
Kプロジェクトの続き
【Kプロジェクトについて】
・Kプロジェクト始動
・Kプロジェクトのプロローグ
・KプロジェクトのK
・Kプロジェクト 養気院の姉妹店
・Kプロジェクト 学生のチカラ
・Kプロジェクト 鍼灸師が食べていく方法
・Kプロジェクト (株)活法ラボの挑戦
・Kプロジェクト Kの戦略
・Kプロジェクト Kの真実
■花粉症のツボを発見できた理由
Kプロジェクトの姉妹店。
花粉症の他に専門とする2つの症状。頭痛と肩こりとしました。
この3つの症状は、密接に関わっています。

そもそも、花粉症のツボの発見は、肩こり治療の副産物でした。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私が行っている古武術鍼法は、原則的にコリの局所(患者さんが凝っていると訴えているところ)を使いません。なぜなら、そこに原因がないと考えるからです。
肩こり=筋肉の連動が損なわれて動けない状態
これが、活法(かっぽう)風に肩こりのメカニズムです。筋肉は単独で動くわけではありません。なぜなら、もし単独で動くと重心の位置が狂ったり動作の中心がズレてしまって身体の安定が保てなくなるからです。体は常に重心の位置を安定させようとしています。A点が動けば、B点がバランスを維持するために動くというわけです。
肩のコリがA点ならば、そのコリとパートナーを組むB点があるはずなのです。B点は無症状(無自覚)である場合もあれば、コリ感を感じている場合もあります。
仮に、頚は肩甲骨で制御されているという話があったとします。この場合は、頚のコリ(A)を解こうと思えば肩甲骨のコリ(B)を緩めておく必要があります。
このような話を発展していくと「頭痛は頚で解く、その頚は肩甲骨で解く、肩甲骨は・・・」という関係が出来上がってきます。そうすると、肩甲骨から頭痛を解くことも可能となっていくのです。
頭痛と肩こりの関連性は、誰もが知るところです。さらにいうと、頭痛にもパターンがあり、それに応じた肩こりパターンがあるのです。このパターンが頭に入っていれば肩こり治療がそのまま頭痛治療になります。
もちろん、頭痛の原因がすべて肩こりにあるとは考えていません。でも、多くの頭痛には肩こりが関わっていることは事実です。花粉症も、頭痛と同様に肩こり治療をベースに組み立てることができます。
整理すると、肩こり治療の応用として頭痛と花粉症があると位置づけています。Kプロジェクトが最初に着手するのは、肩こりのスペシャリストを育成することです。
■肩こりだけ?
こういう話をすると、「肩こり治療だけでなく、腰痛治療も出来るようになりたい。そして・・・」となるでしょう。3つの症状を高い確率で改善できる技術だけでも貴重ですが、「たった3つでは、将来開業する時に困る・・・」なんて声が聞こえてきそうです。
中途半端な技術で数多くの症状に挑むより、確実な技術で絞り込んだ症状に対応する方がよい結果が得られると信じています。患者さんに必要とされるのは後者です。「肩こりの患者さんが『腰痛もあるのですが…』と訴えてきたらどうするの?」と言われるのは想定内です。
あれもこれもと全てのニーズに応えようとすると終わりがありません。「腰痛の患者さんが『便秘を治したい』と訴えてきたらどうする?」と。そもそも、何でも一人で請け負う必要はありません。他の鍼灸院でも整体院でも、患者さんには選択肢がたくさんあります。大都会なら、なおさら。
こうした考え方を受け入れてくれない鍼灸師もいるでしょう。無責任だと言われるかもしれません。でも、「何でも治せなければ一人前ではない」という考え方が、どれほどの鍼灸師の未来を奪ってきたことか(それが陶太だと言われれば反論できませんが…)。「いくつもの症状を一人の鍼灸師に診てもらえる」ことは、鍼灸の魅力の一つですが、こだわると失うものもあるのです。
Kプロジェクトは妥協のプロジェクトではありません。理想も追いかけます。3つの得意分野は、最初の一歩でしかありません。次の分野も計画に入っています。「頭痛、肩こり、花粉症」が軌道に乗れば、次は「冷え、便秘、生理痛」です。
■コロニー化計画
Kプロジェクトは3~5年で体(てい)を整える計画です。3つの専門を持つ鍼灸院(ルーム)が5つ隣接して15の症状に対応できる鍼灸院郡(コロニー)を作ります。隣接してことがポイントです。スタッフは移動することで簡単に異動できます。
コロニーの中で鍼灸師は切磋琢磨することができます。その後、独立するもよし。残って後進の教育に励んでもよし。将来の選択が自由にできる仕組みを目指しています。

■鍼灸師求人
東京都港区にオープンの姉妹店で働いてくれる鍼灸師の求人を準備中です。
本日の時点で決まっていることを予告しておきます。
◆施設名:はりきゅうルーム カポス
◆募集人数:2名(1名は経験者希望、1名は経験不問、男女不問)
◆応募期間:7月(下)~9月(上)
◆最終選考:9月22日(日)
◆勤務地:東京都港区
◆勤務開始:2013年11~12月
◆仕事内容:鍼施術など(マッサージ業務なし)
※詳細は、後日発表します。
少なくとも頭痛、肩こり、花粉症治療に興味のない鍼灸師には向いていない仕事です。少しでも興味のある鍼灸師の方は話が全貌に達するまでお付き合い下さい。Kプロジェクトの全貌を読んでからご判断ください。



コメント
とてもワクワクするプロジェクトですね。
コロニー化計画は、中国で行われている中医師の分業システムをコンパクトにしたものみたいですね。
技術で日本鍼灸技術がが劣っていなくても、システムでの劣りは残念ながら認めざるを得ないというのをむざむざと感じます。
国がバックアップしてではないので、ゆっくりだとは思いますが、是非、鍼灸師の分業化を進めていっていただいて、鍼灸だけで色々な科が存在する総合鍼灸病院ができたら・・・なんて妄想をしてしまいました。
頑張ってください=3
>sanoさん
中国の事情に疎くて中医師の分業システムなるものを知りませんでした。中国ではそういう仕組みがあるのですね。
国にバックアップしてもらえたら、どんなにいいだろうか…羨ましくなるので想像するのはやめます(笑)
民間企業としてどこまで可能なのか、一つ一つの可能性を探りながら(ゆっくりになっても)確実に進めて行こうと思います。応援ありがとうございます!