<このシリーズでは、鍼灸師であるクリ助が妊産婦さんに何ができるかを考えていきます。お産の現場をできるだけリアルに伝えますので、よいお産について一緒に考えてください。>
昨日、クリ子と交わした言葉。
助「今日もブログ更新したよ。」
子「産まれるところまで書いた?」
助「まだ、クルマの中の話だよ。」
子「えっ?まだそんなところ!?読んでいる人、飽きちゃうよぉ~。」
助「そ、そんなこと言われても…。ちゃんと面白く書いているから大丈夫だよ。」
子「自分がそう思っているだけじゃない。」
助「(ドキッ!)・・・。」
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助産師さんの肩を借りたクリ子は、院内に消えていきました。私は、クルマの中から荷物を取り出し、すぐさま後を追いかけました。
靴を脱いでスリッパに履き替えようとしたとき、ある光景が目に入りました。クリ子の運動靴が、キレイに下駄箱に収まっています。この当たり前のことが印象的でした。
あの状況の中、クリ子自身がやったとは考えられません。誰がしまったかわかりませんが、整然とした靴だけがこの場には不釣り合いに見えました。
どこに行ってよいかわからない私は、院内でウロウロしていました。そんな私に気が付いた助産師さんが分娩室に案内してくれました。
分娩室は薄暗くなっていて、そこにクリ子が横たわってます。ここで、また驚くことが起こっていました。クリ子が分娩用の着衣をまとっていたのです。
いつの間に!
本当に、いつの間に!なんですよ。
いつ、どうやって着替えたのか気になって仕方ありませんでしたが、そんなことを質問できる空気ではないので、あきらめました。視線が分娩室に置いてあるソファーに行ったとき、きれいにたたまれているクリ子の衣服が目に入りました。またもやその整然さが印象に残りました。
それをみて、不思議と心が落ち着きました。
確かに、靴や衣服が散らばっていたら、私の焦りは加速していたでしょう。
「助産師の○○です。」と既にクリ子に寄り添っている助産師さんが自己紹介してくれました。このあいさつを聞き、さらに心が落ち着きました。この助産師さんがついているから大丈夫だと安心感が沸いてきたのです。
安心しているのは私だけではなかったようです。クリ子の表情が信じられないほどやわらかくなっていたのです。
これなら大丈夫!
自然と沸き上がる安堵感。それまでの緊張感から抜け出すことができ、これから起こることが楽しみになってきました。一旦、分娩室を出て、クルマに残っている荷物を取りに向かいました。玄関まで戻ると、あの人が!!
つづく→鍼灸師とお産(9)


コメント
クリ子さん、大丈夫です!
おそらく読者全員が先を楽しみに、毎日見ていると思いますよ。
逆に、あっさり終わってしまったら「え?それだけ?」って
拍子抜けしてしまうかも。
クリ助さんの「いつの間に」疑問、面白過ぎです。
多分クリ子さんは、ヒーフーいいながら何とか着替えられたのかと思いますが
(もちろん助産師さんの補助が適切だったのでしょう)、
終わった場を目にしたクリ助さんとしたら、衝撃だったのでしょうか?
しかし、クリ助さん&クリ子さんを安心させるオーラ(?)を持つ助産師さん、いいですね~。
やっぱり任せて安心な人は重要です。
初めての大仕事なんですから。
「あの人」って、私が想像している「あの人」でしょうか?
(意味ワカランてば)
いやー、なんか私も気まずいような・・・。
>Chabさん
やっぱりオーラでしょうかね。
私も鍼灸師オーラを放てるようになります。
「あの人」ってあの人です。もしかしたら、いたはずの人ですよ~。
先を楽しみにしていただき、ありがとうございます。クリ子に伝えます!!
だんだんミステリー小説みたいになってきましたね。
1回読んだだけでは分からなかった「あのひと」。
2回、3回と読み直しているうちに、なるほど…。
それで、靴や、衣類もあのように…。
いや、クリ助さんのことだから、もうひとひねりあるのかも…。
次回が楽しみです。^^)
おもしろい。。。
先行きが気になってしょうがありませんから~(笑)
陣痛の最中、助産師さんに会えたら
(まして、お腹の子がおりてきている感覚があるなら)
これでキャッチしてくれる人もいて安心して生める!
