み返してみたら、この10年あんまり変わっていませんでした。進化させると言ってながら、あまり変わっていなかったです。変更点は、「汎用スペース」と呼んでいた部屋が「アトリエ」になったくらいでした(反省)。とはいえ、あれから十年以上も全く飽きずに続けてきた自分を振り返り、「鍼灸好きすぎでしょ」と自分に突っ込みを入れました。

アトリエ
大きく変わったのは、鍼の技術かもしれません。「整動鍼」が生まれたのは、この取材を受けてから6年後。当時は、まったく想像していませんでした。海外に教えに行くなんて完全に想像の外。
次回の更新では詳しく計画について書こうと思います。ナイショにしておいて、驚かせたい気持ちもありますが…これから鍼灸院を建てる人やテナントの内装に着手する人の参考になると思いますので、できるだけお見せします。
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