芸能人と対談?

今日のお昼、仕事仲間のMさんからメールが届きました。

こんなことが書かれていました。

「雑誌掲載の料金が5万円かかる」

と。

広告掲載の話ではありません。取材の依頼を受けたという話。
取材を受けた方が5万円を負担するという話だそうです。
そんなことを聞いたことがない、ということで私に相談メールを送信。

確かにおかしい気がします。

雑誌の記事をつくるのは、出版社ですからネタを用意する費用は出版社が負担するのが普通な感じがします。
クルマメーカーが「この部品を使うから5万円支払え」と下請けに要求するのと同じな気が・・・。

実は、私のところにも、同じような電話はこれまで20回くらいありました。

ここから先は今だから書ける話です。
開業した直後、「取材」で芸能人がやってくることになったのです。
私の鍼灸院に、こんな田舎に、本当にやってきました。

そして請求された額は30万円以上。
この金額を借金して支払う流れに。

「どうしよう・・・」とオロオロするばかり。

事業上の契約では、一般消費者のようにクーリングオフが使えません。
消費者センターに電話しても冷たくされます(経験済み)。
後からオカシイと思っても手遅れです。

こっちは開業間もない頃ですから必死です。
当時は20代の半ば。若さだけを頼りになりふり構わず手をつくしました。

翌日、契約は解除できました。その出版社の担当者は強い口調でしたが、「最初の話と違う」という証拠をたまたま持っていたので大丈夫でした。その証拠とはFAXです。取材内容を一度FAXしてもらっていたのです。なぜFAXを頼んだのか覚えていません。その時はなぜかFAXを頼んだのです。もし、電話の口約束だけだったらどうなっていたかわかりません。

開業間もない頃、私は隙だらけでした。
第一に世間知らずであったこと。
第二に患者さんが少なかったこと。

冷静に考えればわかることでも、気持ちが安定していないと正しい判断ができません。詐欺にあった人を見て、「何で騙されるのだろう・・・?」と思うことがありましたが、この失敗を機に、騙す方はプロ、騙される方はアマチュアと考えるようになりました。

なのに、その数年後には再び騙されそうになったのです。
今度はセキュリティシステム。
防犯システムを導入しようと考えていた、まさにその時電話が鳴ったのです。

リーズナブルな話なのですが、特許が虚偽であることに気がついたのです。
残念なことに契約後。

これも必死にリカバリー。
なんとか無傷に済んだのです。

思い返せば営業マンの態度がとても不自然でした。ベテランと新人の二人だったのですが、新人さんの方はオドオドしていました。場に慣れていなかったのではなく、騙すことへの後ろめたさを感じていたのだと思います。

次はいつ騙されるのだろう・・・
と心の準備をしています。

人を疑う準備なんて、本当はしたくないものです。
でも、これが生きていく、ってことなのでしょうか。

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by群馬の鍼灸院(養気院)

コメント

  1. jackal より:

    自分の身を守るためには普段から、法律的な視点を持っておかないといけないってことですね。

  2. 蒼龍 より:

    これ、病院や治療院によくあるみたいですよ。旬の過ぎたアイドルを使う商売で、雑誌といってもフリーペーパーみたいなものらしいですが・・・。結構治療院の中にはこの手の雑誌に取材を受けた、といってサイトに掲載されているのをよく見かけます。
    それと活法、なかなか興味深いですね。私は古武道を習っていたので、一部だけ教わったことがあります。ただほとんどがオープンな流派なのに、活法だけは該当者のみを集めて伝授が行われ、絶対に外部には公開しない、ということを誓わされました。
    後年になって、自分が習ったのと良く似た内容が、パリッシュ氏の著書で見かけましたが。
    クリ助さんの所の活法はどんなものか・・・興味深いです。

  3. クリ助 より:

    >jackalさん
    お付き合いのある建築家さんの会社には、次のような言葉が貼ってあります。「法律は弱者の味方をしない。知っている者の味方をする」と。法律というところを医学に置き換えても通じるかもしれません。

  4. クリ助 より:

    >蒼龍さん
    本当にいろいろな商売があるものですね…。蒼龍さんは古武道をされていたのですかっ!?秘密になっているのですね。
    私が習っている活法にしても、私の師匠の前は閉鎖的だったようです。オープンになっていなければ、私は一生活法に出会わずにいたでしょうね。活法はたまに動画でお届けしていく予定ですので、またブログに遊びに来てください!

  5. hassy より:

    参考になりました。ありがとうございます。
    また、タイミングよく連絡が来るもんですね!
    明日は我が身、気をつけないと。。。

  6. クリ助 より:

    >hassyさん
    お互い、大事なお金(患者さんから頂いたお金)を無駄にしないように気をつけましょう!

  7. mac より:

    じつは・・・
    うちも載っけたことあるよ
    値段は、うんと安かった(たぶん6万くらい)けどね。
    鍼灸院の近くにある、有名ボクシングジムの有名ボクサーが来たよ。そのボクサーはとっても紳士的で素敵だったけど、(こんなアルバイトもするんだー)って思いながらお話ししてた。
    それから何度も別の取材とか来たけど、その経験があるので、本物か偽物か見分けがつくようになったかも。そう考えれば、安いのかなあ?
    でも、この話も、今だから書けるお話で…。
    あまり人には言ったことありません。
    以後は全然広告は出してません。
    鍼灸院(とくにうちのような地味な)は、広告の意味は全くないと思ってます。
    お互い毎日勉強ですね。

  8. クリ助 より:

    >macさん
    6万円ですか。安いっ!!!
    私が契約してしまったのは、あとからどんどんオプションがついて費用が増えていく変なものでした。オプションってそもそもオカシイのですが、白黒、カラー、紙面の大きさ、Webでの紹介、などなど、それぞれが数万円単位で。最初に聞いていた金額では、誰の目にも留まらないような(載っても意味のないような)、ものになってしまうのです。
    何でもないものに、数万円なら、少し出してまともな記事にと考えるように仕組みができていましたね。
    macさんの取材件数はすごいので、また教えてください。あやしいものがあったら相談させてください。

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