私の治療院には小さな中庭があります。
この中庭に雨が降ることがあります。今日がその日です。
ここに1本の木があるのですが、建物のちょうど真ん中です。偶然ではなく、この位置にこだわったのです。だから、設計が大変だったんですよ!
実は、陰陽や五行を意識して治療院を設計したのです。
来院されたことがある方は、治療院を思い出しながら読んでみて下さい。ネタばらしをするのは今回が初めてです。
一番のポイントは中央に「土」があることです。
土は私たちが生命活動をする「場」を意味しています。
これは五行説の重要な概念の一つです。
→水→
↑ | ↓
金-土-木
↑ | ↓
←火←
【五行の概念】
一言で言うと「木、火、土、金、水」を自然法則の象徴として事物や現象を理解する方法です。カッコよく言うと、森羅万象の象徴です。ちなみに、陰陽論における陰の象徴は「月」、陽は「日」。五行と陰陽を合わせると、1週間になりますよ。日月火水木金土、ほら!
矢印で目が回りそうですが、次に進みましょう。難しい話はないですから。
では、方角を五行で表現してみますね。
→北→
↑ | ↓
西-中-東
↑ | ↓
←南←
やはり、目が回る気がします(@o@)
「中」は「中央」のことです。
矢印の動きは太陽の動きと全く同じですね。
今度は季節を五行で表現してみます。
→冬→
↑\ /↓
秋 土 春
↑/ \↓
鰻←夏←
土は「土用」です。うなぎの「土用」です。
土の働きがあるから季節が終わり、次の季節が始まります。本当は土用は4回あるんですが、うなぎを食べる土用(夏の土用=夏→秋の間)だけが有名です。
こんな風に季節が移りゆくのは、自然が循環システムだからです。巡ることによって成り立っています。人体も血液などが循環していますので、内臓も五行で表現できてしまうのです。
→腎→
↑ | ↓
肺-脾-肝
↑ | ↓
←心←
中央の「脾」は消化器系の一つです。西洋医学でいうところの脾臓とは違います。脾だけでなく、その他の臓も西洋医学でいう概念とは違います。
目が回ってきたので、今日はここまで。
おっ、雨がやんだようです。中庭で確認したクリ助でした。


コメント
お久しぶりなshinoです。
東洋医学概論で習いました。
でも、なんとなくオネムな感じで
この一年が過ぎ去ってしまいました。
でも、クリ先生の陰陽論は
生活に結びつけて、とてもイメージしやすくて
もう一度、この春休みに復習をしようという気持ちに
なりました。
今月いっぱいで事務仕事を辞めることになり、
臨床に出るか、出ないか・・・
出たら、学費払っていけるか・・・
OLとしてしばらく働くか・・・
学校があるため、残業無しの仕事が見つかるのか・・・
なんて、このところ悩みがちなshinoですが、
クリ先生のブログにはいつも目を通し
なんとなく元気をもらっています。
学生・仕事の両立は大変ですが、
将来、鍼灸師となった時に
この苦労がいつか役立つ事を
祈って、今日も頑張ります。
変な、書きこみごめんなさい。
> shino☆さん
どんな選択をされても、shino☆さんなら大丈夫です。shino☆さんは前向きに悩んでいるので、何をしても臨床の肥やしになると思います!
東洋医学が机上の空論とならないように、これからも生活の中で発見した東洋医学を書いてみます。また、読んで下さいね。コメントは何を書いてもかまいませんので、また思ったことをコメントしてください。
なるほど!図にすると、分かりやすいですね。
治療院の全図を知りたくなりました。
他にも配置でこだわったところが、きっとあるんでしょうね。
おっ、するどいですね☆
苦労話が一段落したら、またこだわっているポイントを書いてみようと思います。ちなみに、以前Chabさんと話題にした「腎」ですが、図を見ると、水とどういう関係なのか一目瞭然ですよね。