妊婦ケアについて書こうと思ったのですが、心残りも多いので花粉症の話をもう少し続けます。
<これまでの話>
花粉症の原因が「ストレス」では納得できない
花粉症の診断点
花粉症の治療点(前編)
花粉症の治療点(後編)
花粉症を治すツボ(承山)
花粉症を治すツボ(■■)
花粉症を治すツボ(胞肓)
花粉症を治すツボ(天柱と風池)
花粉症を治すツボ(太衝と丘墟)
■花粉症と同じ症状
くしゃみ、鼻水、これは花粉症の症状ですが、何かの症状と似ていませんか。
そう、カゼです!
花粉症の症状は風邪の症状とかぶっています。東洋医学の目でみれば同じ治療法が可能です。西洋医学の人は「風邪はウイルス、花粉症はアレルギー、同じなんてありえねー。」と言うかもしれません。
でも、あり得るわけです。
異病同治(いびょうどうち)
同病異治(どうびょういち)
という言葉が東洋医学にはあります。これに従えば「花粉症であっても治療法が違う場合もあるし、花粉症と風邪が同じ治療法になる場合もあるよ」ってことになるのです。
花粉症と風邪に共通するくしゃみと鼻水。体の変化にも共通したところがあります。花粉だろうが、ウイルスであろうが、体に起こった変化が同じならそれに対応すればよいのです。
ポイントは前後の温度差です。
花粉症は前(顔面)に熱。
風邪は後ろ(うなじ)に冷え。
相対的に考えると、どちらも前が熱で後ろが冷えです。
前後に大きな温度差が発生したときに、くしゃみと鼻水が出ます(と私は思っています)。
ただし、風邪は初期症状のみが該当します。初期の頃、うなじから背中にかけて皮膚温が下がります。鼻水やくしゃみは「早く、あったかい所に早く行ってシチュー食べて!」という体のメッセージです。それを無視して寒いところに居続けると、発熱します。発熱に至ると花粉症と同じには考えられません。

「前が熱、後が冷え」という状態は手首のツボでバランスをとることができます。手首には外関(がいかん)というツボがあります。面白いことに、うなじが冷えてくるとこの外関も冷えてきます。この外関に鍼をしたりお灸をしたりするとうなじの冷えがとれます。風邪の初期症状に外関は使えるツボです。風の邪から体を衛(まも)る関所だと考えれば納得しやすいのではないでしょうか。
これを応用すると花粉症でも外関を使えることになります。しかし、経験的なことを言いますと効果が低いのです。なぜかと考えたら「そうか!」とあることに気が付いたのです。
■高さが違う
花粉症と風邪で高さが違うのです。
高さというのは、温度差が生じている高さのことです。
風邪よりも花粉症の方が高い位置で狂っています。
花粉症は目から鼻の高さ、風邪は鼻から喉の高さです。
これを踏まえて外関の位置を考えます。
外関は手首から指三本分肘に向かったところにあります。
手首からみて中心方向です。
頭部のエリアで中心方向にあるのは風邪の症状です(鼻~喉)。
末端に近いのは花粉症です(目から鼻)。
となれば、外関より末端に近いツボがよいのです。
と、ここまでは妄想です。実際に試さなければなんとも言えません。
■陽池(ようち)
目を付けたのがちょうど手首の中央にある陽池(ようち)というツボです。
試してみると面白いことがわかりました。朝のくしゃみと鼻水には効果的ですが、その場で症状を和らげるにはあまり効果がありません。朝の花粉症、花粉が引き起こしているわけではないでしょう。やはり問題は前後の温度差です。朝は冷え込む時間ですから、冷えが中心になって温度差を引き起こしていると言えます。花粉症であっても、この朝の時間は風邪っぽい状態と言えます。
陽池は花粉症の治療をして「朝に症状が残る」という方にとても有効なツボです。今シーズンに気がついたことです。何例も成功しているので“たぶん”間違いないと思います。私が使ったのはお灸です。
次は目の痒みが残ったとき(二間)
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