鍼灸院開業の裏話vol.10「宣伝してあげるから(番外編)」

最初から読む(vol.1)

今回はコメントからネタをいただきました。(感謝:ムムさん)

私の治療院だけではないでしょうが、紹介者に義理を果たすために、来院されるケースもあると思います。治療をオファーされているわけではなく、お付き合いの一環ということもあり得ますね。

ある患者さんの話。
患者Aさんは、たくさんの人に声をかけたらしく、何人も連れてきてくれました。時には連れ立ってきました。でも、Aさんに紹介された方達は足並みをそろえたかのように1回きり。


一方、患者Bさんは、宣伝している様子はないのですが、その方の家族、親戚、友人などたくさんの方が来院されました。話をきいてみると、決して、Bさんに紹介されたという雰囲気ではありません。ここがポイントだと思います。(Bさんから話を聞いて来院された患者さんは治療に熱心に取り組み、治ってから卒業されていきます。)

宣伝され、押しつけられると逃げたくなります。それが人の心理かもしれません。それより、イイ思いをしたことをうち明けられると、それを聞いた人は羨ましくなるものです。フタをあけてみたら「宣伝してあげるから」という人がクチコミで広めるわけではなさそうです。でも、その心意気には感謝しています。

治療家は「宣伝してあげるから」という言葉に頼らず、一人一人の患者さんに感動を与える努力をした方がいいかもしれませんね。感動されると私も感動します。感動は人に話してしまいます。。。

クチコミの背景には「感動を共有したい」という心理があるんでしょうね。(つづく

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コメント

  1. ムム より:

     楽しく拝見させてもらっています。 
     自分を含め人間のほとんどは押し付けられたくないんだと思います。押し付けられると受身になるし積極性もなくなると思います。例えば鍼灸の魅力にとりつかれた鍼灸師があまりにその魅力を伝えようとしてかえって押し付けがましくなって患者さんから拒否されるなんてことも多いと思います。純粋に鍼灸を思う気持ちが一途で強ければ強い人程その気持ちが空回りして相手に伝わらないというジレンマに陥ってしまうんですね~(涙)。

  2. Chab より:

    似顔絵が変わってる! 今日はお疲れなのでしょうか?
    先ほど治療の効果が表れまして、一仕事(滞り解消^_^;)終えました。これですっきり眠れます。
    喉も痛くないし、やっぱり鍼灸ってすごいな~。

  3. ジャッカル より:

    医療系に関しては宣伝という言葉自体が成立しがたい
    ジャンルですよね。基本的に商業じゃないから。
    医は仁術の精神からすればボランティア鍼灸師でも
    間違っているとは言えない。相手が貧乏なら(笑)ね・・・。
    鍼師も生活があるし、そこそこは売上げないとやって
    いけないけど、それを求めるとおかしな話になる。
    難しいですね。

  4. クリ助 より:

    > ムムさん
    純粋なほど、知らず知らずのうちに自分の価値観を人に押しつけてしまうんでしょうね。理解してもらおうと思う時は、相手の価値観から理解しなければいけない気がします。伝えようと思う気持ちが強ければ強いほど、相手の気持ちから受け止める必要があるということでしょうね。
    >Chabさん
    クリ助の顔は、気分によって変わりますよ。
    また、すごいと思ったときは「鍼ってすごいな~」って言ってくださいね。かなり嬉しいので!

  5. クリ助 より:

    >ジャッカルさん
    ボランティアとしての鍼灸、職業としての鍼灸、それぞれ有り様で鍼灸師に求められるものが違ってくると思います。そういう観点でお返事してみます。
    患者さん側からみても、タダで受けた治療と、お金を支払って受けた治療、それぞれの状況で受ける姿勢が違うと思うのです。タダの場合、「悪いわね~、こんな親切にしてくれて。」(結果に対する評価とは限らない)と感謝されると思いますし、有料の場合、「お金払ったのだから効いて当たり前」と厳しく評価されます。前者は“親切”に対する評価が主、後者は“技術やサービス”に対する評価が主です。また、プロとしては与えられた時間、条件の中で平等にサービスを全うする義務があると私は考えてます。一方、ボランティアにはそういう義務が発生しないですね。。。(おっと、長くなったので、ここまで。)

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