1.見えない世界
2.「気」の実用化がテーマ
3.見える世界
の続き。
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保険診療と違って、鍼灸の多くは自由診療です。
患者さんが全額負担しなければなりません。だから、保険診療と比較して患者さんは、自分に合った所を真剣に選ぶはずです。
こちら側としては、それに答えなければなりませんから、きちんと自分の個性を伝えていくことが必要だと考えています。その個性を選んでくれる方が、患者さんとなっているわけです。
ここで、見えない世界の話に戻ります。
先日、「患者さんは鍼灸師に対して何を思っているかわからない」と書きました。そもそも自分が次に何を考えるかさえわからないので、相手のことはなおさらです。見えない力に支配されています。ここで言う「見えない力」とは不思議な力のことではなく、認識が及ばない力のことです。
この認識の及ばない力に、鍼灸の効果も例外なく左右されます。そんな中、鍼灸師は一定以上の効果を常に出さなければ食べていけません。どうすれば、安定した結果を出せるのか…、は鍼灸師なら誰もが求めることです。
クリ助が考えるポイントは、最初に書いた「個性」です。自由診療は、患者さんの負担額が増えるため、経営的には不利な点がみられます。でも、有利な点があります。名前の通り「自由」というところです。
どんな施術の組み立てをしてもOK!
どんな料金にしてもOK!
患者さんのメリットが最大になるように工夫をします。その工夫の中には必ず鍼灸師の個性が入り込みます。患者さんはその個性を選択の指標とされているでしょう。
そう考えるならば、「患者さんが鍼灸師を選ぶ」ところから事が始まります。少なくとも患者さんは、「いいかもしれない」という思いを抱いて来院されるはずです。クチコミなら、実際に受けた方からの感想を頼りに。ネットなら、ウェブサイトの内容を頼りに。
予約の電話はラブコールです。
患者さんには「そんなつもりはない」のかもしれませんが、ラブコールと解釈しています。そう思いこむのです。患者さんに好かれている、と最初に思えれば、患者さんを好きになるのは簡単です。それを足場にすれば、信頼関係を築きやすいと考えています。
患者さんがどんな想いを抱いていても、自分の観念の方が優先的に自分に影響を与えるはずです。相手の観念(見えない力)に影響を受ける前に、自分自身の観念で覆い尽くしてしまおう、というわけです。
患者さんが選ぶ要素が強い自由診療においては、医療者側の個性が患者さんとの間に引力をもたらします。「自分のスタイル」を表現することが、患者さんとの信頼関係につながり、最終的には安定した結果をもたらすことになります。
患者さんのニーズや嗜好をつかむ、ってことも大事だとは思うのです。でも、振り回されると軸がブレるので気をつけなければなりません。一人の鍼灸師がすべての患者さんのニーズに応えることは最初から無理ですから、総体として患者さんのニーズに応えていく方が効率的かもしれません。
「ニーズ先行? やりたいこと先行?」
と問われれば、クリ助はやりたいこと先行です。
「高齢化社会を迎えるから、この仕事はいいね」とよく言われます。でも、そういうつもりはなく、高校生の時に受けた鍼灸の感動が忘れられなかっただけです。そのまま、好きなことを追いかけてきたような感じですね。
ある時、思ったのです。
「世の中、自分の他にも鍼灸が好きな人はいる」
そう思ってからは、ただ、理解してもらうことだけを考えるようにしました。趣味なら理解を求める必要ないですが…、仕事となればやはり理解を得ることが重要なわけで。
そろそろ結論を書かなければなりませんね。
見えない力には、プラスとマイナスがあると思います。実際としてはマイナス要素の回避が大事です。そして、プラスは大歓迎です。
鍼灸では特に患者さんと鍼灸師の相性は重要と言われます。あらかじめ自己表現をしておくことで、理解してくださる方と出会うことが可能です。来院後にそのことを考えると、患者さんの訴えに集中できません。
見えない力は、見えません。
見ようと思っても見えません。(見えちゃったら、見えない力ではありません)
その見えない力から出てくる自分の嗜好。自分の気持ちには嘘はありませんから、それを信じ、それを理解してくださる方がいらっしゃることを信じる、ということになりますね。
自信を持つ、とうことですね。
最後はなんだか平凡になりましたが、この「自信」とやらが一番難しい…。


コメント
鍼灸師は、稼げる、稼げないの差があるのかな
開業しても上手くいかない奴は、ゴロゴロいるのかな