マーケティング論_01「タブーへの挑戦」
マーケティング論_02「囲い込むのは誰のため?」
マーケティング論_03「コンサルタントが知らないこと」
マーケティング論_04「コンサルタントだけがわかること」
技術論_01「心配事が関心事に変わる時」
技術論_02「人間性という名の技術」
技術論_03「患者さんを選ぶ」
技術論_04「技術を選ぶ」
技術論_05「マシな技術ですみません」
技術論_06「捨てられた技術にヒントあり」
技術論_07「開業鍼灸師の経済学」
技術論_08「低予算で学ぶ」
技術論_09「真髄に迫る(低予算で学ぶ2)」
経営論_01「広告費ゼロ戦略が生みだした財産」
経営論_02「小さな鍼灸院」
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■鍼灸師のための古武術医方
活法セミナーの受講生から頂く質問で一番多いのは「鍼灸と活法はどう組み合わせているのですか?」というものです。それはそうでしょう、「鍼灸師のための古武術医方」をうたっているわけですから。
質問者に対してコソコソ答えていたのがこれまでです。「活法で完結させる」という考えがあったからです。鍼灸セミナーとの明確に切り分けることにより、どんな流派の鍼灸師が学びに来ても違和感を感じないように配慮していました。
活法の枠から外れなければ、どんなバックボーンを持つ鍼灸師も活法を通じて仲良くなります。流派という垣根がないので、経営や将来の夢の話で盛り上がることも多いのです。まさに流派を越えた交流が自然にできるのです。
実は、こういう機会を作るのは難しいことなのです。なぜなら、鍼灸師の勉強会に所属すれば、当然「ここが一番です」という態度をとらなければなりません。思っていることをそもまま口に出したらNGになることがあります。大人のルールを守ろうとするほど寡黙になりがちです。
■流派を越えた鍼灸
活法研究会のセミナーは明るい雰囲気です。「こんなに明るいセミナー初めてです」と感想をたくさんいただきます。寡黙になる必要がないからだと思います。活法研究会としては、どこかの流派をイチオシすることもせず、どこかの流派を否定することもしません。そういう立場をこれからも貫いていくと思います。
こうして、流派をイチオシもせず否定もしない立場で行くと、鍼灸と活法のコラボを語るとき、「流派を越えた鍼灸」の存在が必要になるのです。どの流派にも通じる、どの流派も否定しない鍼灸のスタイルが必要なのです。
流派を越えるためには、方法は一つしか思い付きません。「限りなく活法っぽい鍼灸」であることです。活法をやっている人が鍼灸を持ったらどうなるのかを考えるということです。現実的には、既にある流派で学んできた私には難しいのです。だから、そういう工夫をするのです。
工夫次第では活法研究会独特の雰囲気を壊すことなく、鍼灸と活法のコラボを実演することができます。活法研究会の代表と相談をしました。そして、一つの仮想的スタイルを示す機会を得ることができました。
■ネタを仕込んだ技術
今月の、23日(金)、25日(日)に東京で「患者さんの心をグッとつかむマル秘テクニック公開セミナー」を行います。その際に「鍼灸×活法」の時間を設けることになりました。「こういう鍼灸のやり方もあるよ」というのを参加者のどなたかに患者役をお願いして紹介したいと思います。
「患者さんの心をグッとつかむ」というのは信頼関係を築く第一歩です。施術には、心をグッとつかめるものと、つかめないものがあると感じています(つかめなくても必要なものはいっぱいあります)。私自身が施術を受ける時に感じることです。
患者さんの心が違う方向を見ていたら施術は素通りしてしまいます。患者さんの心を私たちの方に向けるために、トークを鍛えることも大事だと思いますが、技術そのものに信頼関係を築くネタを仕込む方が簡単だと思います(私のように話が苦手な鍼灸師でも可)。
患者さんの気がつかないところにネタを仕込むのです。患者さんを騙すようですが、患者さんが気がつかないから効果があるのです。これはマジシャンがネタをばらさないのと同じです。ネタバレした途端にマジックはつまらなくなるものです。
私の知っている範囲ですが、こうしたネタを仕込んだ鍼灸を見たことがありません。もしかしたら、繁盛鍼灸院が密かに使っているテクニックなのかもしれませんね。「ネタ」という書き方に、腹黒いイメージがあるかもしれませんが、患者さんが早く治るための起爆剤であることは間違いありません。
■経営安定化のヒント
患者さんはいつでも不安です。
最初は、鍼灸に不安、そして鍼灸院に不安、担当の鍼灸師に不安。施術を受けても、症状が改善するかどうかに不安を抱きながら、社会復帰への不安も抱えています。その不安に私たち鍼灸師はどう向き合うのか…。
セミナーでお伝えしたいのは不安な心を安定化させる、そんなテクニックです。私のレベルではご期待に添えないかもしれませんが、ヒントは伝えられると思います。
患者さんの心が安定するようになれば経営も安定する気がします。患者さんの心は経営を映す鏡です。活法を学んで思いました。
(つづく)


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