(4)のつづき
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CRAZY HEADS 北斗の拳 サウザー ZACCAPAP版 ザッカPAP 2009-02-15 by G-Tools |
■サウザーの真実
うっかりして、真面目な東洋医学になってしまったので、話をサウザーに戻します。サウザーの秘孔が表裏逆であるという意味を「浅い深い」で考えると、秘孔を突く深さが異なることになります。この答えは、『北斗の拳』を読むとわかります。
北斗神拳奥義 天破活殺(てんぱかっさつ)!!
正面から飛びかかってくるサウザーに、ケンシロウは技を繰り出します。
すると、ケンシロウの方に向いているお腹側には傷が一つも入っていないというのに、背中に穴が空いたようなダメージを受けています(『北斗の拳』集英社文庫 6巻P.257)。不思議な技です。不思議さで言ったらもっとスゴいのがありますが、キリがないので広げません。
このシーンから、サウザーの表裏逆という意味は、「普通の人がお腹側にある秘孔が背中に、背中にある秘孔がお腹にある」という意味であることがわかります。これで解決しました。
実際、サウザーのような人がいたら施術は難しいです。左右逆には対応できても表裏逆は困難でしょう(笑)
■ツボは見えるのか
ツボは目に見えません。
サウザーとの戦いで、ケンシロウはサウザーの秘孔を可視化させることに成功しています。残念ながらどうやってやったのかは説明がありません。たぶん、何かしらの秘孔を突いて秘孔を可視化させたはずです。時々、こっそりこういう秘技をケンシロウは使います。どうせなら説明もしてほしいものです。楽しめませんから。
サウザーの秘孔は、左右逆、表裏逆であるだけでなく、位置も普通とは違うようです。個人差がとてもあるパターンです。実際の臨床でサウザーが現れたら私はお手上げです。患者さんがサウザーのような特別な体でなくても、ツボが見えたらたいへん便利になります。鍼灸学校では、そこから入っていくでしょう(笑)
ツボは見えませんが、鍼灸を受けたことがある人は、ツボの存在をハッキリ認識できます。指や鍼がツボとピタリと一致したときに「そこですね」と教えてくださる方や、患部に特別な感覚を得たときに「来てます」と知らせてくださる方もいます。
ツボは見えませんが感じることはできます。
音も目に見えなくても、感じることができます。
心地よく感じる振動もあれば、不快に感じる振動もあります。共鳴する場合もあれば、しない場合もあります。振動がパターンを持てば情報になります。声がそうであったり、メロディなんて感情まで揺るがす情報になっています。
音楽でなぜ涙が出るのか、ツボはなぜ効くのか、どちらも説明しようとすると難しいですが、どちらにも確かな因果関係が存在しています。
音楽に好みがあるように、ツボ刺激にも好みは表れます。とはいえ、普遍性もあります。モーツァルトが偉大なのは普遍的なものを得ていたからではないかと私は思います。モーツァルトが教育ではつかみ取ることができないものを得たように、鍼灸学の経絡経穴(北斗神拳で言えば経絡秘孔)は、古代中国に突如現れた天才が発見したのではないかと私は考えています。天才が発見したことを凡人はなかなか理解できないわけですから、わかりやすいように可視化させる必要があります。経絡経穴図(いわゆるツボの人体図)のツボが見えないのは、当たり前なのです。
音楽の才も教育も受けていない私は楽譜を見ても、おたまじゃくしです。メロディはそこにありません。感動もできません。でも、誰かが奏でてくれたら感動できます。鍼灸の世界も同じです。経絡経穴図を見ているだけでは、メロディは聞こえてきません。でも、鍼灸師がその前に立つとメロティを聞くことができるのです。もちろん、その鍼灸師の技を受けた患者さんも。
ふざけて終わらせようと思っていたのに美しくまとまってしまいました(笑)
恐るべし、北斗神拳!
(完)



コメント
ツボを触れたときの面白さというのは、日本鍼灸家ならではの面白さですね。
視力障害の先輩方の偉大な再発見といってもいいと思いますが、この技術が後世に是非伝わっていってほしいと思います。
>sanoさん
日本の鍼灸師は「触れる」ことに関して特別な想いやテクニックを持っているのでは、と思うことは多いですね。
こんばんは、サイトを拝見しました。アニメ「北斗の拳」作者の方はある程度鍼灸等を参考にしていたのでしょうか?
