「私には鍼灸が効かないの」
という声を聞くことがあります。
鍼灸が効かない体質ってあるのでしょうか…
結論を言えば、誰でも鍼灸は効きます。鍼が効かない体質はありません(ベーチェット病など、鍼灸ができない病気もあります)。
でも、実際、効果の出にくい方っています。
よく効く人と何が違うのか、私の経験と同業者の声を合わせてまとめてみました。
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1.鍼灸に対する恐怖心が過剰
鍼の場合、注射をイメージされる方が多いので、注射を何本も打つのが鍼灸、と思われている方がたくさんいると思います。私だって、注射を何本もされるのは怖いです。一本だって嫌ですね。クリ助は注射が大嫌いなのです。
鍼灸用の鍼は注射や縫い針とは全く違うので、正しいイメージを再認識してもらうことが必要です。
灸は火傷(やけど)をさせるものと勘違いしている方もいます。私も火傷を負うのであれば灸治療は受けたくありません。厳密にいえば、日焼け程度の反応はします。
現在、行われている灸治療のほとんどは、痕が残らないソフトなものです。だから、プロによる施術であればお灸はむしろ気持ちと思ってください。不安な場合には事前に鍼灸師に相談しましょう。
2.鍼灸師に対する不安感
問診もせず、説明もせず、鍼灸の施術を始めてしまう鍼灸師がいたら、それは不安になりますよね。また、鍼灸師の態度が不自然だったり、不潔な感じであっても不安は大きくなります。年齢が若いと経験不足に見られたりする場合もあるでしょう。
誰でも初対面の鍼灸師に施術されるのは不安です。そんな不安を少しでも和らげてくれる鍼灸師が理想ですよね。私も理想に近づけるよう努力してますよ~。
3.体をあずけられない
施術を受ける時は、鍼灸師に体をゆだねなければなりません。でも、それが苦手な方もいます。トラウマが原因だったり、性格的な要因も関係あります。
4.鍼灸に対する過剰な期待
「私は鍼灸を受けて腰痛が一回で治ったのよ」なんて話を聞いて来院される場合、魔法のような効果を期待することがあります。症状によっては1回で劇的な効果が出る場合もあります。でも、病歴が長い場合には時間をかけなければ治らないものが多いです。
1回目の施術で症状が改善しても、それが期待通りでない場合、「私に鍼灸は合わないみたい」なんて言う方もいますね。
5.鍼灸を否定したい気持ちがある場合
「鍼灸なんて効くわけないわよ」と固定観念を持っている場合も効果が出にくいと思います。鍼灸師はそういう気持ちに敏感なものです。否定的な態度はすぐに伝わってきます。鍼灸師も人間なのでそういう患者さんと信頼関係を築くのが難しいです。当然、問診も的確にできませんし、施術にも集中できません。「やっぱり鍼灸なんて効かなかったわ」という感想がオチ。
6.数々の医療機関や民間療法を試してきた方
「この治療院(病院)はどうかしら?」と、お試し感覚で治療を受ける方は結果が出にくいと言われています。症状は誰かが治してくれるもの、と自己管理を怠る方の場合、鍼灸でなくても改善は期待できません。
7.友人や家族に強く勧められて、仕方なく来院された方
「仕方なく来た」という不満のはけ口が鍼灸師に向けられることが多く、信頼関係を築けないことがあります。
100%結果を出すためには・・・
患者さんと鍼灸師が信頼関係を築く上で、最も大切なのは鍼灸師の取り組みだと思います。親切な態度で、わかりやすい説明、そして的確な施術。患者さんに不安があれば、まずはそれに耳を傾けるなど、鍼灸師側が取り組まなければならない課題がたくさんあります。
私も一人の鍼灸師として、信頼度UPに貢献できれば嬉しいですね。


コメント
鍼灸をこよなく愛する者として、鍼灸が効かないなどという発言は、大変がっかりしますね。
あなたのせいでは?と言いたくなりますが、それを言っては角が立ちます(私は感情を隠すのが下手なもので^_^;)。
クリ助さんもおっしゃる通り、無理に鍼灸を勧めても効果は期待できませんから、ゴリ押しできないのが愛好者(?)として辛いところです。
>Chabさん
私の技量がないせいで、「鍼灸が効かない」と言われることがないように腕を上げていかなければ!
どんなに否定的な患者さんでも受け入れられる器があれば、効果は100%になるかもしれません。
鍼灸師である以前に人間ですから、その人間力も磨かないと…。鍼灸の歴史に傷をつけないように、やってきます!
クリ助さん こんばんは。
私もChabさんとおんなじ考えです。
多分、他人の話が聞けない人だったり、
病院をハシゴするような人なのでは?と思います。
> めろりさん
病院をハシゴされている方って、多いですよね。
鍼灸師の間でも、そういう方が話題になることがありますよ。口をそろえて「治療が難しい」と言います。