逆子は直そうとしない方がよい理由

昨日、嬉しいご報告を頂きました。

昨日8/12に逆子の件で受診をさせていただきました●●●です。
今朝から胎動の位置が変わったような印象があり、今日エコーをあててみたと
ころ、しっかり頭位になっていました!
本当にびっくり&さすが養気院さん!と感動しました。
23、30日は予定通りの受診でお願いいたします。
取り急ぎご連絡申し上げます。
本当にありがとうございます。

この妊婦さん、お一人目も逆子で当院に通院しました。

お一人目に続き、お二人目を診せていただきました。ラッキーも重なって翌朝には変わっていたようです。医師なので、勤務先ですぐにエコーができるそうです。

逆子は直そうとしない方がよい

■逆子が直ることの意味

逆子は自然に直ることもありますから、すべての症例が施術の成果と言うことはできません。経験的に言えるのは、鍼灸には確かな効果があることです。

「逆子を直すツボがある」と思われていますが、正確に言えば間違いです。

逆子が直るというのは、赤ちゃんが自力で回転して向きを変えることです。鍼灸師が直しているわけでもツボが直しているわけでもありません。私が鍼灸師として行っているのは、赤ちゃんが自力で回るための環境をツボを使いながら整えているだけです。

それは子宮環境と言ってもよいのですが、もう一言加えると、子宮をとりまく環境です。「子宮をいじる」という発想は全くありません。「お腹に鍼をする」と誤解されている方も多いのですが、私は、子宮に原因があると考えていないため、お腹に何かすることはありません。

■直そうとしない方がよい

どの症状にも共通することですが、「治(直)そう」と思わないようにしています。直そうと思うと、体の都合に耳を傾けられなくなってしまうことがあります。「治(直)そう」と思った途端に、やることが強引になりがちです。

極論ですが、技術レベルに関係なく、直らない時は何をしても直りません。直らない時は、直らない方がよい都合があると考えることも必要です。

逆子に話を戻すと、そもそも、赤ちゃんをコントロールすることはできません。できるのは誘導までです。誘導の範囲であれば、妊婦さんに負担を強いることがありません。赤ちゃんが回わりたいから回るだけです。鰻屋さんの香りに誘われて、自分からお店に入るのと同じです。

ただし、誘導は上手にしなければなりません。誘導の結果、体にどんな変化が起こるのか、正確にその応答パターンを把握しておく必要があります。

「逆子には至陰と三陰交のお灸」という型にこだわる理由もありません。代わりに何をすればよいかについては、技術の精度をもっと上げてから表に出したいと思っています。間違ったことは出したくありませんので、数年後になるかもしれません。

ちなみに、今回の症例はお灸を使っていません。胃腸を調整するツボに鍼をした結果、翌朝に向きが変わったようです。子宮筋腫があるために産科医からは「多分もどらないから帝王切開になると思う」と言われていたそうです。よい意味で裏切ることができました。

子宮筋腫と逆子の関係は私にはよくわかりませんが、子宮筋腫があってもこうして向きが変わったのは、この一例ではありません。

メカニズムがハッキリしない逆子ですが、「体調を良くする」ことで直る確率は間違いなく上がります。「どこを整えると直るのか」については、技術が固まってからまとめて。

■逆子が直らない生活パターン

最後に、逆子を直すためにやってはいけないことを書きます。

1.自分を責めること
  →誰のせいでもありません。

2.赤ちゃんに「直って」と話しかけること
  →赤ちゃんにプレッシャーを与えないでください。

3.夜更かしをする
  →体内の熱のバランスが崩れます。

4.ネットで「逆子」を検索しまくること
  →気が張って体が緊張します。

5.逆子体操が痛いのにがんばること
  →体が痛ければお腹が張ります。

6.寝る向きを頑なに守ること
  →片側の血流が悪くなる他、体が痛くなります。

7.暴飲暴食(特に冷飲はダメ)
  →胃腸の調子と逆子には相関関係があることは間違いなさそうです。

8.お腹や腰にカイロを貼ること
  →赤ちゃんが暑がります。大切なのは血流改善による適度な温もり

直ってほしい時は、この逆をお願いします。

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鍼灸養気院(群馬県伊勢崎市)
鍼灸ルーム品川カポス(東京都港区)
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コメント

  1. ゆづき より:

    予定日を過ぎた時に鍼灸院を訪れ、先生から助産?のツボの押し方を教えてもらいました。もぐさが恐いと言うとその場では施術せず、夫に足の小指のつめの横と左の内くるぶしの指3-4本上をマッサージしてもらえばよいとのことでした。帰宅して15分ほどつめの横をもんでもらい、内くるぶしをマッサージ機にあてて30分ほどで陣痛がきたのですが、病院に着いて逆子になっていると言われました。元気に取り上げてもらえて何よりでしたが、あとになって私が予定日を過ぎて不安なあまり無理矢理お腹から追い出してしまったのではないか、本当はもう少しゆっくり準備をするつもりが慌ててさせてしまって逆子になってしまったのじゃないかと自分を責めてしまいます。こんなに早く陣痛がきたのはもういつ産まれていい状態だったらとも思うのですが、私は正しい使い方をしたと言えるのでしょうか。逆子とは関係あるのでしょうか。助産のツボとはそもそもどんな働きをするのでしょうか?まとまりがなくて申し訳ありませんが、お教え頂くとありがたいです。

  2. クリ助 より:

    >ゆずきさん
    ご出産おめでとうございます。
    逆子に関して、自分を責める必要は全くありません。予定日を過ぎれば不安になるのは当然ですし、そこで何かしなければと思うのは仕方ないことです。それに、妊婦さんをよく診ている鍼灸師の立場から言っても、マッサージが赤ちゃんを無理にお腹から追い出したとは言えないからです。
    ツボを刺激しても、赤ちゃんにその気がなければ出てきてくれません。最終的なきっかけになったと思いますが、「もうそろそろ」というタイミングでマッサージしただけだと思います。
    ツボには効果がありますが、強引な刺激さえしなければ自然のままです。赤ちゃんが出たいタイミングだったのでしょうね。
    逆子になったのが、マッサージと関係あるかはわかりません。偶然だった可能性も高いですよ。マッサージする前から逆子だったかもしれないわけですしね。だから、自分を責めないでくださいね。
    ツボに関しては、このページにまとめてありますので参考にしてください。
    http://yoki-in.com/special+index.content_id+8.htm
    http://yoki-in.com/special+index.content_id+14.htm

  3. ゆづき より:

    質問にお答えいただき、ありがとうございます。責める必要はないとも言っていただいて、とても感謝しています。ツボのページもよませて頂きました。本当にありがとうございました。

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