何でツボって言うのでしょうね。
いまさらながら、調べてみました。
大辞林 第二版 (三省堂)
(1)灸をすえ、また鍼(はり)を打って効果のある人体の定まった個所。穴。経穴。
「―を探る」
(2)物事の大事な点。急所。肝要な所。
「話の―を心得ている」「―を押さえる」
(3)見込むところ。図星。
「こちらの思う―だ」
(4)三味線や琴の勘所(かんどころ)。
(5)矢を射るときにねらう所。矢壺。
「同じ―に射返候はんずる者/太平記 16」
辞書の意味では上の通りです。
(1)の意味がズバリなのですが、(2)~(5)も無関係ではなさそうです。
ツボは急所であって大切なところ(2)
ツボを押されると「ウッ」ときます(3)
ツボは身体調整の勘所(4)
鍼灸で狙います(5)
(1)にあるようにツボは正式には経穴(けいけつ)と言います。
経とは人体を縦に流れる気の通路のことです。経穴はその経の上にある一種の穴というわけです。
その穴は解剖してもないのです。
実際に経穴という組織があるわけではないんですね。
機能的な存在と言えばいいのでしょうか、実態がない存在です。
あまり知られていないと思いますが、死体にはコリがありません。肩の「こり」も「こり」という実態があるわけでなくて、筋肉の過緊張状態であって「モノ」ではないのです。経穴も同じこと。確かにあるけれど「モノ」として存在していていない。
ツボが「モノ」ではないから、鍼灸の効果を疑問視する人がいます。でもコリって誰もが存在を認めていると思います。
確かにあるけど、そこに姿はない、それがツボです。


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