「鍼灸師になって良かったと本当に思いますか?」のつづき
その集客、本当に必要ですか?
経営セミナーの講師をやったり、DVD教材を出したこともある私が言ってしまったら終わりかもしれないけれど、集客に飽きています。裏切り者と思わず最後までお付き合いください。
開業して15年も経っているので、いろいろなことを(やりたくないことも含めて)やってきました。ある時から、あることが起きるようになったのです。
集客とかぜんぜん考えてないのに集客できちゃってる
という状態。
集客をやっている自覚がないのに、電話が鳴り止まない時期。電話が止まらないので新規の受付をしなかった頃もあります。
現在はそこまでではありませんが、電話がかかってこない日はありません。今もさほど集客行動はしていませんが、患者さんが減っていません(増えてもいません)。
小さな鍼灸院という前提ではありますが、患者さんが来なくて暇を持て余すことはありません。集客意識を持たずに集客が発生している状況が間違いなく起こっています。
ビジネスの視点から言えば、集客をコントロールしないなんて考えれません。状況に身を任せているだけでは、株主に将来の展望を説明できません。ただ、幸福を議論する場合には、必ずしも計画的なことが良いとは限りません。ビジネスの成功と幸福は比例していません。
幸福論的に考えれば、集客していないのに頼ってくる人がいつも周りにいる状況って幸せだと思うのです。誰かに必要とされる人生って素晴らしいです。
誰かが集客してくれる
最近、集客に関する考え方が前と違います。集客しようと思わなくても誰かが集客してくれることが次々に起きているからです。
顕著なのはセミナー事業です。
私が代表を務める整動協会の副代表の谷地先生(快気堂鍼灸院白石)は、2年前まで受講者の一人でした。その谷地先生がセミナーの感想を書いたりしているうちに、受講者がどんどん増えて、あっと言う間に札幌でセミナーを開催できるほどに成長してしまいました。

犯人はこの男
たとえば、こんな記事。
足首の捻挫と鍼治療(テーピング vs 整動鍼)
副代表に就任してからも、病院との共同研究のきっかけをつくったりと、私が夢のまた夢だと思っていたことを次々に実現させています。
私の方が谷地先生に集客を教えていた時期もあります。その時期と被って谷地さんがセミナーの受講者をどんどん集めてくれていたので、ねじれています。
でも、こうした奇妙な関係の中に本質が隠れている気がするのです。
セミナー事業は新設した法人(整動協会)に移し、そんな谷地先生がメインになって運営をしています。今もなお満席が続いています。つい先日も、来月(7月)のスペインセミナーも満席になったと情報が入って来ました。

集客に必死になった結果ではありません。私はまったく何もしていません。
それどころか、やるべきことすらやっていませんでした。その証拠に先月に新しいセミナーをリリースしたのですが、受付開始の時は、カリキュラムの概要すら発表していない状態でした。それなのに、受付が始まると数分で80以上の席が満席。代金もどんどん振り込まれていました。
私の知らない所で何かが起きています。そうでなければ、用意した80席の席が発表前に完売するはずがありません。行動を起こしているのは買う側の方です。私は、感じたことのないプレッシャーを浴びて教科書づくりを淡々と続けていました。
この状況を説明するのに集客という言葉は本質を表せません。ではどうやって説明したらよいのでしょうか。そこに、これからの鍼灸院の集客(←さっそく使っているけど)のヒントもあるように思います。種類は少し違いますが本質を見つけられると思います。
では、これから数回に分けて人が集まる原理を考察していきます。
次回は、ネットのクチコミは本当のクチコミではないという話です。
つづく…「レビューに書き込まれたクチコミは本物のクチコミとは言えない理由」
・はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
・はりきゅうルーム カポス(東京都港区/品川駅)
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