ツボを押す

久しぶりの投稿になってしまいました。
ここに書く内容ですが、実は患者さんとの会話の中からネタが生まれます。

今回は「ツボ押す」ということについて書いてみます。
健康雑誌に限らず雑誌には、時々「○○に効くツボ」なんて特集があります。
試してみた方、たくさんいるでしょうね。
その中で「効いた!」という方、どれくらいいるでしょうか…?

実は、私は小学生の頃からツボに興味があって、自分のツボを探して押している時期がありました。それは、小学校6年の頃。胃が痛くなることが時々ありました。胃が痛くなると、決まって手のひらに「押すと痛む」ところが出てくるのです。今ではどの場所がどんな意味を持つのかわかっていますが、当時は何も考えず気持ちがよいから押していただけです。

その胃痛は治ったか…



はっきり覚えていませんが、少し楽になっていたかもしれません。
その時、手の平に出た「気持ちよいところ」はまさしくツボの反応と言っていいでしょう。小学生の頭なので難しいことは何も考えているはずもなく、あったのは「北斗の拳」の衝撃的な映像だけ。

ツボで大切なのは、反応しているか、していないか。
反応のないツボにいくら刺激しても、よい結果は現れません。

誤解されやすいのですが、ツボは本来「鍼灸」に育てられたものです。早い話、ツボは鍼灸で刺激を加えるために発見されたものばかり。指で押すものと誤解されている方が多いのではないでしょうか。

もちろん、指で押すことも刺激の一つですから指圧を否定しているわけではないのです。実はですね、指圧に適したツボの反応というものがあって、「押す」刺激に不向きなツボもたくさんあります。

雑誌や書籍などに紹介されているツボは、そういう向き不向きに関係なく、掲載されているものが少なくなく大きな誤解を生んでいると思います。

私たちのような鍼灸家は、確実にツボの性質を把握して使っています。
一般の方は難しいことはわからないのは当たり前ですし、ややこしい理論を勉強する必要もないと思います。ツボを押す「コツ」さえつかんでいただければ、それでよいと思います。

さて、そのツボを押す時のコツですが、「押して気持ちよいかどうか」を自分の感覚に問うてください。気持ちよい場所、気持ちよく感じる押し方。それがコツです。「痛気持ちよい」もOKです。ただし、押しすぎもだめ。押していて痛いだけになったら、すぐにやめましょう。

指でツボを押すだけでは、鍼灸家のようなシャープな効果は得られないかもしれませんが、脳にはよい刺激が伝わり、身体の機能を活性化させてくれるでしょう。

それでは、ツボを刺激して快適ライフをお過ごし下さい。

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