
桜が一番好きです。
桜を見ると時間が貴重なものであることを思い出します。
桜にはそんな効果があります。
桜は散るから美しい。
有限だからこそ美しいと感じるのでしょうか。


「桜が好き」といいつつ、花見の時間を取ったのは開業以来初めてでした。
独立して6年、現在の鍼灸院を建ててから5年が経ちました。
開業時は「焦りすぎ」と周囲から言われていたようですが、これには自分なりの言い訳を用意しています。
独立を意識した時、「失敗したら仕方ない」という覚悟を決めました。「成功者は一握り」であることが現実ですから。覚悟を決めたといっても、失敗に怯えていました。その恐怖から逃れるためには前に進むしかなかったのです。その姿が「焦りすぎ」と映ったのかもしれませんね。
失敗に怯える一方で、好きなことを仕事にできる喜びも感じていました。「必死さ」と「無我夢中」が混ざり合った説明しづらい変な状態になっていたと思います。
開業してからこれまで、「続けていける確率は1%」と自分に言い続けてきました。これからも言い続けます。これから、若くて優秀な鍼灸師が参入してきますし、マッサージ、整体、エステなど鍼灸と競合する業種のパワーもすごいです。
よいものだけが生き残れる
これだけのことですから「よいものを追究していくだけ」です。
5年後の桜も美しく咲きますように。


コメント
>桜が一番好きです。
しみじみ美しい一文、潔いほどの言い切りですね。
>桜を見ると時間が貴重なものであることを思い出します。
20代のころから、桜を見ると
「今年も桜を見ることができた…ありがたい」と思うようになりました。
老若男女問わず、死は突然やってくる可能性があります。
老人(65歳未満)だからと言って、来年も無事に桜が見れる保障などありません…。
人生などあっという間です。
あっという間に割いてあっという間に散る。
ゆえに美しいと感じるのは、人間の勝手で
桜にとっては、毎年の繰り返しですけどね…
繰り返しては幹が太くなる。根が盤石になる。
確かに人気商売ですが、太くなり続ける木は
若木に負けやしませんよ。
ソメイヨシノの寿命は100年くらいでしたっけ?
人間と似てますね。桜に共感。
>harikyuさん
「繰り返しては幹が太くなる…」、自分の人生もそうありたいものです。
もう一つ桜が好きな理由があったのを思い出しました。それは、桜が申し合わせたように一緒に咲くことです。一緒に咲くのは桜だけではないでしょうが、開花の時期が短いだけに同時に咲くことが印象深いです。
桜が会話をしてタイミングを合わせるわけでもないのに…。人間であるが故に失った感覚があるのでしょう。人間から見たら不思議に見える同時開花も、桜にとっては「あたりまえだよ」という程度かのかもしれない。