「気ってなんですか?」

「気」っていわれると何を連想しますか?

カメハメ波?

失礼(^^;)
でも、あれも気の概念の一つだと思います。気は目に見えません。だから、アヤシイものと誤解されること少なくありません。鍼灸師でも気を正確に理解している人って少ないような気がします。私もどれだけ正確にわかっているか自問自答しながら書いています。

私の治療院は養気院と言いますが「気を養う」って何だろう…
きちんと説明できなければ怒られてしまいます。


ここでいう「気」とは生命エネルギーです。
でも、これは目に見えません。

生命そのもの何なのか、近代科学でも説明できていません。
個体→器官→組織→細胞→DNA→???
???は本当に謎なのです。あることはわかっているが、それが何なのかさっぱりなのです。(ちなみに、大学時代の専攻は生物学でした。)

何かわからないものに、名前をつけようがありません。でも、昔の中国人は、その何かわからないものを表現しようと思いました。「気」という言葉を使って。

気は人間の生命の源でもあるし、自然の摂理を支配しているのも気です。
何度もいうようですが、目に見えません。

でも、気の存在や動きを捉えることはできます。
どんな方法があると思いますか?

答えは実に簡単です。
気が生命活動そのものを支配しているのですから、体や精神の変化はみんな気の働きによるものです。だから、生命現象の変化をみれば、気の動きがわかります。

鍼灸は気を動かして治療するものだとよく言われます。
その意味ってなんでしょうか…

鍼や灸が直接的に気に作用するわけではありません。皮膚を通じて、それが解明されていない反応経路(東洋医学では、これを経絡と言っています)を伝わって気に変化を与えるだけのことです。
不思議なものと思われてしまう鍼灸ですが、皮膚に刺激を与えたら、それが生命活動に何らかの変化を起こすのは、ごく自然なことです。

鍼や灸をすると、全身にさまざまな変化が起こります。それを一つ一つ別個に捉えていくと、収拾がつきません。だから、全身(心)の状態を同時にすべて捉えようとするなら、「気」の変化として扱った方が合理的です。

では、その「気の変化」をどう捉えるかってことですが、流派によって違います。たとえばどんな捉え方があるかというと、脈の打ち方を観て捉える方法、腹診で捉える方法、手足のツボで捉える方法、舌で捉える方法、問診もその一つです。この他にもたくさんあります。

本当にたくさんの方法がありますが、それは全部気の変化を捉える方法です。

前回は、東洋医学はマクロ的と書いてみましたが、これらの診察法はマクロ的に捉える方法と言っていいと思います。部分に全身情報が反映されるという陰陽論の基本です。

気は見えません。私にも見えません。
でも気はあります。それは生命の源だからです。

(気を感じるという鍼灸師や気功師がいますが、その意味は…?です)

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