アニメと現実を混同してはいけないのですがケンがサウザーと戦った時にケンは
サウザーのツボ(秘孔)を怒気で突いた
のですが、若しも気功で気を針やレーザーの様にそのツボにのみ集中して照射できれば理屈としては可能なのではないでしょうか。東洋医学の治療法の1つに「点穴」と言うのがあり、これが例の戦い方に酷似していると思います。鍼灸や
あん摩で施術者が相手に向かって怒りを以ってこれらを行う事は絶対にないので
上記の話(ケンとサウザー)はあくまでも架空の話ですが、実際に点穴による施術をされている人はいるのでしょうか?
>わ~い、お茶さん
『北斗の拳』の作者は、間違いなく鍼灸を参考にしていると思います。アミバのシーンで、背景には鍼灸師が実際に使うツボの絵図とそっくりなものがあります。鍼灸を参考にしている証拠ですね(笑)秘孔の名前も、実際のツボの名前を参考にしたと思われるものがあります。
点穴と言われる療法を私は受けたことがないので、詳しいところはわかりませんが、日本の活法(かっぽう)には、ツボを一瞬グッと刺激することで、筋力を回復させるなどの技がありますよ。直接触れないで行う技もありますが、特定のツボ(一点)を狙うような感じではありませんね。
流派があるのかどうかわかりませんが、不思議としか言いようのない術で患者さんを回復に導いてしまう治療家もいます。もしかしたら、そういう方は、ツボに見えない力で仕掛けているのかもしれません…。
『北斗の拳』、あり得ないと思いつつ、あり得るかも…、と思えてしまうところ、心をくすぐられます(笑)
お返事ありがとうございました。そういえば鍼灸院では何かしらの機械を使う事があるそうですがどの様な物ですか?
私はとある会社のパンフレットで気を発生させるふれこみの機械の資料を請求して見た事があります。なんでも人工的に
気を発生させる事が出来るらしく鍼灸院
でも使用している所があるとの事ですが
その機械は医療用に作られたものではなくあくまでも「美容用品」と言う事にその会社ではなっていて販売しています。
値段も高額(30万~100万以上)
ですがこういった物を使用する事は
鍼灸院では認められているのでしょうか?施療院は違法と合法の線引きと言うのが私の知る限りでは曖昧なきがします。グレーゾーンの場合はどうなるのか・・・と思うときになります。実際の
所はどうなのでしょうか。美容用品と
謳ってそういった所(鍼灸や按摩、気功)で使用するのは良いのでしょうか?
>わーい、お茶さん
「気を発生させる」という表現の機械ですか・・・。「気」を物理学で扱うことはできないので、その機械から出る「気」は何だかわかりませんね~。「人工的な気」というのは、かなり疑った方がよいレベルです。
「気」というのは、時に何かしらのエネルギーを指したり、時には心理を表したり、時には環境を示したり、とても幅広い意味を持っています。ですので、「気」を定義しないかぎり何でもありになります。事実、「気」という言葉を使ったものであやしい製品は腐るほどあります。
鍼灸院で使用が認められている機械は確かにあいまいです(接骨院でも同じ)。民間資格の整体、エステなどもあいまいです。100万円以上の機械は珍しくないです。
鍼灸で言いますと、鍼灸師なら誰も知っているような販売代理店が扱っている製品はOKです。あやしいのはだいたい、電話、DM、FAXで案内が来ます。製造会社がよくわらないものが多いです。
私の鍼灸院では機械類がないので機械には疎い方です。というわけで、こんな感じにしか答えられません。少しでも参考になれば嬉しいです。
こんばんは、回答ありがとうございました。その気を発生させる機械を扱っているのは九州に本社のある「生活活性研究所」と言う所です。いわゆる「波動」とか言う事を謳っている会社で、そこのパンフレットを一度取り寄せてみました。
そこには隕石を機械に組み込み気を発生
させるという物です。他にも水晶を使った開運グッズ等販売していますがこれも
