鍼灸学生に伝えたい「免許が正解ではない話」

求人情報(新卒OK)(鍼灸専門、女性鍼灸師)
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勤務地: 東京都港区高輪(最寄り:品川駅)
待遇: 詳細は募集要項にて
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免許が正解ではない話

■誰が成功するのか

前回の記事に続いて、今回も鍼灸学生を対象として記事です。現役でバリバリやっている人は読まないでくださいね。

もちろん、私にも鍼灸学校に通っていた時代がありました。20代の前半に3年間。そもそも「鍼灸では食べていけない」とアドバイスされているのを振り切って入学したので、鍼灸師としてやっていくのは厳しいのだろうなぁ、という不安が常にありました。

厳しいとはいえ、誰かが成功するわけです。誰かが必ず成功者になります。クラスメイトのうち、誰が成功するのか、学生時代の私は予測できませんでした。実際にあまり当たっていません。当たらなかった理由は、卒業後ににどんなスキルが求められるのか、イメージ出来ていなかったからです。

■免許は関係ない

鍼灸師と一口に言っても、鍼灸整骨院に勤務する人、鍼灸院に勤務する人、それぞれです。この他、エステサロン勤務、スポーツジム勤務、整体院勤務、開業、旅人・・・。

職場によって使用するスキルがだいぶ違います。学校の勉強は、安全に施術するための知識と手順を学ぶものと割り切っておくことが必要かもしれません。

免許も、「鍼灸」にこだわりがなければ、(良いか悪いかは別として)免許の有無は関係ありません。整体やマッサージを受けたいと思っている人の99%が施術者の免許を確認しません(当然、持っているものと思っている人が多い)。仮に無免許だと知っても、関係なく利用する人が大半です。

私は、あん摩マッサージ指圧師(あマ指)の免許も持っています。持っているから分かることですが「あん摩マッサージの免許を持っている」と相手に伝えるより、「整体ができます」と伝えた方が断然ウケがよいです。こうした社会の現実は、開業すると痛いほどわかります。本当に痛いですよ。

もし、免許を持っているから信頼してもらえると考えていたら、アマいと言わざるを得ません。私はアマかったので、さんざん痛い目に遭っています。だからとって、免許不要論を唱えているわけではありません。常にリスクを伴うが医療です。医療人を志す人には、免許を大切にしてほしいです。安全に対する意識と管理能力は、免許を持っている人の方が圧倒的に高いと思います。

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■学校には正解がある

実践重視のセミナーや勉強会が山ほどあります。鍼灸に限定しなければ、免許の有無に関わらず、現場で高い評価を得ている講師が全国で技術を伝えています。そうした方と友達ですし、知り合いもたくさんいます。

彼らの頭の中は、常に実践的です。実践的なスキルを磨き、実践的な角度から情報発信をしています。正解は一つではありません。だから、あっちとこっちで言っていることが違うのです。臨床は、学校のように正解を一つに決められない場面ばかりです。

 臨床は、正解のない世界です。
 学校は、必ず正解があります。

国家免許を取得するには、教科書の正解にたどり着かなければいけません。臨床では、実践を正解にしていかなければなりません。最初に正解があって、それを臨床に持っていくと評価されるわけではありません。

コミュニケーションも技術も全く同じです。教科書に素直になることより、患者さんの心や体の状態を素直に観ることの方が臨床では大切です。

 臨床の技術に正解はありません。
 時と場合と人に合わせて、正解をつくるのが現場の技術です。

技術力を別の言葉で表すなら、私は対応力だと思います。

■正解のありか

一つヒントを書くと、相手との関係の中で正解が決まるのです。臨床は相手があって成り立つものです。学校では医学を学びますが、現場では医療を行います。「医療とは医学の社会的適用」という言葉がありますが、今はこの意味がよくわかります。

免許を取って現場に出ると、読むものが教科書から人間(患者さん)に変わります。学校の成績は関係ありません。「この人に診てほしい」と思われるかどうかは、学校の成績が決めるわけではありません。優等生と落ちこぼれは、簡単に逆転します。

 慰安は、相手が正解を持っています。
 医療は、相手と医療者の間に答えがあります。
 医学は、学者が答えを持っています。

こんな感覚を持っておくと良いと思います。技術は学校だけでは育むことができないことが、お分かりいただけたと思います。

■母校で半日講師

昨年末、母校からお話があって、3月に母校で半日セミナーの講師を務めることになっています。そこでは、自分が学生の時に聞いておきかった話をする予定です。同時に、学生の時に知っていれば、もっと楽が出来たと思う技術を紹介しようと思っています。

■こちらは有料ですが

538-1鍼灸師のための整体術の勉強会です。また、整体の要素を活かした鍼の方法を学べる勉強会です。

2月22日(日) 活法1日体験会 上半身編 残り若干名
3月1日(日) 活法1日体験会 下半身編 先着15名

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