
■インターネットは嘘をつく
鍼灸を受けるなら、実力のある鍼灸師を選びたいものです。私も体を診てもらうなら、実力のある鍼灸師を選びます。しかし、鍼灸師の目で見ても、ネット情報だけで実力のある鍼灸師を選び出すのは難しいです。
実際に目の前で施術を見れば、だいたいの実力が想像できます。受けて、ようやく本当のところがわかるものです。インターネットの情報で実力を正確に計ることはできません。
サッカー素人の私には、サッカー選手はみんな上手に見えています。海外でプレーしていれば、すっごく上手いんだろうな、というフィルターを間違いなくかけて見ています。国内の優秀な選手には気がつきません。お祭り的なメディアを通してサッカーを見ているだけです。
私たちの仕事でも同じことが言えます。メディアというフィルターを通されて見られます。メディアはテレビや雑誌ばかりではありません。もっと身近にインターネットがあります。この記事がまさにそのメディアの中にあって、クリ助もフィルターを通っています。
「実際に会ってみたら、イメージとちょっと違う」
と言われたことがあります。思っていても口に出さない人もたくさんいると思います。言いたいのは、メディア上で選ぶ言葉で私のイメージが右にも左にも偏るということです。文字だけではありません。写真などの画像も同じことが言えます。
■実力ではなく魅力の勝負
情報を発信する際は、意識していてもいなくても、「自分がどう見られたいか」に支配されてしまうものです。どうしても、見せたい自分が前に出ます。
自己表現が上手な人とそうでない人がいます。これは鍼灸師でも同じです。表現力が豊かで巧みな鍼灸師ほど魅力的に見えます。開業鍼灸師に限っていえば、何かしらの魅力が表に出ていなければ廃業してしまいます。私も自分の魅力が出るように努力と工夫をしています。
ただ、私は小心者です。自分を大きく見せすぎて、実力が患者さんの期待に届いていない状況は耐え難くなります。すぐにノイローゼになってしまうでしょう。等身大の自分を出すようにしています。絶対に外せないルールです。
等身大で勝負すると決めた以上、本当の実力が必要です。その実力から発する言葉に意味があると信じ、一歩一歩、高いところを目指しています。そこから見える景色にも興味があります。
■誤魔化し自由の施療業界
こんな話をするのは、(鍼灸師に限らず)施療業というのは結果が目に映らないことが多いからです。誤魔化しやすい業種です。「言葉」を巧みに使えば患者さんを操ることも出来てしまいます。そういうノウハウもインターネットを通じて簡単に手に入る時代です。
施療業は、患者さんから代金だけでなく時間も頂いています。結果によっては貴重な時間を奪ってしまうことになります。また患者さんの人生が大きく左右することも珍しくありません。施術の結果によって、仕事に戻れたり、仕事を失ったり…ということもあります。
医療ですから、精一杯やっても結果が出ないことはあります。
だからこそ、いつも誠実でありたいと思います。
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・養気院(群馬県伊勢崎市)
・カポス(東京都港区)
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