■ブームの証拠
活法ブームは私の錯覚ではありませんでした!
整体の源流と言われている「活法(かっぽう)」に注目する専門家が急激に増えています。それを物語るかのように妙見法活法整体DVDがカイロベーシックさんから発売されます。発売日は本日16日です。
私たちの活法研究会は「映像だけでマスターするのは無理」とDVD化を断念していましたが、ついに西海先生がやり遂げました。面識もなく他流派ではありますが、3年だけ私の師匠碓井誠から学んでいたと聞いています。西海先生のDVDは、活法の講師もやっている私にとって参考になるはずです。購入を決めています。
■活法の意味
活法、整体、そして活法整体。
意味が分からない人が多いと思うので、解説します。活法とは、広義では言葉の通り「活かす法」ですから、活かす方法ならなんでも活法です。対義語は、殺法です。

狭義では2つの意味があります。一つは医術、もう一つは蘇生術です。もともとは蘇生術が起源と言われています。仮死状態の人を戻すためにやる「エイッ!」という気合いと共に軽い衝撃を与えるようなアレです。たぶん、時代劇や映画でそれらしいものを見たことがあるではないでしょうか。活法研究会にもテレビ局から話を頂いたことがあります。
蘇生術から始まった活法は医術に発展していきました。活法の医術は東洋思想がバックボーンですから東洋医学の一つと言えます。ただ、東洋医学を学ぶ鍼灸師でも活法を東洋医学として認識している者は少ないのです。なぜなら、活法という言葉が周知されておらず、その実態もベールに包まれているからです。

狭義の活法は、簡単に言えば柔術(古武術)の裏技です。武術家が味方(時には敵?)を救護したり治療するのが活法というわけです。戦などの現場では、いちいち医者を呼ぶわけにはいきません。その場に居る者が何とかしなければなりません。活法は、武術家が使う蘇生術であり医術と理解するのがよいと思います。
■失われた活法
流派がしのぎを削った柔術の時代が終わると、活法も役割を終えていきます。歴史の中でそのほとんどが消失し、ごく一部が密かに残るだけとなってしまいました。私の師匠も西海先生もそれを継承した貴重な人物です。私は師匠の碓井誠が整理し体系化したものを受け継いでいます。
活法研究会は、そんな活法を現代に再び蘇らせようと考えている会なのです。手技療法(整体術)の源流には活法があると考えられています。つまり、整体術というのは活法から見たら枝の一つです。
枝葉の整体と区別して、活法による整体は「活法整体」と呼ばれるのです。ただ、個人的には「頭痛が痛い」的なニュアンスを感じるので、整体を指す場合であっても「活法」だけでよいと思っています。「整体」という言葉は昭和になってからできた言葉ですから、活法の方がずっと古い言葉なのです。
■活法と言えば即効性
活法研究会では、活法を「古武術整体」と言い換えることが多いです。「古武術」とは「柔術」などの日本古来の武術の総称です。武術家が考えた身体調整術(整体術)だけあって、即効性が際立っているように思います。
即効性は活法の代名詞のようなものです。
実は活法は手技療法だけではありません。鍼でもできることがわかってきました。その方法を「古武術鍼法」と名付けました。即効性が際立つものに仕上がってきています。これまでの鍼灸理論とは大きく異なるので、鍼灸師に周知されるにはもう少し時間が必要です。
■活法整体学校
活法研究会は良くも悪くも鍼灸師限定です。
「鍼灸師でなくても活法を学べる場がほしい」という要望をこれまでいくつも頂いてきました。「まずは鍼灸師から」と思って活法のメジャー化活動をしてきたのですが、鍼灸師以外からのラブレターがあまりにも多いため「活法整体学校」を新設することになりました。1年以上の実務経験があれば誰でも参加できます。
代表は、活法研究会代表の橋本が兼任します。今回も私はサポートする側に回ります。
活法研究会で学ぶことを諦めてしまった方は、活法整体学校をご利用ください。今年の12月には初のセミナーを用意しています。詳細は後日改めて。


コメント
いつも楽しく読ませていただいています^^
長年クリ助さんのブログのファンをしていますが、臨床の様子ははじめてみたかもしれません^^古武術鍼法お宝映像ですね^^
>sanoさん
いつもご支援ありがとうございます!
最近は更新がゆっくりとなっているので恐縮です。
お宝映像と言われると恥ずかしいです(#^_^#)
ご多用中だろうなぁと想像がつくので、ゆっくり更新でもお待ちしています。
本当はもっと頻繁にお話を聞きたい(読みたい)のですけども(笑)
鍼灸師以外にも活法の門扉を開くのですね!ますます勉強しなきゃ、と気が引き締まります。
ひらかわさん
活法は、鍼灸師以外にもガンガン広めていくことになります。うちの活法研究会がやらなくても、他がどんどん力を入れ始めているので活法はさらに広まっていくと思います。
私も気が引き締まっています。ただ、鍼灸師には鍼灸師だけにしか使えない古武術鍼法によってアドバンテージはお約束できるようになっています。活法は当たり前、その先が問われる時代に突入していくと予想しています。
「このツボ!」シリーズ、やめたわけではないので、続きを待っていてくださいね。
ただ、書く時間を作れないだけです m(__)m