と思うかもしれませんね。
そして、靴や着替えの補助を冷静にして下さったなら
クリ子さんのおだやかになった気持ちがよくわかります。
お産には落ち着いた雰囲気つくりも大事なことなんだなと思いました。
たしかにスタッフが焦ってたら不安が増しますよね(苦笑)
あの人って時間短縮の人?うーん、先が読みたい。
期待を高めるだけ高めておいて…
つまらない結果だったらガッカリさせてしまうかもしれませんね。買ってに面白く事実を曲げてしまおうかな、と一瞬考えましたが、それはダメダメ。やはり、鍼灸師クリ助が見たもの感じたものをそのまま書かなければ意味がありません。
>かもめさん
そんなにひねりはないですよ~。
だって、ノンフィクションですから(笑)
>鍼師さん
ありがとうございます☆
励みになります。続きはできているのですが、本業優先ということでアップ作業に入れませんでした。もうちょっと待ってくださいね。
>なちゅらさん
なちゅらさんにコメントしていただいた通りで、「なぜクリ子がおだやかになったのか…」を考えてほしくて書きました。意図が伝わって嬉しいです。
後に、鍼灸師として、また男性としてお産の環境についてつっこんでいきますので、その時また一緒に考えて下さいね。
連載が長い方が読む方も燃えますよっ!!!
そうそう、Chabさんの言うとおり、あっさりしていたほうが拍子抜けしてしまったりちょっと寂しい感じです。
>また驚くことが起こっていました。クリ子が分娩用の着衣をまとっていたのです
なにいっ!!!着替えたりするだけで驚きが生まれるくらいなのか!!!!そんなにパニックになってしまうものなのか!出産・・・・・かなりの女性が一度は経験する事だから「あたりまえ」の事だと思っていたがあなどれん・・・・とこの連載を読みながら段々思うようになってきました。
はじめまして。
鍼灸のこと少し知りたくて、初めてのぞいてみたらとてもほほえましいブログなので、お邪魔しました。
お尋ねしたいのですが、クリ助さん所の鍼灸治療費は、とても良心的ですね。
私の近くの鍼灸院さんは、診察に機械を使って、初診料 15,000円 施術料 10,000円のところがあります。
私は漢方薬と鍼灸とはセットだと思っているので、鍼灸もお勧めしたいのですが、ちょっと高くて、二の足を踏んでいます。どんな違いでこんなに金額が違うのかしら?
そのことに関して、どう思われますか?
せっかく訪問させていただいたので、クリックさせていただきます。頑張って下さいネ
>夢湖さん
何よりも驚くのは、妊婦の土壇場の根性です。女性の本当の力を見るために、男性は立ち合った方がいいと思います。夢湖さんにもすごい力が備わっているはずですよ!
結局、女性の方が強いようです。こんな話もあるようです。立ち合おうと旦那さんが駆けつけて、その場になったらおじけづいて逃げ出すことが。見るだけで限界になる男性がいるというのに、女性は「あたりまえ」にやってのけるのですからスゴイとしかいいようがありません。
>サトさん
サトさんのブログにおじゃましました。中医学を勉強されている薬剤師さんなんですね。私も中医学を勉強しているので、サトさんのブログに興味をひかれました。出産報告がたくさんありますね。もしかしたらサトさんのお仕事と私の仕事はとても近いのかもしれません。
私も漢方と鍼灸はセットだと思っています。日本の制度の中ではセットにするのがなかなか難しい現状がありますが…。
私の鍼灸院は田舎なので料金の相場が安いんです。とはいえ、料金はできるだけ抑えているというのが本音です。私の経営方針は広告費をゼロにして、その分、価格を抑えたり、施設を充実させたいと思っています。もし、広告したら今の金額では絶対ムリです(笑)