名人はいらない
医療としての地位を得るには、病院で効果が認められなければなりません。鍼灸院でいくら大きな成果を出しても、鍼灸院の中での出来事です。
腕を上げたところで医療として認めてもらうのは難しいと言わざるを得ません。がんばってがんばって「名人」という称号を得ても、一代で終わりを遂げるローカルな出来事です。
鍼灸に求められているのは名人ではありません。
いつでもどこでも安定した品質の鍼灸を受けられることです。
賢い人は気が付いています。「鍼灸は玉石混交である」と。誰でも石には当たりたくありません。潜在的な利用者を失っています。もちろん、真面目な鍼灸師は玉になれるように、努力をしています。しかし、そこには大きな問題点があります。
鍼灸師には切磋琢磨できる環境がありません。
心も技術もさらけ出す勇気
情熱や才能だけでどうにもなりません。ぜったいに仲間が必要です。上達するために、自分の技術をさらけ出さなければなりません。批判を恐れていては、真の実力を身につけることはできません。恥をかいて悔しい思いをすることも大切です。そういう環境で身につけたものはホンモノです。
整動協会の会員は独立している鍼灸師が中心です。仲間の大切さは、独立してからの方がわかるかもしれません。勤務だろうと独立だろうと、成長するには仲間が必要です。心を開き、実力をさらけ出している鍼灸師ほど成長が速いように思います。それは私にも言えることです。
病院でのチーム医療
北海道帯広市の北斗病院では、MEG(脳磁場)を使い、鍼治療のメカニズムを解明する研究を行っています。それと同時に行わているのが臨床研究です。この臨床研究には研究担当の鍼灸師がいて、実際の患者さんに鍼をして効果を評価しています。その合間に、病院の職員さんも健康管理のために鍼治療を受けにやってきます。
この様子を見ようと全国から鍼灸師が集まっています。見学したりお手伝いしながら、症例を丁寧に共有しています。1年かけて、こうした環境をつくってきました。もちろん、この背景には病院関係者や医師の尽力があります。鍼灸師だけではできないことです。
微力ながら、私もお手伝いしてきました。中心になって動いてきたのは、谷地一博先生(整動協会副代表)です。整動鍼と医療をつなぎました。
視察
この動きはもうすぐ関東にやってきます。今度は私が関東を引っ張って行かなければなりません。帯広チームから学べるものを探しに行ってきました。
帯広は北海道の十勝平野にあります。群馬から行くには、羽田空港まで行き、空の便で帯広空港まで行きます。北斗病院はバスで30分ほどの距離にあります。
11月15日(木)、自宅を4時過ぎに出発。6時頃に羽田空港に到着。

協会役員の大島先生(神奈川県)と、会員の国定先生(埼玉県)と合流。

国定先生(左)と私
帯広空港から出るバスは、飛行機の発着に合わせてあります。バスに乗り遅れる心配はなさそうです。北斗病院に行くには、西6条41丁目で降ります。

1000円のチケットを購入し、すぐ目の前で待っているバスに乗り込みます。

バスから見える景色は最高です。最高の青空が迎えてくれました。

バスから降りると、病院まで徒歩10分です。
歩きながらの朝食です。誰も歩いていないので許してくださいね。

大島先生(左)と国定先生(右)
風はちょっと冷たかったけれど、最高の散歩道でした。

鍼センターの場所がわからず自動販売機の前でボーとしている、国定先生と私。しっかり大島先生に撮られていました。

鍼センター入室
日本鍼治療標準化学会代表理事の加藤先生が迎えにやってきてくれました。
午前10時、鍼センターに入室。視察の始まりです。
患者さんと職員さんが次々と鍼を受けにやってきます。私も職員さんに鍼をしたり、研究スタッフの鍼灸師にアドバイスをしたり、できることをやっていました。普段とは違う空間での施術はよい経験になりました。

講演のために北斗病院にお越しになっていた著名な先生にも鍼治療。
「軽いね~」と喜んで頂けました。しかも、鍼灸の未来に関して貴重な提言を頂くことができたのです。

現場の鍼灸師をまとめている谷地先生と、ゆっくり話ができませんでした。

施術の合間に谷地先生を加えて記念撮影
帯広の豚丼
お腹が空く時間になっても、鍼センターには絶えず人がやってきます。タイミングがなく、帯広名物の豚丼はお預けとなってしまいました。いちばん楽しみにしていたのに~。

豚丼(資料写真)
病院で鍼治療を受けられる秘密
通常、病院では鍼治療は受けられません。保険診療と自由診療は一緒にできないからです。鍼治療は保険が適用されないので本来なら無理なのです。にも関わらず受けられるのは、研究の被験者だからです(事前説明をして同意を得ています)。
症状の変化と使用したツボはすべて記録されます。ここで施術を行うということは、症状の分析、ツボ選びの判断、そして結果をさらけ出せる勇気が必要です。開業して御山の大将をしている鍼灸師にはできないと思います。
ここでは、みんな自分の実力をさらけ出しています。そして、ものすごいスピードで成長しています。「1人前になるには10年」なんて言う人もいますが、この環境で1年やっていたら軽く超えてしまいます。
メロンパン
時間はあっと言う間に過ぎていきます。
群馬に帰り着くには、17:30までしか居られません。私一人だけお先に失礼しました。ずっと居たかったです。

病院を出ると、目の前にはセイコーマート(北海道のコンビニ)。
チョコチップメロンパンを購入し、お腹に入れておきます。

徒歩10分、バス30分。とかち帯広空港に戻ってきました。

おみやげ
空港内にはレストランもあります。その対面にはお土産屋さんがあります。

北海道は美味しいものしかありません。

家族とスタッフにお土産を購入。喜んでもらえるかなぁと選んでいる時間は楽しいです。
自分用のししゃも購入。40を過ぎてからこの美味さに気が付きました。

カレーとおにぎり
羽田空港に戻ってきました。空腹を我慢できずにカレー。
ビーフとポークとあったので、迷わずポークを選びました。
今日は絶対に豚でしょ!(安いし)

自販機レストラン。
1便あとで帰ってくる国定先生と待ち合わせ。

ここを利用するたびに焼きおにぎりが気になっていましたが、「370円はちょっと高いよなぁ」と躊躇していました。

私の代わりに国定先生が購入。

ながーい1日でした。帰宅した時には日付が変わっていました。
この取り組みは、関東にも広がって行きます。
Twitterもやっています。
https://twitter.com/kuri_suke
【よろしければ投票してください】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
![]()


コメント