ついに出ました「ツボ」と「壺」!
しょうもない話をすると思われてしまうといけないので、言っておきます。
「面白いですよ。」
実は、先日ある陶芸家のお宅にお邪魔したのです。
その時のお話を少し。
養気院にはつい最近まで「手作りショップ」という企画がありました。
これは、一般の方が手作りのものを自由に売ることができるものだったのです。本来、プロが参加するものではなかったのですが、その陶芸家のお母様に頼んで、ショップに加わっていただいたのです。
陶芸家というと、私のイメージは「美味んぼ」の海原ゆうざんです。
でも、先日お邪魔した陶芸家はお母様ゆずりの美人、しかもとても若いのです。はっきり言って、イメージとは正反対に位置するキャラクターです。
よい意味で言うのですが、裏切られる感じです。
「えっ!どうして!」ですね、まさに。
かわいい食器を作っているならわかるのです。
でも、美人陶芸家が作っているのは盆栽鉢です。
渋いです。私には難しそうな「わび」や「さび」を感じる世界かもしれません。小さな鉢に宇宙を表現する奥深い世界だと思います。
そんな世界に彼女がいるのですから、世の中不思議なことがあるものです。
前置きが長くなりましたが、盆栽鉢の人気作家として活躍する夢湖さんにお会いして、新しい発見がたくさんありましたので、これから報告です。
夢湖さんは盆栽鉢を主に作っているらしいのですが、工房にお邪魔したところ何でも作っています。湯飲み、茶碗、香炉、皿、箸置き、骨壺、花瓶、いろいろあるようでした(ジロジロみてしまいました)。
実際に制作過程を丁寧に説明していただきました。
そういう作品を作る中で、単にデザインだけでなく、様々な実用的な工夫がされていることを初めて知りました。木が植わる器ですから、木のことも考えなければならないようです。木が安心して根をはって呼吸しやすい器でなければ、盆栽鉢として価値が低いそうです。
「そうか!」と思いました。
鉢は呼吸できるものなんです。
人間の皮膚もそれに似た働きがあります。
外気と接して交流しながらも、外から守り、内側の環境を一定に保つ。
汗をかくところま盆栽鉢と人間の皮膚は同じです。
ツボは皮膚に反応が出るところです。
内側(内蔵など)の反応が現れるところでもあるのですが、外気と積極的に関係しているところでもあります。ツボのあるところは積極的に内外の交流を行います。だから、ツボを刺激すると身体にいいのです。
盆栽鉢や壺は土から生まれます。
人間の身体も土から生まれると考えることもできます。
土で育った野菜や果物を食し、身体を滋養しています。
壺も人間も土に育てられる、しかも呼吸している。盆栽に宇宙が表現されるように、人間は既に完成された小宇宙です。
その小宇宙を理解し、大宇宙との調和を行うのが東洋医学です。
陶芸家は自在に様々な宇宙観を生み出すクリエーター。
違うようで、似たところもありますね、陶芸家と鍼灸家。
そんな気持ちから、むりやり「ツボ」と「壺」を宇宙で結びつけてしまいました。ちょっと強引だったかもしれませんが、ご勘弁を。


コメント
このツボ考察論を読んで改めて鍼灸師さんの柔軟な思考に感服いたしました!生きるヒント、人生のヒントは自分がレーダーを張っていれば案外あらゆる所に転がってたりするものかも知れませんね。