鍼灸師のウェブ進化論(7)-勝ち目のない勝負

鍼灸を受けている若者は1~3%

鍼灸師のウェブ進化論(6)-鍼灸師の急増のつづき  ☆はじめから読む→予告編
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鍼灸師急増で、患者さんの取り合いが激化するという話もありますが、その前にちょっと考えたいことがあります。鍼灸師がつぶし合いをしていたら大変なことになるというお話です。

今回もデータを紹介します。

「リラクゼーションに関する調査」というものがあります。
関東在住の20~39歳の女性を対象としたアンケートです。

 →リラクゼーションに関する調査(レポセン)

「鍼灸はリラクゼーションではない治療だ!」と考えている方も、ちょっと見てください。

「あなたは息抜きしたいとき、どんなことをしますか?(複数回答)」に対して、どこにも鍼灸はありません。

エステとマッサージは入っています。
しかも29.6%とかなり高い比率です。

鍼灸は治療だから入る必要はなしと考えるか、ここに入り込もうと考えるかはもちろん自由なわけですが…、

話をわかりやすくするために、後者の場合で考えてみます。
(後者を薦めているわけではありません。)

アンケートの「いま話題のリラクゼーションスポット。あなたが興味を持っているものをお選びください。(複数回答)」(真ん中くらい)を見てください。

この中に鍼灸はありません。

リラクゼーションで勝負をするなら、ネイルサロンより期待されていないことを受け入れる必要があります。これは現実です。

“大衆”をターゲットにするなら、リラクゼーションで勝負しても勝ち目がありません。大衆を動かそうとするなら、鍼灸業界が一丸となってマーケティングする必要があるでしょうね。お金もかかります。ここではそういう方向ではなく、鍼灸師一人一人の視点で鍼灸の未来を考えます。

鍼灸師がウェブを知ることで状況は大きく変わるはずです。
その他の3.2%が狙えるようになるからです。

おそらく、他のアンケートを行っても鍼灸が目立つ位置につけることはないでしょう。
ちなみに、20歳以上で鍼灸治療を受けたことがあるのは6~7%だそうです(『医道の日本』10月号)。6~7%のうち高齢者の割合が多いことが推測できるので、若い世代なら1~3%くらいと考えておいた方が無難です。

ウェブを知っていると1~3%でも十分な数字です。
鍼灸師一人一人が1~3%に対して正しくアプローチできれば、(よい評判が広がり)必ず市場が拡大します。よいものは社会の方が放ってはおきませんから(笑)

つづき≫ウェブで逆転

次回は、鍼灸師のウェブ進化論をお休みして鍼灸院改装の話題(10月19日更新)
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コメント

  1. なつみかん より:

    おはようございます
    このアンケート結果はうなづいてしまいました。
    鍼灸=治療ってイメージ、正直あります。
    でも実際受けてみると、すごく癒されます。
    施術していただいたあとの脱力感っていうんでしょうか・・・?確かに何にもしたくない、動きたくない、このまま寝てしまいたい感じがありますが、
    次の日はからだも気持ちも軽い!
    このよさをわかってほしいですよね。
    鍼灸ファンがこれから増えることを期待します^^

  2. クリ助 より:

    >なつみかんさん
    鍼灸の癒し効果ってすごいですよね。「痛いですか?」とか「熱いですか?」という質問ばかりですが、たまには「癒されますか?」という質問を受けてみたいです(笑)
    記事にも書いたように、決してリラクゼーションを押しているわけではありませんが、リラクゼーション効果が世に知られていないことはマイナスです。
    治療あり、リラクゼーションあり、鍼灸のポテンシャルが各方面で発揮されるようになればと思います。

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