高額な物です。今の所社会的に問題があるような事は何も報道されていませんが、ネット上では怪しい会社であると指摘されています。鍼灸師の方達の中では
このような機器を使用する人が本当にいるのでしょうか?(sk-laboでも検索できます。)
>わ~い、お茶さん
さっそく検索してみました。個別の会社や製品については、感想を述べることは遠慮させてください(よくわかりませんので)。
鍼灸師にこの会社の製品を使っている人がいるかどうかはわかりません。私の交流範囲では使っている人はいないと思います。
こんばんは、お返事ありがとうございました。北斗の拳に話が戻りますが、確か北斗神拳はケンシロウ曰く「一子相伝で
普通の人間は脳を30パーセントまで能力を使うことしか出来ないが、北斗神拳
は残りの70パーセントを使う事が出来る」と言っていましたが、私はこの話を聞いてある事を思い出しました。高校の数学の先生が「人間がもし100%脳を使用すると骨格が変わる」と言う事を言われたのを思い出しました。北斗の拳は
最終話近くになると超能力とも言うべき
技が登場します。この拳の奥義で「無想転生」です。修羅の国編でラオウの実兄か義兄のカイオウと戦った時の事です。
人間は顕在意識と潜在意識が心の中に
あり、ケンシロウはその潜在意識まで
自在に操る事が出来ると言う事ですが、
そんな事が出来たのは歴史上では空海ただ1人だったのではないか、と私はおもうのですが・・・でもケンシロウは全く
異形と言う訳ではなく、言動も普通です
ただ物凄く筋骨隆々としている所はある種異形とも言えなくもないですが・・・
そういえばケンシロウはどの様な修行を
行ったかはアニメ版はもとより単行本にも記述は無いようですが・・・でもそこが「言わぬが花」なのでしょう、きっと
・・・
>わ~い、お茶さん
数学の先生のおっしゃった「骨格が変わる」という意味はいったい…。
読み直したところ、ケンシロウはこんなふうに言っています。
「人間は自分の潜在能力の30%しか使うことができんが北斗神拳は残りの70%を使うことに極意がある」(byケンシロウ)
人間は、自分自身を守る防御システムとして潜在能力のすべてが使えないようにリミッターがかかっています。「火事場の馬鹿力」は、そのリミッターが外れる典型例ですね。
残りの70%を使えるようになったとしても、上手にコントロールできないと脳や骨格(筋肉、骨)を壊してしまいます。北斗神拳は上手にコントロールできるのだと私は解釈しています。
話は変わりますが、SP(テレビドラマ&映画)の井上薫の特殊能力も、リミッターが外れた状態ですね。
北斗神拳の修行って、確かにアニメにも単行本にも詳細は書かれていないですね。どうやって潜在能力を引き出すのか、やはり一子相伝なのでしょう(笑)
こんばんは、お返事有難う御座います。
そういえば思いだしたのですが、以前
荒行を行う行者の方(日蓮宗の僧侶)が
置いて行かれた本の中に鍼灸に関する
事が書かれていました。鍼や温灸を行ってはいけない箇所があり「禁鍼」と呼ばれるツボが有るそうですが、本当でしょうか?作者の方は恐らく鍼灸を参考にしているのではないか?との事でしたので
もしかしてそうなのかと思いました。
ケンシロウは厳しい修行の結果強靭な
心身を持つに至りました。「気をツボに
入れる方法が一子相伝ではないか」との
事でしたが、殴打による物理的な力とツボにいれる気の力との相乗効果があの凄まじいまでの殺傷力を生み出すのではないか、と思います。ケンシロウはその禁鍼のツボを突いて悪人を成敗した、とは
考えられないのでしょうか?私はそう思います。
あの漫画ストーリー崩壊しまくってる(特に後半)のに全く気にならないおもしろさですよね
それほどまでにおもしろい漫画が今ないことのが悲しいですけど
>ジャギさん
確かに崩壊しているかもですね(笑)
(ちなみに)何年か前のテレビで、原先生が一番よく描けたキャラがジャギだと言っていました。