「メニュー選びで迷った時に詳しい情報より欲しいものは?」のつづき

クチコミが多い鍼灸院は繁盛している
クチコミサイトを利用したことがない人はいないと思います。何かを買う時にはレビューを見てしまいます。もう当たり前の行動です。
店舗側の立場から、このクチコミの仕組みを考察します。クチコミサイトに登録した店舗は、いかに良いクチコミを集めるか、を考えるようになります。
何の報酬もなくクチコミを書いてくれる方は、ほんの一握りです。だから、クチコミサイトは、クチコミする人に何かしらの報酬を用意しています。
それは現金とは限りません。ポイントがついたり、ステイタスが与えられたり…とクチコミしたくなるような仕掛けを用意しています。
店舗側も謝礼を考えます。実際に良いクチコミをしてくれる方には感謝の念が生まれます。それをどんどん形にして、クチコミを集める流れを加速させていきます。
こうした仕組みの乗れる店舗は繁盛します。良いクチコミを集めることは、効果の高い集客方法です。鍼灸院もこうした波にすっかり飲み込まれているので、クチコミを集めることが極めて重要なテーマになっています。
クチコミ・ポータルは競争を生み出す
クチコミを集めているポータルサイトは、鍼灸院にクチコミ競争をさせる必要があります。クチコミがたくさん集まっているサイトを構築し、プラットホーム化します。プラットホームとは、まさに駅のプラットホームのイメージです。人がどこかに行く時に駅を利用するように、ネットで何かを得ようとする時に、プラットホームを起点にしてもらうのです。
プラットホームには人が集まるので、そこから関連ビジネスが生まれます。その業界のプラットホームを構築した企業は、大きな利益を得ることができます。
クチコミサイトの哲学を想像してみます。
「良いクチコミを書いてもらおうと思ったら、患者さんの満足度を上げなければいけない。そうやって業界が努力することで業界全体のレベルアップが生じる」
当たりでなくても遠からずだと思います。こうした仕組みによって患者さんの視点を意識する鍼灸師が増えているように思います。良い事があるいっぽうで、レビューは誘導されたカキコミであることは忘れてはいけません。そして、競争させられているとも。
競争によって質が高まる反面、行き過ぎると消耗します。鍼灸院は個人事業が多く、小規模なところばかりです。過剰な競争は大きな負担となりエネルギーを奪われます。努力すればするほど消耗してしまうのです。
コミュニティは同調を生み出す
「今、鍼灸に必要なのは競争ではなく同調である」
というのが私の意見です。現実を考えると、業界が一つにまとまるというのは無理です。だから、一部の鍼灸だけでもしっかりまとまる仕組みに取り組んでいます。
整動協会の会員は170名を超えました。セミナーを受けた人で構成されたコミュニティです。これくらいの人数が集まると、患者さんの紹介が盛んになります。
患者さんからこんな問い合わせがあります。
「そちらと同じやり方をしている鍼灸院を教えてください」
同じ施術を受けたいけれど、遠くて通えないという悩みが生まれます。そんな時、鍼灸院に横のつながりがあったら、すぐに紹介できます。
それぞれの鍼灸院が高い評価を得ることも大事ですが、技術が統一されていることも同じくらい大事です。いくら評判がよくてもやり方が全く違う鍼灸院は紹介しづらいものです。患者さんが実体を知ったら衝撃を受けると思います。
鍼灸院がブランドを強くしても、ブランド効果は地域に縛られています。しかし、コミュニティが持つブランドは地域に縛られません。どこでも信用を得ることができます。
つづく…次回は大病院の待合室で学んだコミュニティ効果について
経営サミットのご案内
ご要望が多かった鍼灸院の経営を考える場を企画しました。経営の正解をあえて一つに絞らないことにしました。自分にできる取り組み方を発見できるようにします。私も、ブログでは語り尽くせない話をしようと思っています。
整動協会の会員でない方も参加できます。私たちが取り組んでいる事業、切り拓こうとしている未来をお見せします。鍼灸院が集客で悩むことがない世界を目標としています。
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・はりきゅう養気院(群馬県伊勢崎市)
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