助産師さんのための東洋医学講座準備を休んで、今日は鍼灸の勉強会に行って来ました。
鍼灸師はどこかの勉強会に所属していることが多く、私も例外ではありません。
クリ太(息子)の誕生後、勉強会の出席は控えていました。今日は半年ぶりの勉強会だったので新鮮な気持ちになれました。
会場は東京。
クリ子(妻)が東京出身なので東京にはよく行きます。その時はクルマを使ったり、電車が空いている時間を狙うので人混みに揉まれることはないのですが、今日は久しぶりの満員電車を体験。東京になじんでいるとはいえ、群馬県民な鍼灸師には、やはり特別な環境。いつもとは違う、独特の疲れを背負ってしまいました。
それはさておき、今日は懐かしい人と再会しました。
鍼灸学校の後輩です。妻子持ちなので、書きすぎに注意しなければなりませんが、キレイになっていました(色気のある話に展開することはないので過剰な期待しないでください)。
病院で鍼灸部門を担当しているとのこと。
医療機関の中で鍼灸師が活躍できるチャンスは非常に少なく、彼女はかなり恵まれた環境で仕事をしているように見えました。社会制度の中に鍼灸師の居場所は用意されているわけではないので、鍼灸のできる鍼灸師が数少ないのが現実です。
ある講師が雑談の中でこんなことを言いました。
「我々は社会的に弱い立場だから、みんなで仲良くやっていきましょう!」
冗談混じりの表現でしたが、ずっと心から離れなくなりました。
鍼灸が世間で医療として認識されるようになるまで、まだまだ時間は必要だと思います。私一人に力があるとは思えませんが、全くの無力でもないはずです。
これからは連携が大切だと改めて思いました。
せっかくインターネットが発達したのですから、学派を越えた交流ができれば、何か大きな動きが生まれるかもしれません。
医療費が年々上がり問題になっていますが、予防医学に力を入れれば病気になる人が減って医療費も減るだろうに、と思います。でも、医療と経済は切り離せないので、予防医学が徹底されてしまうと困る人もいるとか…。
病院で治らないから、もう鍼灸しかない、と藁をもつかむ気持ちで来院される患者さんは少なくなく、最終手段的な扱いをされることを日常的に感じています。
でもですね、本当は予防医学も得意なのです。昔の医学書にも「よい医者は病気になる前に治すんだよ」と書いてあります。
江戸時代は予防医学が庶民に普及していた時代です(庶民は医者にかかれないという背景もありますが…)。
時代が明治に変わった途端、西洋医学を導入するために東洋医学は迫害をされました。その結果、予防医学という考え方が社会制度の奥にしまい込まれてしまいました。東洋医学は明治維新の犠牲になっていたのです。
最近、『病家須知(びょうかすち)』という江戸時代の家庭医学書の現代語訳が出版されました。江戸が見直されてきました。江戸の医学にあこがれるクリ助はこの機会を見逃さず手入れました。じっくり読むのはこれからですが(笑)
江戸時代の東洋医学はすごかった!
どうすごかったのかは専門家ではないので筆を控えます。
鍼灸師の活躍の場がもっともっと広がればいいな、と強く思った日でした。


コメント
私も東京に行ってくると次の日は疲労困憊です。
田舎物のかもめは都会はどうも疲れます。笑)
昨日も研修会があり、参加してきました。
講師の医師がこんなニュアンスのことを言っていました。
「西洋医学がかえって病気の治癒力を奪っている面 がある。薬や手術のおかげで治してもらった、と 思いがちだが、実は逆のことが多い。」
そして、こんなことまで話していました。
「鍼灸は予防医学にたけているが、これからはいま まで不適応とされてきた難治性疾患も鍼灸で治せ ることが科学的に証明されつつある。」
最後にこうも言っていました。
「こんな医師は仲間から変わり者扱いです。かつて の間中先生のように…。
しかし、日本の医療を変えるためには鍼灸がもっ と陽の目をみなければならない。」
『病家須知』ぜひ読んでみます。
長いコメントでごめんなさい。^^)
>かもめさん
鍼灸がもっともっと社会に認められるように頑張っていきましょう。一人一人の鍼灸師が一人一人の患者さんにきちんと向き合い、結果を重ねていくことが何よりも大切ですよね。
その上でブログなどで情報交換をして、盛り上げて行けたらいいな、と思っています。
これからもよろしくお願いします!!
そーいう否定的な思考がダメなんだよ