鍼灸に流派があることをお話すると意外に思う患者さんが多いです。
「えっ!?どこも同じじゃないんですか?」
こんな風にビックリしています。確かに、私も鍼灸を受けるまでは鍼灸に様々なやり方があるなんて考えたことありませんでした。
どこでも同じ治療法で、単に上手か下手かというだけかと…。
専門学校に入るまで、自分が受けていた鍼灸がスタンダードだと完璧に思いこんでいました。実は、そうではないと専門学校で初めて知ることに。
大きく分ければ、中国で発展してきた技術と、日本で発展した技術があります。元々は同じ古典(漢文の医学書)ですが、その土地の人種や風土に合って発展してきました。逆にいうと、合わせることが東洋医学の真髄であり、その中に変わらない真理があります。
だから、東洋医学と一口に言っても時代や土地によって、細かい理論は違います。どれが正しくて間違いかをいくら考えても意味がないと思います。なぜ、そうなったか…その理由を知ることできっと真理が理解できるものだと思います。
鍼灸は技術です。
理論が同じでも施術者の個性や技量によって効き方が違ってきます。同じように効けば話が早いのですが、なかなかそうはいかないようです。施術者によって得意な疾患があったり、得意なツボがあります。
鍼灸師は、まず自分の個性を知ることが大切ではないかと思っています。
そうすることで、どうやって自分の技術を磨いていけばよいかわかるからです。私はまだまだ己を知る段階です。
己を知れ!
自分自身に放つ言葉です。
次の機会には、流派について書いてみようと思います。
「○○流」っていうと、なんだかカッコよく聞こえますね。
実際、地味です。


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